◎「ラーメン」七〇〇円＋「子豚増し」一五〇円
…昨日は昼間の「鮨処 いっしん」での麦酒四杯から始まり、合間に散髪を挟み、
晩は「居酒屋 やず」で麦酒二杯、ハイボール一杯、電氣ブランを呷り、
「和匠喜酒 かもん」に移動して更に麦酒を二杯かっ喰らい、酒浸りの一日を過ごす。
今、僕を火葬したら結構良く燃えると思う程…。
そんな呑み疲れの身体で、今朝は起きれば一〇時半で、暑さで起こされると言う最悪の目覚め。
怠い身体に鞭打ち、風呂に入り、洗濯物を遣っ付ければ、あっと言う間に正午。
外は既に茹だる様な暑さで、外に出るのも憚られるが、空腹には代えられない。
先週に引き続き、大蒜補給が出来ていないので、此方で充填する事にする。
日曜日の昼に伺うのは久し振りで、混雑も予想され、今一乗り気ではないが…。
店に着くと、店頭には十一名の待ちが発生しているが、駐車場は空きが有り、事無きを得る。
駐車し、店に入り、先ずは券売機で食券を購入し、何時もの釦を押す。
如何も、「子豚増し」にせずには居られない身体に成ってしまった様だ…。
行列の最後尾に付くと、ゆとり教育の負の産物の様な若者が我が物顔で喋っているのが五月蠅い。
暑さが余計に増幅される気がして、氷柱で打ん殴ってやりたい程。
そんな鬱陶しい中を十五分、暑さにも耐え乍ら待ち、漸く店内に通される。
水を汲み、席に着き、水を飲み、火照った身体と心を冷ます…。
程無くしてトッピングを訊かれる段に成り、何時も通り「全増しで」と御願いをする。
過去に大蒜を入れ忘れられた店員なだけに、心は気が気じゃない…。
そして、其の五分後、今回はしっかり大蒜を入れられた形で提供して貰える。
何だ、遣れば出来るじゃないの…。
カウンター上の蓮華を取り、先ずはスープから堪能する。
まあ、毎回記す内容は同じで申し訳無いと、予め謝っておこう。
茶色に濁ったスープはドロッとして、僅かにとろみが感じられる程に濃厚。
密度が濃いと言うか、濃密で、有らゆる旨味がぎっしりと凝縮されて詰まっている印象。
豚骨の旨味を余す事無く、根こそぎ搾り取った感じの力強い味わい。
野菜には例によって、卓上のタレをドレッシング代わりにぶっ掛けて頂く。
スープの味も濃くなり、高血圧患者にとっては一石二鳥。
野菜はシャキシャキ感が有り、バリバリとして火が殆ど通っていない生の感じは無く、
適度な茹で加減で、野菜嫌いの僕でも、苦も無く頂けるのが嬉しい。
野菜の上にはコロンとした背脂が注がれており、甘味が有ってトゥルントゥルン。
此れ以上美肌に成ったら嫉妬されてしまいそうだ…。
野菜を粗方片付けないと、麺には辿り着けない程だが、今日の野菜の盛りは控え目で残念。
さて、麺はと言えば、此方も相変わらずの暴力加減。
「浅草開化楼」製の特注麺は、縄の様な極太麺で、箸で手繰るのも一苦労な太さと重さ。
正直、手が草臥れる程の重量感が有る。
なので、箸で少し持ち上げて、口から御出迎えしに行かねば成らない。
歯で咥え、犬食いの様にして持ち上げて、ワッシワッシと喰らい付く様にして啜る。
噛むと口の中でアウンアウン言ってしまいそうな強靭な腰と弾力が有り、
荒々しく、男らしく、荒くれ者と言った表現が似合う逞しい麺。
其れにも拘らず、木っ端アベックが又しても増殖気味で、麺が多いので麺少な目も出来ると言う、
店員の親切な助言に逆らい、普通盛りで発注する女が後を絶たない。
食べ切れなければ残せばよいと言う安易な考えは、親の躾が出来ていないのだろうな…。
そんな不道徳な人間はさて置き、自分のラーメンに専念する。
しっかりと入れて貰った大蒜は、徐々にスープに溶け出し、辛味と風味が刺激的で、
直に胃腸に伝わる感じで、数十分後に厠に駆け込む図が想像出来てしまう。
そして、豚はと言えば、もう絶品の域に達している。
バラ肉を巻いた物で、内側の赤身の部位はホロッとトロッとして、しっかりとした噛み応えと、
ふわふわの柔らかさで、パサパサした感じは一切感じられない。
外側の脂身は、プルンプルンのトロットロで、此れ又、コラーゲンたっぷり。
矢張り、「子豚増し」にして正解だと、心底思わせて呉れる。
食後は当然の事乍ら、蒸し風呂から出ただらしない中年で、見るに耐えない形相をしている。
如何せん、此の手のラーメンと対峙する際は、形振り構わずに立ち向かわないと返り討ちに遭うので、
出来る事ならば、出前を取って、家のエアーコンディショナーを点け、半裸で頂きたいものだ…。
晩は「居酒屋 やず」で麦酒二杯、ハイボール一杯、電氣ブランを呷り、
