続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 らーめん 恵神」【西大宮】

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◆「つけ麺 らーめん 恵神」【西大宮


 ◎「豚そば」七五〇円

 …昨日。
  蒸し暑い梅雨が明けたのは良いが、今度遣って来るのは、気が違いそうに成る灼熱地獄…。
  容赦無く、ギラギラと照り付ける太陽は、人を正気でなくさせる様に思える。
  外に出れば、肌を刺す様な陽射しが降り注ぎ、呼吸をすると熱気を吸い込む様で、
  体内迄暑く、眉間に皺を寄せ、俯き勝ちに歩かざるを得ない。
  此の日は晩から、毎年恒例の「みやはらまつり」が開催される為、
  「和匠喜酒 かもん」に出掛ける予定になっており、其れを前に先ずは昼御飯。
  外に出る事も憚られる程の暑さだが、家には何一つ食糧が無い為、万止むを得ず外へ出る。
  何にしようかとさんざっぱら逡巡した結果、初めて訪れる此方に決定。
  さいたま市西区の清河寺五差路に在り、以前は「風風ラーメン」のフランチャイズ展開している、
  「テイクアクション」と言う会社が、現在は「恵神」と言う屋号の直営店へと転換している。
  其のメニューに中に「豚そば」と呼ばれる、「二郎」系を模した物が有ると言う情報を受け、
  額に汗をし乍ら、重い足取りで足を運ぶ。
  店に入ると、家族連れがテーブル席が片付け終わるのを待っており、
  カウンター席も食べ終わった丼が放置された儘で、何と無く、良くない予感が過る…。
  空いているカウンター席に何とか腰を落ち着け、メニューを一応は眺める。
  写真ではなく、絵入りのメニューに「豚そば」の文字を見付け、水を出されると同時に発注。
  片付けや水の提供や注文聞きを見る限り、余り手際や接客体制が整っているとは感じ難い…。
  発注から一〇分と掛からず、意外にも早く丼が遣って来る。
  極太麺を使用していると謳っており、且つ、此の状況を鑑みると意外だ。
  見た目は見るからに、「二郎」系を意識、模しているなと判別出来る物。
  盛りは少ない乍らも、上に野菜が盛られている。
  先ずは蓮華でスープから啜る。
  醤油ラーメンの様なスープに背脂が浮いており、啜ってみると、「二郎」のスープを極端に薄くし、
  更に甘味を加えたと言った感じで、本物とは可也の乖離が有り、全く別物と捉えた方が良さそう。
  何と無く、甘辛さを出そうと言う雰囲気は、何処と無く感じられるが…。
  野菜は萌やしとキャベツで、茹で加減はシャキシャキとクタクタの中間辺りで、
  個人的には嫌いではないが、卓上にラーメンダレが無い為、ドレッシング代わりに味付けが出来ない…。
  お次は、通称「G麺」、正式名称を「ゴッド麺」と称し、店の一番の売りにしている麺。
  「厳選した小麦粉を使い、麺麭粉に使う強力粉を織り交ぜて作り、濃厚なつけダレに負けない、
  インパクトの有る太さと食感が旨さを倍化させる」と謳っている。
  箸で手繰ると、確かに麺は極太で、縮れが効いており、力強さが感じられる。
  此れを実際に啜ってみると、あら、吃驚。
  市販の生ラーメンの麺の味がし、食感はフニャッとして、腰や弾力は皆無に等しい…。
  う~ん、厳しいか。
  強いて言えば、子供の頃、袋入りの乾麺ではなく、生ラーメンを食べた時の贅沢感や、
  こんなに旨いラーメンが有るのだろうかと感激した頃の懐かしさが感じられた点か…。
  卓上に卸大蒜が置かれているので、此れを投入して頂いてみると、
  「二郎」系の様な生大蒜を刻んだ物ではない為、安っぽい大蒜の味わいがしてしまう。
  此れが鰹の叩きや、鶏の刺身だったら十分に合うのだろうが…。
  最後の砦は叉焼
  脂身のプルプル感が有り、其れなりに旨く、最後に一筋の光明が射した感じ。
  他のつけ麺を頂いていないので何とも言えないが、再訪は如何だろうか…。