…気が狂いそうな灼熱地獄の中、既にタオルは繊維としての機能を失い、水分を吸わなくなっており、
黒いシャツを着ていたならば、自然に塩が精製され、専売公社時代なら逮捕されている程…。
館林では三十八.九度を記録したとかで、此の国、否、此の星は如何かしている。
其の内、日本の上を赤道が通る日が来るだろう…。
そんな訳の分からない暑さの中、重たい鞄を提げ、綱島、川崎を廻り、
すっかり陽に焼け、腕は浅黒く変色している…。
京浜東北線、高崎線を乗り継ぎ、宮原駅にやっとの思いで戻って来る。
今日は此方で冷たい麦酒を呑まずには居られず、閉店時間三〇分前に何とか転がり込む…。
黒いシャツを着ていたならば、自然に塩が精製され、専売公社時代なら逮捕されている程…。
館林では三十八.九度を記録したとかで、此の国、否、此の星は如何かしている。
其の内、日本の上を赤道が通る日が来るだろう…。
そんな訳の分からない暑さの中、重たい鞄を提げ、綱島、川崎を廻り、
すっかり陽に焼け、腕は浅黒く変色している…。
京浜東北線、高崎線を乗り継ぎ、宮原駅にやっとの思いで戻って来る。
今日は此方で冷たい麦酒を呑まずには居られず、閉店時間三〇分前に何とか転がり込む…。
◎「生ビール(中)」五〇〇円
…テーブル席を確保し、厨房を覗き込み、女将さんに「ルービー!」と発注。
勿論、チンカチンカに冷えた冷やっこいルービー…。
真っ白に凍ったジョッキを手にし、グイッと暑さを呑み干す様にして呷る。
シャリシャリとした黄金色のプリン体がシャーベットと成って、
食道を勢い良く転げ落ち、胃袋にストンと収まる。
嗚呼、旨い!
此の一杯の為に、今日一日労働したと言っても過言ではない。
…テーブル席を確保し、厨房を覗き込み、女将さんに「ルービー!」と発注。
勿論、チンカチンカに冷えた冷やっこいルービー…。
真っ白に凍ったジョッキを手にし、グイッと暑さを呑み干す様にして呷る。
シャリシャリとした黄金色のプリン体がシャーベットと成って、
食道を勢い良く転げ落ち、胃袋にストンと収まる。
嗚呼、旨い!
此の一杯の為に、今日一日労働したと言っても過言ではない。
◎「とりもも肉のカリカリ焼き定食」七〇〇円
…此の暑さなので、食事は何にしようかと熟慮を重ねる。
「冷汁セット」に惹かれるが、「トマトカレー」にも食指が動く。
昼間にハヤシライスを頂いたにも拘らず…。
「牛スジ煮込み定食」も良いが、きっと熱いだろうなと思い回避。
結局、行き着く先は御決まりの「とりもも肉のカリカリ焼き定食」で、
原点回帰と言うか、初心に帰って、此れを摘みに麦酒を遣る。
実に六月六日以来、約一ヶ月半振りに頂く。
相変わらず、皿から食み出そうな程に豪快で、魅惑的なのは変わらない。
今宵は調理人が娘さんではない為、マヨネーズが添えられておらず、
厚かましいのを承知で催促し、心置き無く、安心して頂く。
表面はカリカリとして、名前通りの香ばしさで、高々一ヶ月半振りにも拘らず、
何だか豪い年月が経過した様にさえ感じられ、感慨深い…。
鶏腿肉はジューシーで、パサパサ感とは無縁の旨さ。
黒胡椒のピリッとした辛さが爽やかで、暑さを増幅させる事は無い。
然し、御飯が炊き立てらしく、其の所為で汗が止め処無く滴り落ちる。
マヨネーズを塗して頂くと、コッテリ感が増し、腕白中年には堪らない濃度。
麦酒の摘みとして、御飯のおかずとして頂き、此れならば夏バテもしまい。
今夜も熱帯夜なのが鬱陶しい…。
にしや食堂 [ その他 ] - Yahoo!グルメ
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※2010年7月21日時点の情報です。
ID:0000302098
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