…昨晩。
池袋駅発二〇時丁度の湘南新宿ラインに揺られ、花粉症で襤褸襤褸の状態で帰る。
何もせずとも、自動で鼻水が垂れて来る仕掛けに成ってしまっているのが癪だ…。
鼻は詰まり、呼吸困難に陥り、眼球の白目は真っ赤に染まり、僕は卯年ではない。
意識が遠くなりそうにボーっとした状態で、週の錆落としを此方で実施する…。
池袋駅発二〇時丁度の湘南新宿ラインに揺られ、花粉症で襤褸襤褸の状態で帰る。
何もせずとも、自動で鼻水が垂れて来る仕掛けに成ってしまっているのが癪だ…。
鼻は詰まり、呼吸困難に陥り、眼球の白目は真っ赤に染まり、僕は卯年ではない。
意識が遠くなりそうにボーっとした状態で、週の錆落としを此方で実施する…。
◎「生ビール(中)」五五〇円
…余りの混雑で座る席が無く、生温く生臭い厨房内で麦酒を呑まされると言う、
客を客とも思わない嫌がらせを受けた先週とは打って変わって、此の日はガラガラ。
何せ、店内に客は二名しか居らず、従業員の方が多いと言うから困る…。
ゆったりとカウンター席に腰掛け、胃腸痛の為に断っていた酒に四日振りに有り付く。
チビリチビリと胃腸の御機嫌を窺う様にして慎重に喉元を通して行く。
うん、大丈夫そうだ…。
…余りの混雑で座る席が無く、生温く生臭い厨房内で麦酒を呑まされると言う、
客を客とも思わない嫌がらせを受けた先週とは打って変わって、此の日はガラガラ。
何せ、店内に客は二名しか居らず、従業員の方が多いと言うから困る…。
ゆったりとカウンター席に腰掛け、胃腸痛の為に断っていた酒に四日振りに有り付く。
チビリチビリと胃腸の御機嫌を窺う様にして慎重に喉元を通して行く。
うん、大丈夫そうだ…。
◎「赤鶏タタキ」九五〇円
…魚が置かれているカウンター前のネタケースには魚は殆どいらっしゃらない。
思わず、「此れから釣りに行くの?」と訊きそうに成るのを堪えると、
何でも、此処数日の強風の影響で海が時化て市場に魚が入荷していないと言う。
此れでは鳥羽一郎も兄弟船が出せずに困ってしまうだろうな…。
こんな時に助かるのが、此方には赤鶏の叩きが有る。
と言うか、時化てなくても最近は毎週の様に頂いているが…。
胃腸痛が快方に向かっている記念に、薬味は卸大蒜で御願いする。
「二郎」系ラーメンを立て続けに頂いて胃腸がひっくり返ったのかも知れないが、
此の位の薬味程度の大蒜ならば宜しかろう…。
先ずは腿の部位から頂くと、毎度の事乍ら、しっかりとした弾力が有り、
引き締まった肉質が堪能出来、生前の脚力の強さが偲ばれる。
胸の部位は口の中に同化する様にしっとりとしており、柔らかさが特徴。
鶏でも何でも、胸は柔らかくないといけない…。
卸大蒜に胃腸が拒否反応を示す様子は無さそうだ。
◎「鶏唐揚げ玉子とじ(柳川風)」七三〇円
…続いては温かい物をと思い、久方振りに此方を頂く。
鶏の唐揚げを甘辛い味付けの玉子綴じにした物。
其れにしても、こんなに鶏肉ばかり頂いて、別段、巨乳化計画を推進している訳ではない。
然し、此処最近の太り過ぎで、何時の間にかBカップに成っていやしないかと不安になる…。
そんな不安に駆られ、出っ張った腹を摩った序に胸の大きさを確かめていると、
ダチョウ倶楽部が喜びそうな、グツグツと音を立てる土鍋が遣って来る。
一個を半分に切った鶏の唐揚げがゴロゴロ入り、玉子の黄金色を纏って煮立っている。
唐揚げは生姜の味が効いており、其れに玉子綴じの甘辛い味付けが相俟って、
何とも麦酒と、そして御飯と合う蠱惑的な味付けに仕上がっている。
此の日は麦酒五杯を頂戴し、閉店後はマスター、店長T氏等と呑みに行き、午前三時過ぎに帰宅する…。