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◆「馳走麺 狸穴」【池袋】
「馳走麺 狸穴」【池袋】
◎「濃厚つけ麺(特盛)」七八〇円
…月曜日。
今週に成り、朝の五時半に隣家の換気扇の排気口から油の臭いが漂って来ない様に感じる。
夏休みに入り、子供の弁当を作らずに済んでいるからなのか、若しくは、此の暑さの所為で、
朝からカツ丼でも喰らっていた習慣を改めたのか、真偽の程は不明だ…。
とは言え、寝苦しい事には変わり無く、氷枕をして熱帯夜を凌いでいる。
此の日は終日池袋での仕事の為、埼京線に揺られて出掛ける。
池袋駅に降り立って何時も思うのだが、北口改札口を出て東口へ出た所で、
朝の九時前だと言うのに、何処かの店からか、猛烈な油の臭いが充満していて気持ち悪い…。
如何してこうも油の臭いに苛まれるのか。
幾ら腕白でも、始終油の臭いがしていなくても良い…。
朝一からパーソナルなコンピューターと睨めっこし、乾き目に苦しまされ乍ら仕事を熟す。
十三時に成り、腹も空いて来たので、同僚の方と昼御飯を摂りに外へ出る。
相変わらずの灼熱地獄で、生きているのが嫌に成る…。
此の暑さの所為で然して食欲も無いが、比較的食べ易いつけ麺でも啜ろうと、
四月十六日に初めて訪れた此方へ、二度目の訪店をしてみる。
御天道様が容赦無くギラギラと照り付けていると言うのに、店頭には二~三名の待ち。
並ぶ気力が失せるが、仕方無く、先に食券を購入して並ぶ事にする。
今回も、前回に続いて「濃厚つけ麺(特盛)」の釦を押し、食券を購入。
如何も、蕎麦粉を使用していると言う「肉盛りつけ蕎麦」を頂く勇気は持てなかった…。
良くも飽きずに照り付けている陽射しの下、一〇分強並び、漸く店内へ。
家の近所の歩道で乾涸びて死んでいる蚯蚓の気分が良く分かる…。
出された冷水を立て続けに飲み干し、少しでも身体を冷やす。
そして、一〇分程経って、「濃厚つけ麺(特盛)」が運ばれて来る。
約三ヶ月振りに対面するつけ麺は、今流行りの濃厚な魚介系醤油豚骨で、茶濁している。
此の手のつけ麺は、「濃厚民族」には堪らない…。
四八〇グラム有ると言う麺を手繰り、濃厚な茶褐色をしたつけ汁に浸すと、
ポタージュスープの様にドロッとしているので、麺にたっぷりと纏わり付き、
一気につけ汁の量が減り、最後迄持つか如何か、心許無くなる…。
此れを啜れば、魚粉のジャリッとした食感が感じられ、正に、今流行りの味と言った趣き。
鶏で取ったと思われるスープはとろみが有り、まったりと円やかな味わい。
辛味と酸味は強く感じられず、出汁から醸し出される自然の甘味が有る。
ともすれば、何処でも頂ける様な感じの流行りの味だが、個人的には好きなので構わない。
其れよりも、食べ進むに連れ、着々と減って行くつけ汁の配分が気掛かり…。
麺はモッチリとした感じで、腰よりも弾力が勝っている感じ。
極太で力強さが感じられるが、そこはかとなく繊細さを持ち合わせている様にも感じる。
具の刻み叉焼は脂身のトロトロ、プルプル感と、赤身のホロッと解れる感じが同居して旨い。
麺麻は至って普通の感じで、欲を言えば、枕木の様な極太の物の方が好み。
最後は、スープ割りと言う軟弱な事はせず、男は黙って、原液の儘、グイッと飲み干し退店。
外に出れば暑いから参っちゃう…。
今週に成り、朝の五時半に隣家の換気扇の排気口から油の臭いが漂って来ない様に感じる。
夏休みに入り、子供の弁当を作らずに済んでいるからなのか、若しくは、此の暑さの所為で、
朝からカツ丼でも喰らっていた習慣を改めたのか、真偽の程は不明だ…。
とは言え、寝苦しい事には変わり無く、氷枕をして熱帯夜を凌いでいる。
此の日は終日池袋での仕事の為、埼京線に揺られて出掛ける。
池袋駅に降り立って何時も思うのだが、北口改札口を出て東口へ出た所で、
朝の九時前だと言うのに、何処かの店からか、猛烈な油の臭いが充満していて気持ち悪い…。
如何してこうも油の臭いに苛まれるのか。
幾ら腕白でも、始終油の臭いがしていなくても良い…。
朝一からパーソナルなコンピューターと睨めっこし、乾き目に苦しまされ乍ら仕事を熟す。
十三時に成り、腹も空いて来たので、同僚の方と昼御飯を摂りに外へ出る。
相変わらずの灼熱地獄で、生きているのが嫌に成る…。
此の暑さの所為で然して食欲も無いが、比較的食べ易いつけ麺でも啜ろうと、
四月十六日に初めて訪れた此方へ、二度目の訪店をしてみる。
御天道様が容赦無くギラギラと照り付けていると言うのに、店頭には二~三名の待ち。
並ぶ気力が失せるが、仕方無く、先に食券を購入して並ぶ事にする。
今回も、前回に続いて「濃厚つけ麺(特盛)」の釦を押し、食券を購入。
如何も、蕎麦粉を使用していると言う「肉盛りつけ蕎麦」を頂く勇気は持てなかった…。
良くも飽きずに照り付けている陽射しの下、一〇分強並び、漸く店内へ。
家の近所の歩道で乾涸びて死んでいる蚯蚓の気分が良く分かる…。
出された冷水を立て続けに飲み干し、少しでも身体を冷やす。
そして、一〇分程経って、「濃厚つけ麺(特盛)」が運ばれて来る。
約三ヶ月振りに対面するつけ麺は、今流行りの濃厚な魚介系醤油豚骨で、茶濁している。
此の手のつけ麺は、「濃厚民族」には堪らない…。
四八〇グラム有ると言う麺を手繰り、濃厚な茶褐色をしたつけ汁に浸すと、
ポタージュスープの様にドロッとしているので、麺にたっぷりと纏わり付き、
一気につけ汁の量が減り、最後迄持つか如何か、心許無くなる…。
此れを啜れば、魚粉のジャリッとした食感が感じられ、正に、今流行りの味と言った趣き。
鶏で取ったと思われるスープはとろみが有り、まったりと円やかな味わい。
辛味と酸味は強く感じられず、出汁から醸し出される自然の甘味が有る。
ともすれば、何処でも頂ける様な感じの流行りの味だが、個人的には好きなので構わない。
其れよりも、食べ進むに連れ、着々と減って行くつけ汁の配分が気掛かり…。
麺はモッチリとした感じで、腰よりも弾力が勝っている感じ。
極太で力強さが感じられるが、そこはかとなく繊細さを持ち合わせている様にも感じる。
具の刻み叉焼は脂身のトロトロ、プルプル感と、赤身のホロッと解れる感じが同居して旨い。
麺麻は至って普通の感じで、欲を言えば、枕木の様な極太の物の方が好み。
最後は、スープ割りと言う軟弱な事はせず、男は黙って、原液の儘、グイッと飲み干し退店。
外に出れば暑いから参っちゃう…。