続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「そば処 味奈登庵」【大船】

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◆「そば処 味奈登庵」【大船】


 ◎「富士山もりそば」五〇〇円+「かき揚げ天ぷら」一五〇円

 …昨日。
  一昨日、八戸、仙台を巡る東北巡業の旅から帰還し、此の日は大船へ出掛ける。
  矢張り、東北地方と違い、暑くて困る…。
  週の終わりとも成ると、身体はクタクタのヨレヨレの襤褸襤褸で、衰えを感じる。
  そんな老体に鞭打って、何とか仕事を熟し、十三時に昼御飯を摂りに出る。
  以前から気に成っていた、此方の蕎麦屋へ飛び込んでみる。
  此方の系列は、約二年前に「都筑佐江戸店」を訪れ、名物の「つけ天」を頂いている。
  其の際に、「富士山もりそば」と言う巨大盛りの蕎麦が有ると知り、二年越しの念願を叶える…。
  此方の系列は通常のフルサーヴィス店と、セルフサーヴィス店の形態に分かれており、
  此の「大船店」はセルフサーヴィス店で、先にレジスターで会計を済ませる方式。
  其の「富士山もりそば」と、気紛れで「かき揚げ天ぷら」を発注し、〆て六五〇円也。
  番号札を手渡され、呼ばれる迄、席に腰掛け、呆け老人の様に薄ぼんやりと過ごす。
  一〇分程で「二十六番の番号札の方どうぞ~」と、丸で病院で薬を貰うかの様に呼ばれる。
  受け取り口に取りに行くと、正に驚愕で、富士山の様に高く聳えた蕎麦の山が立ちはだかっている。
  一瞬、大丈夫かしらと怯むが、気を取り直し、戦闘意欲を掻き立てられる。
  慎重に、崩れない様に盆を運び、席に着く。
  さてと、山の頂上から、ジェンガ宜しく、倒壊しない様に箸で蕎麦を手繰る。
  蕎麦つゆに半分程を浸け、一気に唸りを上げる様にして啜る。
  小田原と横浜に在る製粉所から仕入れた厳選された蕎麦粉を使用し、蕎麦の風味、食感、
  喉越しを良くする為に、専用の麺機にミリ単位の独自の加工・調整を施して麺打ちをしていると言い、
  蕎麦は細く、啜るとツルツルと簡単に入って行き、適度な腰も感じられる。
  此れからの暑い季節は、こう言う喉の通りの良い物を頂くに限る。
  蕎麦つゆは、無添加の特選醤油を使用していると言い、どちらかと言うと辛口か。
  此れだけの量を頂くには、甘目だと途中で気持ち悪くなるだろうから、辛口の方が良かろう。
  問題は、果たして此の蕎麦の量で蕎麦つゆが足りるだろうかと言う不安…。
  蕎麦つゆの徳利に付け足し用が入っているとは言え、尋常ではない蕎麦の盛りだ。
  メニューには「お替わりつゆ」二〇〇円、と記されており、恐らく、蕎麦つゆの事だろう。
  然し、折角、此れ程の盛りの蕎麦を五〇〇円と言う破格値で頂いているのに、
  蕎麦つゆの御替わりをして二〇〇円払うのでは意味が無い…。
  何だかんだで七〇〇円払わせて、其れで利益を出そうと言う店の陰謀に嵌りたくは無い。
  なので、手繰った蕎麦の半分だけを浸して啜る事に徹する。
  時間が経つに連れ、蕎麦が乾き気味に成り、蕎麦つゆに浸していない箇所を啜ると、
  口の中がゴモゴモし、蕎麦つゆに浸った箇所に到達すると、漸く口内が潤うと言った塩梅…。
  蕎麦の山が半分片付いた所で、予備の蕎麦つゆを蕎麦猪口に注ぐ。
  此の辺りから、徐々に飽きが来る…。
  そんな時に役立つのが、掻き揚げ天麩羅。
  此れを箸で小さくし、蕎麦つゆに浸して齧ると、サクッと香ばしい軽い食感。
  桜海老、玉葱、人参、南瓜、三つ葉等が入っており、味覚を変える意味では効果的だ。
  とは言え、掻き揚げと言えども、蕎麦つゆにたっぷり浸け過ぎては衣が吸ってしまうので厳禁。
  少しだけ浸け、味が僅かに染みる程度で頬張る…。
  後半は蕎麦つゆの配分、胃袋の塩梅を計算し乍らなので、正直、味は如何でも良くなる。
  只、此の笊の上の蕎麦を遣っ付けるだけ。
  其れでも何とか全てを平らげ、僅かに残った蕎麦つゆに蕎麦湯を注いで一息…。
  一体、何グラム有るのかは分からないが、食べた感じとして、特盛のつけ麺を食べた後の様で、
  重さとしては五〇〇グラム有るか無いか程度だろう。
  う~ん、暫く蕎麦は良いかな…。
  
味奈登庵大船店 [ うどん、そば、丼 ] - Yahoo!グルメ



住所: 神奈川県横浜市栄区笠間2丁目2-1
営業時間、定休日:
最寄り駅: 大船
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※2010年5月29日時点の情報です。
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