続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「どかスタ」【高崎】

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◆「どかスタ」【高崎】


 ◎「どか塩」六八〇円+「生玉子」五〇円

 …毎朝毎朝、朝の五時半に隣家の換気扇の排気口から流れ来る油の臭いに苛まれ、
  只でさえ、蒸し暑い熱帯夜続きで寝不足だと言うのに、一層、其れに拍車が掛かっている。
  もう一眠りしたい時に、モワッと漂って来る油の籠った臭いに叩き起こされる…。
  朝起きればぐったりとしており、労働後の様な疲れ具合。
  此れから仕事に出掛けるとは思えない程に疲労している…。
  そんな身体に鞭打ち、今日も上州へと出掛ける。
  高崎線に揺られて高崎駅に降り立ち、全国的にも珍しい「零番線」から上信電鉄線に乗り換える。
  丸で、テレヴィヂョンのゲームに出て来そうな小さな電車はワンマン運転で、
  駅に着くと、運転手が料金を受け取ると言うローカル色が強く、無人駅だらけ…。
  上州七日市駅と言う、老朽化した民家の様な駅で降り、仕事を熟す。
  十四時に何とか仕事を終え、次の移動に備えるが、こう言う田舎では電車の時間に合わせるしかない。
  一時間に一本しか無い様な所では、時間との戦いで、其れを逃すと命取りに成り兼ねない…。
  十四時十九分発の電車に飛び乗り、取り敢えず、高崎駅へと戻る。
  時刻は十五時過ぎで、漸く、昼御飯に有り付ける。
  次の電車迄は四〇分以上有るので、高崎駅を出、腕白中年の聖地へと出掛ける。
  「すた丼」を模した丼を出す店が駅前に在り、以前、何度と無く通った。
  二〇〇九年十二月十五日以来、七ヶ月振りの訪店を試みる…。
  時間も時間なので、店内には先客一名しか居らず、先ずは券売機と対峙する。
  前回は「どかスタ」だったので、今回は一番好きな「どか塩」にしようと誓って来たが、
  「もつ煮定食」が好評に付き、六八〇円が六五〇円に値下げ中と言うではないか。
  こちとら、生来のホルモン教徒で、もつ煮と来れば目が無い。
  券売機の前で、女々しくも彼是と逡巡してしまう。
  さんざっぱら悩んだ結果、矢張り、丼飯を売りにしている店に久し振りに来たのだからと、
  「どか塩」の釦と、此の手の丼物には欠かせない「生玉子」の釦も序に押し、食券を購入。
  席に着き、食券を手渡すと、三分と言う驚異的な速さで丼が遣って来る。
  注文が入ってから調理する事を旨としている様だが、其の速さにはウルトラマンも吃驚…。
  玉子を割り、丼に投入し、箸で黄身を割り、攪拌する様にしてから頂く。
  此の「どか塩」は「しおゴマ風味」と謳われている通り、塩ダレの味わいと胡麻油の風味が良く、
  塩味の旨味が堪能出来、且つ、胡麻油の奥深いコクも愉しめるので良い。
  此れに生玉子が絡み合い、白身のドゥルっとした感じと、黄身の濃厚な味わいが、
  渾然一体と成って混ざり合い、腕白中年の心をグッと鷲掴みにして離さない…。
  途中から、卓上に置かれている柴漬けを、此れでもかと言う程に装う。
  此れが又、此の「どか塩」には柴漬けが良く合う。
  ポリポリと軽快な歯触りと、赤紫蘇の風味と酸味が心地好く、塩味の旨味を引き出して呉れる。
  丼の御飯の量も腕白サイズで、もう一頑張りしようではないかと思わせて呉れる量。
  そんな丼飯を平らげ、両毛線に乗り込み、駒形へと出掛けて行く…。

~御負け~
 「おい、大丈夫か…」と問い掛けたくなる様な上州七日市駅…。
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どかスタ高崎 [ その他 ] - Yahoo!グルメ



住所: 群馬県高崎市栄町3-22
営業時間、定休日:
最寄り駅: 高崎
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※2010年7月13日時点の情報です。
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