続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「和匠喜酒 かもん」【宮原】


 …昨晩。
  昨日は終日、余りに汚く散らかり放題の部屋の大掃除に取り掛かる。
  台所、風呂、洗面所、厠は勿論の事、布団カヴァー等、洗えるものは全て洗濯し、
  床は掃除機、モップ掛けを行い、塵も棄てられる物は全て棄て、
  丸で別人の部屋の様に成り、貴乃花親方の様に非常に清清しい心持ちに成ってみる…。
  そんな大掃除の打ち上げにと、久し振りに土曜日に此方に伺ってみる。

 ◎「生ビール(中)」五五〇円
 …店内に入ると、黄金週間初日だが二組の客しか居らず、閑散としている。
  皆、浮かれ狂って何処かに遠出してしまっているのだろう…。
  然し、僕としては静かに大人しく呑めるので有り難い。
  大掃除の疲れを癒すには、何と言っても麦酒が最高。
  冷たく苦味の効いた麦酒が、喉元を転げ落ちて行く感覚は堪らない…。

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 ◎「馬刺し」八八〇円
 ◎「まぐろ造り」九八〇円
 …御薦めメニューを眺めていると、珍しく馬刺しが有るのを発見。
  こちとら、長野県の血が半分流れているので、見て見ぬ振りは出来ない。
  父親の故郷である上田へ、夏休みに訪れると必ず食卓に上り、子供時分より馴染み深い。
  最近は三月に出張で出掛けた際も、「手打ち蕎麦処 東都庵」で馬刺しを摘みに一杯。
  そして、馬刺しだけでは何なので、マスターが鮪が良いと薦めて呉れ、逆らわずに従ってみる…。
  先ずは馬刺しから。
  生醤油に卸大蒜を溶いて頂く。
  トロッと口の中であっと言う間に蕩ける様で、歯の無い乳幼児や老人でも安心して頂ける程。
  脂が実に載っており、此の口当たり、甘味は絶妙。
  歯応えの有る赤身の部位も良いが、こうしてコッテリとした脂の載った味も良い。
  何だか、豪い高級食材を頂いているかの様だ。
  お次は御薦めの鮪を。
  色からして、脂が載っているのが分かる。
  中トロ、否、トロと言っても良いだろう。
  此れ又、口内の温度で脂が溶け出す様な感じで絶妙。
  特製刺身醤油の仄かな甘さと脂の甘味が相俟って、最高に旨い。
  どちらも濃厚な味わいで、麦酒が進むったら有りゃしない。

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 ◎「ロールキャベツ」五五〇円
 …次は何を頂こうかとぼんやりしていると、マスターが何かを出して呉れると言う。
  そう言い残して厨房の中に消え、数分後に戻って来て出して呉れたのが、
  デミグラスソースがたっぷり掛かったロールキャベツ。
  御負けに生クリームも掛けられており、デミグラスソースの茶色の中で白が鮮やかに見える。
  昨今の価格高騰の煽りを喰って、高級食材として祀り上げられているキャベツ。
  其の中に肉が詰まっているのだから、旨くない訳が無い。
  キャベツはしんなりとした感じだが、シャキシャキしたキャベツ特有の歯触り。
  中からはハンバーグの様な肉が詰まっており、此れがデミグラスソースと良く絡む。
  思わず、御飯が欲しく成ってしまう程だ。
  
 此の日は麦酒は五杯位は頂いただろうか。
 客足も途絶え、二十三時過ぎに閉店し、店長T氏に自動車で送って貰い、
 小腹が空いたので、「マクドナルド」で「ダブルクォーターパウンダーチーズ」を購入し、
 小奇麗に成った部屋で独り、缶麦酒の摘みに齧ると、何とまあ旨い事…。

 因みに、此の日の御薦めメニューは…、
 ・「かんぱち造り」七八〇円
 ・「はまち造り」七五〇円
 ・「赤鶏タタキ」九五〇円
 ・「炙りサーモン」七三〇円
 ・「まぐろブツ」六八〇円
 ・「ネギトロ」七三〇円
 ・「ブリ塩焼」七三〇円
 ・「みそ漬け鴨ロース」六八〇円
 ・「じゃが豚もち(3個)」五八〇円
 ・「五目さつま揚げ」五六〇円
 ・「なんこつ入り鴨つくね(2本)」三八〇円
 ・「鶏せせり肉天ぷら串(2本)」四八〇円
 ・「鶏せせり肉黒コショウ焼串(2本)」三六〇円
 ・「揚げイカシュウマイ(3個)」五三〇円
 ・「天日干しさんま丸焼」五八〇円
 ・「枝豆」五三〇円
 ・「カレイ姿唐揚げ」七八〇円
 ・「ほたるイカ沖漬け」四八〇円
 ・「たらチャンジャ」四八〇円
 ・「かつを酒盗」三八〇円
 ・「まぐろ酒盗」四三〇円