続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「必勝軒」【津田沼】

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◆「必勝軒」【津田沼

 ◎「もりそば 大盛り(3玉)」九〇〇円+「生玉子」五〇円

 …本来、今日は上役との引き継ぎで新橋に出掛ける予定だったが、
  昨日、急遽の予定変更で今日は津田沼に出掛ける事に成り、昨日の内に新橋にも出掛ける強行軍。
  此処最近、仕事絡みの重圧で寝付きが悪く、昨晩も浅い眠りの中、微睡んだ程度で、
  今朝は六時に起床し、身支度をとっとと整え、埼京線武蔵野線総武線を乗り継ぎ、
  四ヶ月振りに千葉県の地に足を踏み入れる…。
  仕事に於いて不測の事態に見舞われ、朝から一様に皆、表情は固く、先行きを懸念する。
  彼是考えても仕方が無いので、朝一から、冷房の効きが悪い中、
  瀧の様な汗を噴出させつつ、肉体労働に精を出し、午前中には何とか希望の光が見える…。
  十三時に成り、一息入れるべく、昼休憩を取りに外へ出る。
  人数も多いので、各自、適当に食事を摂る事と成り、五人して出掛ける。
  津田沼で有名なラーメン店が在ると言う同僚の方の案内で、「必勝軒」を始めて訪れる。
  昔から、名前だけは良く知っているものの、千葉と言う場所柄、全く縁が無く、
  正に、瓢箪から駒の様にして、訪れる機会に恵まれる。
  「東池袋大勝軒」系の味を出す店として有名だが、「永福町大勝軒」でも修行したと言うから吃驚。
  店に着くと行列は無く、店頭に置かれたメニューを眺め、何を頂くかを熟考する。
  此れ又、驚いた事に、日替わりでスープの味が違うと言う。
  今日、木曜日は「濃厚魚介スープ」としてあり、期待が持てそうだ。
  店内には空席が有り、五人纏めて入店出来ると言うので、決して広いと言えない店内に入り、
  肩と肩を触れ合わせる様に、犇めき合う様にして腰掛ける。
  水を飲み、身体を冷ました所で、「もりそば 大盛り(3玉)」と「生玉子」を発注する。
  三玉、三玉、カルロス・サンタマ…、と言う下らない駄洒落を思い付くも、其れはさて置き、
  三玉は四五〇グラム有ると言い、一般的なつけ麺店の「特盛」程度なので、屁でも無い…。
  柔和な口調の店主の接客や、店員との遣り取りを聞きつつ、出来上がりを待っていると、
  思ったよりも早く、一〇分程度で目の前に差し出される。
  先に出されるつけ汁は、既に表面には軽く油膜が張り始めており、豚骨の出汁の存在を感じる。
  色は茶褐色をしており、大概、美味しい物は茶色をしているので、ホッとする。
  続いて麺の丼が出され、見ると、麺は結構細目で、普通のラーメン程の太さしか無い。
  色は白っぽく、凡そ、つけ麺用の麺の想像とは乖離している。
  取りも直さず、先ずは手繰って啜ってみない事には始まらない…。
  つけ汁に、別皿の生玉子を投入し、食事の開始。
  箸で麺を手繰ると、麺が随分と短く、何だか心細くなってしまう。
  此れを、落とさない様に、慎重に箸でつけ汁に浸し、スルッと啜る。
  麺が短いので、ヅヅヅヅヅと言う訳には行かない…。
  つけ汁は、「東池袋大勝軒」系特有の甘酸っぱさが感じられるも、可也、控え目な感じ。
  表面に油膜が張る割りには、つけ汁はサラッとしており、粘性は全く無い。
  良く有り勝ちな「東池袋大勝軒」系の増殖店のつけ汁を茶濁させ、甘酸っぱさを抑え、
  魚介と豚骨を味わいを気持ち強めに出していると言った感じ。
  残念乍ら、ガツンと来る様な強烈な衝撃や、グッと心を捉える何かは感じ難い…。
  決して、不味い訳ではなく、旨いのだが、今と成っては目新しさは見出せない印象。
  件の麺も啜り辛く、つけ汁の器の底には、短い麺が残ってしまう…。
  具の叉焼は矢鱈と薄く、鉋で削ったかの様な感じで、夜空に翳すと月が透けそう。
  他には茹で玉子半個、海苔、鳴門、麺麻が入っており、〆は、御決まりの生玉子。
  此れを割れない様に注意し乍ら、白身をヅルヅル言わせつつ、黄身を口に入れ、
  つけ汁と一緒に口内で混ぜ合わせ、黄身の味わいを堪能する。
  此ればかりは旨い!
  スープ割りは断じてせず、原液の儘、グイッと飲み干し、腹を余計に出っ張らせてみる…。

 因みに、他の曜日のスープは…、
 ・月曜日「しなそばスープ」
 ・火曜日「バランススープ」
 ・水曜日「濃厚鶏豚スープ」
 ・金曜日「魚介系強調スープ」
 ・土曜日・祝日「オールマイティースープ」