続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「讃岐うどん 大和製麺所」【多摩センター】

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◆「讃岐うどん 大和製麺所」【多摩センター】

 ◎「温玉ぶっかけ 冷(大)」四八〇円+「ちくわ天」一〇〇円

 …今日はサンリオピューロランドが在る多摩センターへと出掛ける。
  別段、キテーさんが好きな訳ではないが、致し方無い…。
  今日も今日とて、仕事を黙々と熟し、労働している充足感は得られる。
  そんな中、十三時過ぎに同僚の方と昼御飯を摂りに寒空の中を外に出る。
  世間様は寒い、寒いと凍えている様だが、動き回っているこちとら汗ばんでいる。
  「寒い」と抜かす人間は、其れだけ労働していない証拠だ…。
  汗ばんだ火照った身体を冷やすべく、此方の讃岐饂飩の店へ一年八ヶ月振りに訪れる。
  今や、街に蔓延っているセルフ形式の讃岐饂飩店で、此方も御多分に洩れずに其れだ…。
  店内に入り、盆を手にし、流れる様に厨房の前を横にずれる。
  すると行き成り、饂飩を発注せねば成らない。
  普通、天麩羅やら何やらを取った最後に饂飩の発注をするのだが、此方は違う様だ。
  全く決めていなかったので、慌てて饂飩を発注する。
  「温玉ぶっかけの大を冷たいので…」と伝える。
  店に入る迄は、BACCAさんに散々言われている釜揚げ饂飩も良いかなと思いつつも、
  生来の凝り固まった趣味趣向、頑な迄の頑固振りから、今日発注した物は、
  図らずも、前回、初めて訪れた時と全く変わらぬ物を頂いている。
  「温玉ぶっかけ 冷(大)」と「ちくわ天」…。
  どれだけ頭の中で凝り固まっているんだよ!と突っ込みたくなる程。
  出来上がった「温玉ぶっかけ 冷(大)」を受け取り、竹輪の天麩羅を取り、会計を済ませる。
  席に着く前に、天かす、葱、卸生姜を入れてみる。
  さてと、腰を落ち着かせ、割り箸を割り、先ずは温泉玉子を割り、饂飩を絡ませる作業から入る。
  同時に、天かす、葱、卸生姜も満遍無く掻き混ぜる。
  饂飩はチェーン店とは思えない程、しっかりとした腰と弾力が有り、
  しっかりと水で〆られており、冷たくて旨い。
  幾ら寒いと言えども、饂飩は冷たい腰の効いた物で無いと駄目だ。
  店内の壁には饂飩の関する一口メモが記されており、江戸時代には、吉備国の艶やかで滑らかな饂飩と、
  江戸の濃い口の出汁を合わせて食べると言うのが食通の間では流行っており、
  距離的にも隔たりが有る土地の物を合わせて食べると言うのは至難の業で、
  其れを頂いている現代の饂飩喰いの人間は食通と言えよう、と言う内容の事が…。
  天かすはサクサクとした食感と共に、コッテリ感を増して呉れ、
  葱は九条葱と思しき物で、風味を加えて呉れる。
  卸生姜はピリッとして全体の味を引き締めて呉れる。
  竹輪の天麩羅は揚げ立てではないが、ジャンクな感じが味わえ、
  其れなりに旨さが感じられるが、個人的には青海苔を塗した磯辺揚げの方が雰囲気が出る。
  まあ、普通に普通の食事が出来るだけで最近は満足している…。