「和匠喜酒 かもん」に移動して更に麦酒を二杯かっ喰らい、酒浸りの一日を過ごす。
今、僕を火葬したら結構良く燃えると思う程…。
そんな呑み疲れの身体で、今朝は起きれば一〇時半で、暑さで起こされると言う最悪の目覚め。
怠い身体に鞭打ち、風呂に入り、洗濯物を遣っ付ければ、あっと言う間に正午。
外は既に茹だる様な暑さで、外に出るのも憚られるが、空腹には代えられない。
先週に引き続き、大蒜補給が出来ていないので、此方で充填する事にする。
日曜日の昼に伺うのは久し振りで、混雑も予想され、今一乗り気ではないが…。
店に着くと、店頭には十一名の待ちが発生しているが、駐車場は空きが有り、事無きを得る。
駐車し、店に入り、先ずは券売機で食券を購入し、何時もの釦を押す。
如何も、「子豚増し」にせずには居られない身体に成ってしまった様だ…。
行列の最後尾に付くと、ゆとり教育の負の産物の様な若者が我が物顔で喋っているのが五月蠅い。
暑さが余計に増幅される気がして、氷柱で打ん殴ってやりたい程。
そんな鬱陶しい中を十五分、暑さにも耐え乍ら待ち、漸く店内に通される。
水を汲み、席に着き、水を飲み、火照った身体と心を冷ます…。
程無くしてトッピングを訊かれる段に成り、何時も通り「全増しで」と御願いをする。
過去に大蒜を入れ忘れられた店員なだけに、心は気が気じゃない…。
そして、其の五分後、今回はしっかり大蒜を入れられた形で提供して貰える。
何だ、遣れば出来るじゃないの…。
カウンター上の蓮華を取り、先ずはスープから堪能する。
まあ、毎回記す内容は同じで申し訳無いと、予め謝っておこう。
茶色に濁ったスープはドロッとして、僅かにとろみが感じられる程に濃厚。
密度が濃いと言うか、濃密で、有らゆる旨味がぎっしりと凝縮されて詰まっている印象。
豚骨の旨味を余す事無く、根こそぎ搾り取った感じの力強い味わい。
野菜には例によって、卓上のタレをドレッシング代わりにぶっ掛けて頂く。
スープの味も濃くなり、高血圧患者にとっては一石二鳥。
野菜はシャキシャキ感が有り、バリバリとして火が殆ど通っていない生の感じは無く、
適度な茹で加減で、野菜嫌いの僕でも、苦も無く頂けるのが嬉しい。
野菜の上にはコロンとした背脂が注がれており、甘味が有ってトゥルントゥルン。
此れ以上美肌に成ったら嫉妬されてしまいそうだ…。
野菜を粗方片付けないと、麺には辿り着けない程だが、今日の野菜の盛りは控え目で残念。
さて、麺はと言えば、此方も相変わらずの暴力加減。
「浅草開化楼」製の特注麺は、縄の様な極太麺で、箸で手繰るのも一苦労な太さと重さ。
正直、手が草臥れる程の重量感が有る。
なので、箸で少し持ち上げて、口から御出迎えしに行かねば成らない。
歯で咥え、犬食いの様にして持ち上げて、ワッシワッシと喰らい付く様にして啜る。
噛むと口の中でアウンアウン言ってしまいそうな強靭な腰と弾力が有り、
荒々しく、男らしく、荒くれ者と言った表現が似合う逞しい麺。
其れにも拘らず、木っ端アベックが又しても増殖気味で、麺が多いので麺少な目も出来ると言う、
店員の親切な助言に逆らい、普通盛りで発注する女が後を絶たない。
食べ切れなければ残せばよいと言う安易な考えは、親の躾が出来ていないのだろうな…。
そんな不道徳な人間はさて置き、自分のラーメンに専念する。
しっかりと入れて貰った大蒜は、徐々にスープに溶け出し、辛味と風味が刺激的で、
直に胃腸に伝わる感じで、数十分後に厠に駆け込む図が想像出来てしまう。
そして、豚はと言えば、もう絶品の域に達している。
バラ肉を巻いた物で、内側の赤身の部位はホロッとトロッとして、しっかりとした噛み応えと、
ふわふわの柔らかさで、パサパサした感じは一切感じられない。
外側の脂身は、プルンプルンのトロットロで、此れ又、コラーゲンたっぷり。
矢張り、「子豚増し」にして正解だと、心底思わせて呉れる。
食後は当然の事乍ら、蒸し風呂から出ただらしない中年で、見るに耐えない形相をしている。
如何せん、此の手のラーメンと対峙する際は、形振り構わずに立ち向かわないと返り討ちに遭うので、
出来る事ならば、出前を取って、家のエアーコンディショナーを点け、半裸で頂きたいものだ…。
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※2010年7月4日時点の情報です。
ID:0007807112
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