◎「オリジナルライス」六八〇円
…もう一体、こんな狂った暑さに接したら、如何やって生きて行けば良いか、皆目見当が付かない。
人間らしい暮らしが出来る快適な温度を遥かに超え、只、死を待つだけの様な暑さだ…。
毎晩毎晩、熱帯夜に魘され、ろくすっぽ睡眠も出来ず、睡眠不足に陥っている。
朝の五時半に、隣家の換気扇の排気口から流れてくる揚げ物の臭いに叩き起こされると言う、
嫌がらせと言うか、罰ゲームを受け、十分な睡眠が確保出来る筈が無い…。
良し、今宵は氷枕をして寝よう。
そんな計画を立て、家を出て、駅に辿り着く頃には、スプラッシュマウンテンの最前列で、
思いっ切り水を被った様な状態で、既にタオルが水分を吸えない程に汗だく…。
埼京線、東急東横線に揺られ、灼熱の綱島へと遣って来る。
其処から十五分歩けば、再び、風呂上がりの様に大汗をかき、とても此れから仕事が出来る状態でない。
呼吸をすれば熱風を吸い込み、食道が火傷しそうな中、発狂したいのを堪えて仕事する。
絶対、僕の死因は暑さだな…。
十三時に成り、取り敢えず、食事を摂って栄養補給する。
綱島と言えば、僕の中では此方が一番好き。
七月一日に、約一年一〇ヶ月振りの再訪を果たし、此方の良さをまざまざと実感する。
汗を拭き乍ら、店に入り、先ずは券売機と向き合う。
普段は「ランチ」を頂く事が多いのだが、今日は「エビフライ、魚フライ、ハムエッグ」の貼り紙。
残念乍ら、魚のフライが食べられないので、致し方無く回避。
其の他の日替わりの「おすすめＡ」、「おすすめＢ」、「おすすめＣ」は高級なので無理。
券売機の前で逡巡していると、後から客が入って来たので、早く決めねばならない。
前回、僕の後に入った客が立て続けに発注した「オリジナルライス」と言うのが気に成り、
此方に来る様になって初めて、其れを頂いてみる事にする。
店頭のメニューの写真を見る限り、オムカレーの様な形状をしているが、味や一体…。
先に出された生野菜とスープを頂いていると、何時も実直そうにフライパンを振る店主が、
直接、カウンター席正面に座った僕に皿を出して呉れる。
写真の通り、御飯に玉子焼きが載せられ、茶褐色のルウが掛けられている。
早速、匙を手にし、一口掬って頬張ってみる。
うん、ハヤシライスだ。
個人的に、旨いハヤシライスを頂いた機会が少ないのか、レトルトの不味いのを食べた所為か、
余りハヤシライスには良い印象が無く、寧ろ、敬遠し勝ちだ。
然し、此方のハヤシライスは一口頂いて、過去の其れとは明らかに一線を画す物であると感じる。
過去に頂いたハヤシライスは何れも、味が薄いと言うか、深みの無い薄っぺらい物が多かった。
其れに対し此方のは、芳醇な風味が有り、味が濃いと言うか、奥行きの有る味わい。
甘味も有り、中身のしっかりしたコクの有る物で、匙を持つ手が止まらない。
其れと絶妙に混ざり合うのが、半熟の玉子焼き。
黄身がトロットロで、此のハヤシライスを円やかにして呉れる。
半熟の玉子は、何時の世も人を幸せにする不思議な力が有る…。
玉子焼きの裏に隠れているが、茶色い福神漬けもしっかり盛られており嬉しい。
此方は何を頂いても外れが無いのが素晴らしい。
開店八周年と言う貼り紙が店内に有るが、何時迄も続いて欲しい名店だ…。
人間らしい暮らしが出来る快適な温度を遥かに超え、只、死を待つだけの様な暑さだ…。
毎晩毎晩、熱帯夜に魘され、ろくすっぽ睡眠も出来ず、睡眠不足に陥っている。
朝の五時半に、隣家の換気扇の排気口から流れてくる揚げ物の臭いに叩き起こされると言う、
嫌がらせと言うか、罰ゲームを受け、十分な睡眠が確保出来る筈が無い…。
良し、今宵は氷枕をして寝よう。
