続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「東京とんこつラーメン」【西立川】

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◆「東京とんこつラーメン」【西立川】

 ◎「角煮らーめん」八〇〇円

 …立川での仕事も三日目にして最終日。
  今朝は六時半起きで、眠たい身体が覚醒しない儘に電車に飛び乗り向かう。
  腰の痛みは騙し騙し、何とか遣り過ごして行くしかない。
  作業の合間、十三時に昼休憩で外に出る。
  昨日と同じファミリーレストランは反吐が出る程に嫌なので、五人して少し歩く。
  すると、比較的交通量の多い通りに、一際目立つ看板のラーメン店を発見。
  其の名も「東京とんこつラーメン」。
  此れ又、随分と大きく出たなと言う店名。
  店の外観は、田舎の街道脇に在るドライヴイン風のラーメン店の様な佇まい。
  とてもではないが、味の期待が持てそうには無い…。
  昼時にも拘らず、店内の客は二名のみで席は空いており、五名の大所帯でも優に入れる。
  然し、席はカウンターのみの一〇席しか無い。
  席に着き、卓上のメニューを眺め、「角煮らーめん」を発注。
  僕の悪い癖で、味の期待が出来ない店ならば、一番安いメニューを発注すれば良いものを、
  生来の堪え性の無さから、つい何かを載せたくなってしまう…。
  此方の角煮、メニューに「角煮丼」と言うのが有る位なので、其れなりに押しているのだろう。
  昼時はサーヴィスで「半ライス」が無料と言うので序に御願いをする。
  狭い厨房内には、無愛想極まりない、給食の小母ちゃん風の中年女性二名が居り、
  黙々と、且つ、気怠そうに仕事を熟している。
  目の前に寸胴が有り、厨房内の調理工程が手に取る様に見て取れる。
  丼に醤油ダレ、油ダレを入れ、長時間掛けて煮出したと言う豚骨スープを注ぐ。
  其れから、麺の湯切りを遣る気の無さそうに行い、丼に投入し、具を載せて提供される。
  店の外観、調理風景からして、此の上無く「やっちまった」感が漂っているので、
  「期待は失望のマザー」の格言を心に、蓮華でスープを一口啜る。
  ところが、思ったよりも悪くなく、隣りの同僚が「二郎っぽくありません?」と言われてはたと気が付く。
  確かに、「二郎」系に当たらずも遠からずで、言われてみればそんな気がしないでもない。
  慌てて、卓上の卸大蒜を投入し、胡椒を振り掛けてみる。
  見栄えとしては「ホープ軒」の様な感じで、大蒜の効いた醤油豚骨と言った趣き。
  発注の際、背脂を追加してコッテリで御願いすれば良かったと後悔してみる…。
  麺は中細の平麺で、緩やかな縮れが有り、醤油豚骨ラーメンにしては珍しいだろうか。
  給食の小母ちゃんが遣る気の無さそうに麺上げをしていたので、期待はしていなかったが、
  意外にも、計算された茹で時間で、適度な腰が有り、モッチリ感も有って悪くない。
  そして、驚いたのが具の角煮。
  精精、申し訳無さ程度にちょこんと載っているだけと思いきや、ゴロンとしたのが三つ。
  然も、真っ黒にタレを纏った味の濃い物が載っている。
  其の上、赤身の部位はホロホロと繊維に沿って解れる様な柔らかさと、しっかりとした噛み応え。
  脂身の部位はトロトロで柔らかく、コッテリとした豚の脂身が堪能出来る味わいで、
  無料の「半ライス」のおかずとして十分に成り立つから困るわね。
  卓上の沢庵の壺漬けを御飯の器に装った後だもの…。
  予想外の出来に寧ろ吃驚し、午後からの仕事の英気を養えるとは。
  「脱力系」のラーメン店と言う点では、「二郎」に通ずるのかも知れない…。

東京とんこつラーメン [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ

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住所: 東京都昭島市東町4丁目4-7
営業時間、定休日:
最寄り駅: 西立川
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※2010年3月30日時点の情報です。
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