続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「三丁目 にしや食堂」【日進】


 …十八時半過ぎに池袋での仕事を終え、湘南新宿ラインに揺られて帰る。
  肌に纏わり付く様な蒸し暑さと、満員電車の人熱れと、見知らぬ人の肌が触れる不快感に耐え、
  今晩は此方で晩御飯も兼ね、今週の初日が終わった打ち上げを開催する事にする…。

 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …店に入り、席に座り、「ルービーを!」と言う流れは決まっている。
  例によって女将さんが、チンカチンカのルービーを持って来て呉れる。
  ジョッキは真っ白に凍り、此の上無く冷えている。
  唇を付けると、氷で張り付いてしまいそうな程に凍っている。
  喉の奥を大きく開き、黄金色の液体を流し込む態勢を整え、後は喉を鳴らして呑むのみ。
  ゴッキュンゴッキュン言って呑むと、シャリッとしたシャーベット状の麦酒が胃袋に転げ落ちる。
  嗚呼、最高っ!
  御通しは紫蘇味噌。

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 ◎「豚バラ肉のしそ味噌焼定食」七〇〇円
 …冷たいプリン体を堪能した後は、何を頂くかを決める段。
  御薦めを記す黒板を見ると、「豚バラ肉」の文字が見える。
  此れと、先程の御通しの紫蘇味噌とやらを炒め合わせた物が今日の一押しの様子。
  豚バラ肉と言うだけで、発注せずには居られない。
  料理を待つ間、麦酒をもう一杯御替わりし、其の紫蘇味噌を舐める様にチビチビ遣る。
  そうこうして待っていると、例の物が遣って来る。
  見た目は、豚バラ肉を韮キムチと一緒に炒め合わせた様な色をしている。
  然し、味は紫蘇味噌…。
  此の紫蘇味噌は、紫蘇をサッと湯掻き、辣韮の酢漬け、鷹の爪、寿司の生姜
  (決して、「ガリ」などと無粋な言い方は断じてしない…)を攪拌機に掛け、味噌と和えた物らしい。
  豚バラ肉に此れを絡めて炒め合わせた物が此れ…。
  豚バラ肉は脂身の部位が勿論、プルンとしてジューシーで、肉汁がジュワッと染み出し、
  赤身の部位はパサパサ感は此れっぱかりも無く、柔らかくて肉厚。
  そして、紫蘇味噌はと言えば、紫蘇の香りがプーンと漂い、味噌の甘味、
  辣韮と生姜の酸味と辛味、鷹の爪のピリッとした辛さが何とも不思議と合う。
  今夜の調理人は娘さんではなかった為、予め、マヨネーズを付けて貰えなかったので、
  マヨネーズを催促して添えて貰い、此れに塗して頂く。
  豚バラ肉にマヨネーズが合わない筈が無く、此の組み合わせは鉄板だ。
  鰻にとろろ、牛タンにとろろ、鮪にアボカド、葱トロに沢庵と同様に素敵なコンビネイション。
  御飯をバクバクと頬張ってしまう。
  定食としては一〇〇点満点で、腕白中年には堪らん!

 麦酒は二杯頂き、其の冷たさで清涼感を受けるも、今夜も熱帯夜で寝られないのだろうな…。
  
にしや食堂 [ その他 ] - Yahoo!グルメ



住所: 埼玉県さいたま市北区日進町3丁目225
営業時間、定休日:
最寄り駅: 日進(埼玉県)
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※2010年7月12日時点の情報です。
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