続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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◆「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 ◎「魚介豚骨つけ麺(特盛)」七八〇円

 …立川での仕事を十九時に終え、中央線、武蔵野線埼京線を乗り継いで帰る。
  今日は一日、冬を思わせる寒さで、鼻が垂れるのは花粉症の所為か、寒さの所為か分かりゃしない…。
  すっかり新しく成った日進駅に着き、悲願の末に完成した北口には出ずに、
  何時もの南口に出て、晩御飯を済ませて帰る事にする。
  家に帰っても、此れから米を炊くのは億劫だし、玉子納豆掛け御飯以外には作れないし…。
  と言う事で、日進で数少ない真面な飲食店である此方へ、一ヶ月半振りに訪店。
  日曜日の晩だからか、若しくは、駅の反対出口が出来たからかは分からないが、
  店内には四名の客のみで、安心して入る事が出来る。
  すっかり此の街にも根付き、認知され、人気も出て来ている様で、
  「ラーメンデータベース」の「さいたま市北区」の括りでは堂々の二位の評価。
  僕が行く余地が無い程に行列も出来ているのを見掛け、敷居が高く成ってしまった…。
  店内に入り、券売機と対峙し、此の所ずっと「濃厚煮干しつけ麺」が続いているので、
  偶には「魚介豚骨つけ麺」を頂いてみようと、今年初めて頂く事にする。
  厨房内には、何時もの柔和な笑顔の店主が居るが、調理は殆ど助手に任せている様子。
  僕の「魚介豚骨つけ麺」も、若い助手の青年から手渡される。
  つけダレは濃厚な茶褐色をしており、芳しい湯気が立ち昇っている。
  麺は四八〇グラムで、器からこんもりと盛り上がっている。
  卓上のプラスチック製の箸を取り、久方振りの対面を果たすべく啜る。
  つけダレはとろみが有るが、「濃厚煮干しつけ麺」と比べるとサラッとしている。
  然し、開店当時よりは粘度が増しており、僕の様な「濃厚民族」は大歓迎。
  魚介の風味は、ガツンと来ない迄も、しっかりと風味が漂う。
  豚骨や鶏の動物系の出汁が強く出ている所為か、甘味が強く感じられる。
  久し振りに頂くと、矢張り此方も捨て難い。
  「濃厚煮干しつけ麺」とどちらを頂こうか、真剣に悩んでしまいそうだ…。
  麺は食べ応え十分で、然程の空腹感は無いが、貧乏性なので「特盛」を発注。
  「完全国産小麦麺」を謳い、黄色味を帯びた極太麺。
  音を立てて一気に啜ると、実に喉の通りが良い。
  ポキポキ、モチモチした食感は個人的には大好きだ。
  ラーメンに御詳しい大家の方の頁で、「澱粉麺」であると叩かれていたが、旨い物は旨い。
  澱粉が入っていようがいまいが、旨ければ何でも良い。
  僕はそんな、僅かな味の違いや、使用している原材料を見極められる舌を持っていないので…。
  具の叉焼には一目置いているのだが、今日のは余り感動は得られない。
  別段、不味い訳ではないのだが、出来にブレが有るのだろうか。
  麺麻は枕木の様なサックリ、シャキシャキとした太目の物。
  最後は例によってスープ割りはせず、原液の儘、グイッと飲み干し、店を後にする。
  矢張り、休みが一日だけだと身体に堪え、腰が拙い状態だ…。