…月曜日。
終日、池袋でのパーソナルなコンピューターとの睨めっこの仕事を十八時過ぎに終え、
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう前に、ポツポツと降り出して来る。
そんな中、生来の無精の為、折り畳み傘を出すのが億劫なので、
雨に濡れ乍ら池袋駅迄歩き、湘南新宿ラインに揺られて宮原駅に舞い戻る。
流石に、此処からは折り畳み傘を已む無く出し、傘を差して家路を辿る。
其の道すがら、翌日からの静岡出張の景気付けも兼ね、此方へちょいと寄り道を…。
終日、池袋でのパーソナルなコンピューターとの睨めっこの仕事を十八時過ぎに終え、
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう前に、ポツポツと降り出して来る。
そんな中、生来の無精の為、折り畳み傘を出すのが億劫なので、
雨に濡れ乍ら池袋駅迄歩き、湘南新宿ラインに揺られて宮原駅に舞い戻る。
流石に、此処からは折り畳み傘を已む無く出し、傘を差して家路を辿る。
其の道すがら、翌日からの静岡出張の景気付けも兼ね、此方へちょいと寄り道を…。
◎「生ビール(中)」五〇〇円
…幾ら終日、室内に居たとは言え、暑いものは暑い!
夏と言う季節が死ぬ程嫌いなのだから致し方無い…。
店に入り、席に座る前に女将さんと目が合い、例の物を発注する。
そう、合言葉は「チンカチンカ」。
真っ白に凍るジョッキに注がれた麦酒は、労働後とあっては、何物にも代え難い代物。
喉を大きく開いて、ゴッキュンゴッキュン鳴らし乍ら、麦酒を流し込む。
嗚呼、「ジョッキ生」のコマーシャルは良いな…。
御通しは金平牛蒡。
…幾ら終日、室内に居たとは言え、暑いものは暑い!
夏と言う季節が死ぬ程嫌いなのだから致し方無い…。
店に入り、席に座る前に女将さんと目が合い、例の物を発注する。
そう、合言葉は「チンカチンカ」。
真っ白に凍るジョッキに注がれた麦酒は、労働後とあっては、何物にも代え難い代物。
喉を大きく開いて、ゴッキュンゴッキュン鳴らし乍ら、麦酒を流し込む。
嗚呼、「ジョッキ生」のコマーシャルは良いな…。
御通しは金平牛蒡。
◎「舞たけ汁定食」七〇〇円
…食事を何にしようかと考えていると、此の日の御薦めメニューを記す黒板には、
「舞たけ汁定食」としてあり、女将さんから更に、舞茸の天麩羅も出来ると薦められる。
舞茸の天麩羅は確かに好きだ。
只、此の暑さの中、揚げ物を喰らう若さは疾うに無い…。
舞茸が今が旬だと言う情報を受け、記されている通り、「舞たけ汁定食」を発注。
後で此の選択が裏目に出るとは…。
麦酒を呑み始めた所で、高等学校時分の悪友から電話が有り、此れから呑みに行く羽目に成ったりと、
結構、忙しなく成って来るが、食事はゆっくりと落ち着いて済ませたいものだ…。
そして、女将さんが「舞たけ汁定食」の盆を運んで来て呉れる。
其の名の通り、舞茸の汁が主菜。
大きな丼に注がれた舞茸の汁物は醤油味で、具が所狭しと盛り込まれている。
舞茸、薩摩揚げ、牛蒡、人参、蒟蒻、里芋、大根、椎茸、葱、刻み海苔。
僕が滅多に摂取しない食品群がふんだんに入っている。
汁の味付けは甘辛く、饂飩や蕎麦のつゆの味が基本と成っていよう。
そして、主役の舞茸は吃驚する様な大きさで、食べ応え満点。
シャキシャキとした新鮮な歯触りで、「雪国まいたけ」の郷ひろみも吃驚!
汁を吸って、何とも言えない味を醸し出している。
然し、僕の戦いは、此の汁物の熱だ…。
極端な暑がりの上に、猫舌である事を昨年気付き、熱い物を頂くには不向きな人種にも拘らず、
好物の舞茸の天麩羅を蹴って迄、「舞たけ汁定食」を選択し、返り討ちに遭う。
非常に美味しいのだが、何かの病気の様に汗が大量に噴き出し、流れ落ち、
もう、人前に出られる様な状態ではなく、見苦しさを通り越し、此れは立派な迷惑防止条例違反!
見るに耐えない程の汗を流し、死んでしまいたい程…。
既に水分を吸う許容範囲を超えたタオルで誤魔化し、何とか完食。
嗚呼、業務用の大型冷凍倉庫で此れを頂きたい…。
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※2010年7月28日時点の情報です。
ID:0000302098
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