そんな計画を立て、家を出て、駅に辿り着く頃には、スプラッシュマウンテンの最前列で、
思いっ切り水を被った様な状態で、既にタオルが水分を吸えない程に汗だく…。
埼京線、東急東横線に揺られ、灼熱の綱島へと遣って来る。
其処から十五分歩けば、再び、風呂上がりの様に大汗をかき、とても此れから仕事が出来る状態でない。
呼吸をすれば熱風を吸い込み、食道が火傷しそうな中、発狂したいのを堪えて仕事する。
絶対、僕の死因は暑さだな…。
十三時に成り、取り敢えず、食事を摂って栄養補給する。
綱島と言えば、僕の中では此方が一番好き。
七月一日に、約一年一〇ヶ月振りの再訪を果たし、此方の良さをまざまざと実感する。
汗を拭き乍ら、店に入り、先ずは券売機と向き合う。
普段は「ランチ」を頂く事が多いのだが、今日は「エビフライ、魚フライ、ハムエッグ」の貼り紙。
残念乍ら、魚のフライが食べられないので、致し方無く回避。
其の他の日替わりの「おすすめＡ」、「おすすめＢ」、「おすすめＣ」は高級なので無理。
券売機の前で逡巡していると、後から客が入って来たので、早く決めねばならない。
前回、僕の後に入った客が立て続けに発注した「オリジナルライス」と言うのが気に成り、
此方に来る様になって初めて、其れを頂いてみる事にする。
店頭のメニューの写真を見る限り、オムカレーの様な形状をしているが、味や一体…。
先に出された生野菜とスープを頂いていると、何時も実直そうにフライパンを振る店主が、
直接、カウンター席正面に座った僕に皿を出して呉れる。
写真の通り、御飯に玉子焼きが載せられ、茶褐色のルウが掛けられている。
早速、匙を手にし、一口掬って頬張ってみる。
うん、ハヤシライスだ。
個人的に、旨いハヤシライスを頂いた機会が少ないのか、レトルトの不味いのを食べた所為か、
余りハヤシライスには良い印象が無く、寧ろ、敬遠し勝ちだ。
然し、此方のハヤシライスは一口頂いて、過去の其れとは明らかに一線を画す物であると感じる。
過去に頂いたハヤシライスは何れも、味が薄いと言うか、深みの無い薄っぺらい物が多かった。
其れに対し此方のは、芳醇な風味が有り、味が濃いと言うか、奥行きの有る味わい。
甘味も有り、中身のしっかりしたコクの有る物で、匙を持つ手が止まらない。
其れと絶妙に混ざり合うのが、半熟の玉子焼き。
黄身がトロットロで、此のハヤシライスを円やかにして呉れる。
半熟の玉子は、何時の世も人を幸せにする不思議な力が有る…。
玉子焼きの裏に隠れているが、茶色い福神漬けもしっかり盛られており嬉しい。
此方は何を頂いても外れが無いのが素晴らしい。
開店八周年と言う貼り紙が店内に有るが、何時迄も続いて欲しい名店だ…。
因みに、今日の日替わりメニューは…、
・「ランチ（エビフライ、魚フライ、ハムエッグ）」六八〇円
・「おすすめＡ（帆立とナスのカレー）」六八〇円
・「おすすめＢ（エビフライ２本、帆立フライ３ヶ）」九〇〇円
・「おすすめＣ（エビフライ、ヒレカツ、ハンバーグ）」一〇〇〇円
洋食ポワレ [ 洋食 ] - Yahoo!グルメ
・「ランチ（エビフライ、魚フライ、ハムエッグ）」六八〇円
・「おすすめＡ（帆立とナスのカレー）」六八〇円
・「おすすめＢ（エビフライ２本、帆立フライ３ヶ）」九〇〇円
・「おすすめＣ（エビフライ、ヒレカツ、ハンバーグ）」一〇〇〇円
洋食ポワレ [ 洋食 ] - Yahoo!グルメ
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※2010年7月21日時点の情報です。
ID:0001335143
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