続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「GRILL HUNTER」【池袋】

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◆「GRILL HUNTER」【池袋】

 ◎「とろ~りチーズの手ごねハンバーグステーキ&特製から揚げ」七八〇円+「アイスコーヒー」一〇〇円

 …もう、一体何なんだ、此の暑さは!
  此れは絶対、暑さが原因で事件が起きても可笑しくは有るまい。
  呼吸をすれば、気管支に熱風を吸い込む様なもので、喉の奥が日焼けしそうだ…。
  三連休明けの社会復帰初日から、こんなにも気分を害する様な暑さでは、金曜日迄持たないだろう。
  肌は焼け付く陽射しにヒリヒリと痛く、目も開けていられない程に眩しい。
  眉間に皺を寄せ、タオルで拭っても拭っても噴出する汗に苛立ち、朝一で池袋に向かう。
  室内に居ても暑く、団扇で扇ぎ乍ら、パーソナルなコンピューターと睨めっこをする…。
  午後から、此の灼熱地獄の中、センター北へと出掛けねばならない為、
  出発する前に池袋で食事を済ませようと、十三時に地獄へと出る。
  予め目星も付けておらず、思い付きで訪れた「つけ麺屋 やすべえ」は無駄に混んでおり回避し、
  当て所無く、ふらふらと熱に魘される様にして歩き出す…。
  そして、東口の桃色繁華街の一画の近くに辿り着いた所で、魅惑的な店が在るのを思い出す。
  昨年一〇月十六日に、会社の人達と徒党を組んで初めて訪れ、腕白中年が歓喜する、
  見事な迄の鉄板のおかずに打ちのめされた此方へ、九ヶ月振りに訪れてみる。
  地下へと続く階段を下り、店の扉を開けて入ると、客は誰も居らず、店内は仄暗い。
  浅黒い、印度、巴基斯坦、錫蘭周辺出身と思しき店員が出迎えて呉れる。
  テーブル席に腰掛け、出された冷水を一気に飲み干し、メニューを眺める。
  前回は「特製からあげ&ハンター焼き」だったが、他に気に成るメニューが有り、
  次回は其れにしようと決めていたのが、「とろ~りチーズの手ごねハンバーグステーキ」。
  「びっくりドンキー」ではチーズハンバーグしか頼まないチーズフェチには堪らず、
  迷わず此れにし、此方の名物と思しき「特製から揚げ」と相盛りの此れを発注。
  料理を待つ間も、汗は一向に引かず、此の異常な暑さに腹を立てる…。
  只でさえ暑いのに、ヂウヂウと音を立てた鉄板が、暑い国の人に依って運ばれて来る。
  失敗した…。
  何も、こんなに暑い日に鉄板焼きを食べなくても…。
  僕の御馴染みの「後のフェスティヴァル」だ…。
  兎に角、食事を摂らなくてはバテるので、熱さを我慢して頂く。
  先ずはハンバーグ。
  デミグラスソースがたっぷりと掛かっており、見た目には正しいハンバーグ…。
  箸で割って頬張ると、久し振りに頂くハンバーグの食感。
  デミグラスソースは思ったよりは味が薄めで、もっとコッテリと濃厚で味が濃くても良い。
  う~ん、最近、舌が可笑しく成って来ているのだろうか…。
  其れでもチーズは円やかな味わいを醸し出し乍ら蕩けており、先ず先ず。
  そして、三連休に「和匠喜酒 かもん」で鱈腹頂いた鶏の唐揚げだが、此方でも頂く。
  前回にも頂いたが、数種類の香辛料を混ぜ合わせたタレに漬け込んで揚げたと言う。
  表面はカリッと、否、ガリッとした食感で、口の中を切りそうな感じ…。
  プリッとした弾力を感じると言う物ではないが、パサパサした感じも然程無い。
  味付けは「ダイショー 味・塩こしょう」の様な味わいも有り、ジャンクさが強い。
  其れにしても、食べている最中も汗は止まらず、瀧の様に流して食事をする。
  鳩尾の辺りを汗が伝って行くのが分かる程で、兎にも角にも暑い!
  空調の届き難い場所に座ってしまった様で、もっと涼しい場所に移動したいが、
  如何せん、店員は浅黒い南亜細亜人なので、下手に我が儘を言うと、
  自爆テロでもされやしないかとの恐怖心から、黙って汗を流して食べ続ける…。
  無料の御飯の御替わりも恐る恐る頂戴し、冷やし珈琲で少し落ち着かせ、
  ジリジリと焼ける様な暑さの中、センター北へと移動を開始する…。