続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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三月中席鈴本演芸場・昼の部(三月十三日)

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今朝方、午前三時迄呑んだくれていたが、九時には起床し、床を這いずり出る。
不思議なもので、仕事の日の朝は異様に起きるのが苦痛だが、
休みの日は案外すんなりと目覚められ、起きるも然程億劫ではない…。
朝風呂に入り、身支度を整え、一路、御徒町駅を目指す。
一月末に日進でオフ会を開催した、此の駄ブログの稀有な読者であらせられます所のBACCAさんと、
二度目のオフ会も兼ね、今回は未体験と言う寄席へとお誘いし、今回の運びと相成る…。
御徒町駅北口改札口で落ち合い、超高級百貨店「松坂屋」の地下食料品売場で辨當を購入し、
上野の娯楽の殿堂・鈴本演芸場へと乗り込む。
因みに、僕は鯖の押し寿司を摘みに缶麦酒を空け、デザートに鉄火丼を頂く。
個人的には鈴本演芸場は団体客や、寄席や落語に馴染みの無い方が多いので敬遠してしまう…。

●三月中席鈴本演芸場(三月十三日)
(昼の部)
 桂 才紫:「子褒め」
 翁家和楽社中(和楽、小楽、小花):太神楽曲芸(傘~五階茶碗~ナイフ)
 柳家さん生:「替わり目」
 林家種平:「お忘れ物承り所」
 ホームラン:漫才
 古今亭菊丸:「宗論」
 金原亭馬の助:「手紙無筆」~百面相(大黒天~恵比寿~達磨大師~花咲か爺~意地悪爺~分福茶釜の狸)
 太田家元九郎津軽三味線アリラン~コンドルは飛んで行く~イエスタデイ~パイプライン)
 柳家喜多八:「鈴が森」
 ―中入り―
 松旭斎美智・美登:マジック
 柳家はん治:「鯛」
 桂 藤兵衛:「半分垢」
 すず風にゃん子・金魚:漫才
 桂 才賀:「鹿政談」~踊り「函館の女」

予想通り、場内には団体客や、滅多に寄席に来ない様な人で溢れ返っている。
笑い屋の様に異常に大笑いし、携帯電話の着信音を鳴らすわ、普通に通話をしている不道徳な人も…。
ガッカリな溜息しか出ない…。
種平師は、桂 三枝会長作の「お忘れ物承り所」を。
個人的に種平師は、細かいギャグが散りばめられた「ぼやき酒屋」が好き。
最近、漫才ではホームラン師匠が手堅く爆笑を取っている。
馬の助師は「手紙無筆」の後、御得意の百面相を披露。
寄席芸に慣れていない客が多い為、此の百面相は拍手喝采の大盛り上がり。
アンコールの様な拍手に、何だか異様さを感じる…。
数年振りに観るのは、ミスター「日本代表」こと元九郎師匠。
ネタは何時ものと言うか、此れしか無いあれを、「ラ・クンパルシータ」を省いて演じる。
中トリは、「柳宮喜多八殿下」こと喜多八師。
高座の上がり降りの倦怠感の塊の様な虚脱感が堪らなく良い。
間抜けな泥棒は秀逸で、尻の穴に筍が刺さる件は最高。
裁判所の回し者ではないはん治師は、種平師同様、三枝会長のネタから「鯛」を。
そして、今席昼の部のトリは、刑務所慰問で有名な才賀師。
髪の毛を、ナイキの印に刈り込んだ頭で登場。
「鹿政談」の後、日本舞踊・宗家十八代目篠原流を名乗る師匠御馴染みの「函館の女」。
鬱陶しい客が多いが、寄席通いは矢張り良い…。

~御負け~
 上野恩師公園の入口の狂い咲き、もとい、早咲きの品種の桜が満開を迎えている。
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