続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん 駿河」【静岡】

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◆「らーめん 駿河」【静岡】


 ◎「駿河塩らーめん」六五〇円

 …昨晩。
  灼熱地獄の中、昼御飯抜きで仕事をし、晩に漸く「静岡カンカン酒場」と言う店で、
  静岡名物の御田、串揚げを堪能し、〆には玉子掛け御飯も掻っ込み、
  昼御飯抜きの穴は十分に埋めたにも拘らず、生来の堪え性の無さが顔を出す…。
  居酒屋を出、後は宿に戻るだけだが、宿の近くにラーメン店が在るのに気付き、
  胃袋には未だ若干の余裕が有る為、出張の旅の空の下、ついつい寄り道…。
  店に入り、券売機と対峙し、何を頂こうかと暫し考える。
  初めて訪れる店の場合は、店の一押しメニューを頂くようにしているので、
  券売機の一番上に有る「駿河塩らーめん」と言う釦を押し、券売機を購入。
  窓際のカウンター席に陣取り、食券を手渡し、ほろ酔いで出来上がりを待つ。
  一〇分経たずに、黄金色をした塩ラーメンが遣って来る。
  透き通った綺麗な色をしており、澄んでいてさっぱりとしている感じ。
  能書きには、「駿河湾産の桜海老駿河産の鶏ガラ、野菜をじっくり煮込んだ秘伝のスープが、
  奥行きの有る味わいの秘密」としてあり、地の素材に拘っている様子が窺える。
  更には、「駿河湾産の桜海老のエキスを抽出したスープ」と謳っている。
  実際に啜ってみると、海老の風味がブワッと一気に襲って来る。
  そして、表面に浮かんでいるのは海老油なのか、油膜が張って冷め難い構造に成っている。
  もっとサッパリとしているのかと思いきや、其の表面の油でコッテリ感が有る。
  然し、スッキリとした味わいで、変な執拗さは無い。
  コクが有ると言うべきだろうか。
  麺は縮れの効いた平麺で、中細麺と言った感じ。
  スープとの絡みも良く、持ち上げも良い。
  腰や弾力は、酔っている所為も有って然程は感じられないが、啜ると汁気が飛び散る。
  具の叉焼は、横浜中華街で販売されている様な赤味を帯びた物で、
  中華人民共和国料理店のラーメンの様な感じがしなくも無い。
  然し、「じっくりと炭火で焼き上げた燻しチャーシュー」と謳うだけあり、
  燻した風味が香り、肉質は柔らかく、ホロホロと解れる食感。
  麺麻は薄目の味付けで、シャキシャキとした軽い歯触り。
  〆の玉子掛け御飯の後のデザートのラーメンとしては先ず先ず。
  晩とも成れば多少は気温も下がり、昼間はとても無理なラーメンを啜る事が出来る…。