続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「伊達の牛たん」【仙台】

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◆「伊達の牛たん」【仙台】

 ◎「牛たん定食(塩)」一四七〇円+「とろろ」一五七円

 …昨日から八戸に入り、もう八戸を後にする。
  八戸駅八時五十七分発の「はやて八号」に乗車し、先週に続き、仙台に降り立つ。
  先週も雨で、仙台は今日も雨だった…。
  他の三名と別れ、僕は単独で仕事に向かう。
  仙台市地下鉄に乗車し、八乙女駅で降りる。
  八戸と言い、八乙女と言い、「八」に縁が有る様だ。
  僕の敬愛する原 辰徳監督の現役時代の背番号が「八」だった事から、昔から「八」は好きだ…。
  其れは兎も角、泉での仕事も順調に終え、十三時前には再び八乙女駅に戻る。
  其れから、他の三名に合流すべく、苦竹駅へと移動を開始する。
  仙台駅に舞い戻り、昼御飯を済ませる事にする。
  先週、行列の為に敢え無く断念した「駅構内の「牛たん通り」は、昼時とあって全店で行列。
  仕方無く踵を返し、駅ビルディングの地下の飲食店街を彷徨う。
  然し、何れも心をグッと鷲掴みにされる様な店は無く、当て所無く、駅構内へ引き返す。
  すると、「牛たん通り」の店では行列が出来ていた此方の別の店が在り、随分と空いている。
  もう此処しか無いと腹を括り、トランクケースを転がして店内に入る。
  カウンター席に陣取り、背広の上っ張りを脱ぎ、噴き出す汗を拭い乍らメニューを眺める。
  此処は普通に「牛たん定食」と、更には贅沢にもとろろも付けてみる。
  如何も、とろろには本当に弱く、用も無いのに、無駄に精を付けてみる。
  以上を発注すると、牛タンの味が「しお味」、「みそ味」、「しお・みそミックス」が有ると言い、
  奇を衒わずに、「しお味」で御願いするも、後に成って、折角なので、両方の味が愉しめる、
  「しお・みそミックス」にすれば良かったと、遠い地に来ても「後のフェスティヴァル」…。
  塩味だけに固執せず、もっと貪欲に、両方の味を欲張って味わえば良いのに…。
  「やっぱり、僕は駄目だナァ…」と俯き加減でしょぼくれていると、念願の牛タンが遣って来る。
  先週は頂けず、今週に賭けていただけに感慨は一入だ。
  まあ、其れ程の事ではないが、こんな高級品、滅多に頂けないので緊張してしまう…。
  貧乏性なので、先ずは付け合わせのキャベツの漬物から頂くと、中々に旨い。
  麦飯を一口頬張ると、漬物との相性も良い。
  そして、主役の牛タンに取り掛かる。
  こんがりと網目が付いて食欲をそそり、旨そうな茶色をしている。
  そう、旨い物は大概、茶色をしているのだ…。
  いざ、大口を開けて喰らい付くと、サックリとした歯触りで、プリップリしている。
  口の中で踊る様で、且つ、柔らかくて蕩ける様な感覚さえ持ち合わせている。
  炭火でじっくりと、其れで居て、焼き過ぎていないので、此の食感が出るのであろう。
  此の牛タン特有の食感が何とも言えずに旨い。
  塩加減も絶妙で、牛タンの本来の味を害わず、甘味を引き出すかの様な感じ。
  嗚呼、矢張り、名物だけあって旨い…。
  此方は麦飯が御替わり自由と言うので、しっかりと頂く。
  二膳目はとろろをぶっ掛け、牛タンとのコラボレイションを愉しむ。
  鮪とアボカド、葱トロに沢庵、鰻にとろろ…、牛タンととろろも此れ等に勝るとも劣らない、
  文句の付け様の無い組み合わせで、此れを編み出した人は偉い!
  ヅルヅルととろろ飯を掻っ込み、牛タンを噛み締める様にして頬張る。
  此れで何とか、午後も一踏ん張り出来そうだ…。




住所: 宮城県仙台市青葉区中央1丁目1-1
営業時間、定休日:
最寄り駅: 仙台
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※2010年5月26日時点の情報です。
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