…昨晩は大人しく、何処にも出掛けずに家で晩御飯を済ませる。
今朝は何度も変な夢を見つつ、一〇時前に起床し、ぼんやりと過ごす。
今日は十五時半から散髪の予約を入れており、何時もであれば、
「鮨処 いっしん」で麦酒をしこたま呷り、旨い寿司を鱈腹喰らってから行くのだが、
今日は法事で臨時休業と前から知っていたので、他を当たらなくては成らない…。
取り敢えず、素面で表参道に行く事だけは避けたいので、麦酒が呑め、
然も、ゆっくりと出来る所でないと困るのだ。
そう成ると、ラーメン屋は消え、後は寿司屋しか僕には思い付かない。
と言う訳で、池袋で途中下車し、何と無く下調べをした場所を彷徨い、
何とか回転寿司店を見付け、空席、然も、一番奥の壁側が空いているので迷わず入店する…。
今朝は何度も変な夢を見つつ、一〇時前に起床し、ぼんやりと過ごす。
今日は十五時半から散髪の予約を入れており、何時もであれば、
「鮨処 いっしん」で麦酒をしこたま呷り、旨い寿司を鱈腹喰らってから行くのだが、
今日は法事で臨時休業と前から知っていたので、他を当たらなくては成らない…。
取り敢えず、素面で表参道に行く事だけは避けたいので、麦酒が呑め、
然も、ゆっくりと出来る所でないと困るのだ。
そう成ると、ラーメン屋は消え、後は寿司屋しか僕には思い付かない。
と言う訳で、池袋で途中下車し、何と無く下調べをした場所を彷徨い、
何とか回転寿司店を見付け、空席、然も、一番奥の壁側が空いているので迷わず入店する…。
◎「サッポロビール(中瓶)」五〇〇円
…席に着き、暫し、店内を観察すると、生憎、ジョッキの麦酒が無い様だ。
こんな所に落とし穴が有るとは…。
仕方無く、暫く振りに外で瓶麦酒を遣る。
独り寂しく壁際で、時化た男が手酌で麦酒を遣る姿なんぞ、見られたものではない。
とは言え、麦酒は相変わらずの旨さで、汗をかいた後には心地好い。
…席に着き、暫し、店内を観察すると、生憎、ジョッキの麦酒が無い様だ。
こんな所に落とし穴が有るとは…。
仕方無く、暫く振りに外で瓶麦酒を遣る。
独り寂しく壁際で、時化た男が手酌で麦酒を遣る姿なんぞ、見られたものではない。
とは言え、麦酒は相変わらずの旨さで、汗をかいた後には心地好い。
◎「ぶり」一二六円
…此方の決まりでは、一二六円の定番メニューと、二八〇円の特選メニューで構成されており、
後者の特選メニューに関してはレーンには流さず、口頭で発注せねば成らない様だ。
と、決まりを合点した所で、レーンには握り立てと思しき鰤が流れて来るので取る。
手始めにしては脂の載りも宜しく、何より、一二六円で此の味ならば全く以って合格点。
一〇五円の回転寿司と二十一円違うだけで、味がこうも違うのが不思議だ。
◎「かつお」一二六円
…続いて、鰹も流れて来るので行ってみる。
此方は、握ってから二~三周は旅をして来た感じだが、十分に瑞々しい。
時期的にも戻り鰹が出回っており、此れも其れなりに脂は載っている。
卸生姜がさっぱりとし過ぎて、やや物足りなさは否めない…。
◎「いくら」一二六円
…隣りの客がイクラを発注したので、数皿余分に作ったらしく、レーンに流される。
透かさず、プリン体フェチは機敏に皿を取る。
回転寿司チェーンに有り勝ちな、胡瓜の乗った駄目イクラだが、
此れも、一二六円にしては立派で、プチプチと粒を弾けさせてみる。
◎「特選ビン長大トロ」二八〇円
…そろそろ、レーンには流れない特選メニューの中から発注してみる。
此の手の安価な回転寿司店では欠かせない鬢長鮪だが、大トロで、然も三貫盛りと言う。
見るからに脂の載りが想像出来、此れを一口頬張れば、馬鹿舌の僕には大満足。
コッテリとして、ネットリとして、口内が一気に油膜が張る様で、鬢長鮪は大好きだ。
◎「ビントロ」一二六円
…其れを見計らったかの様に、通常の「ビントロ」もレーンに流れて来る。
どれだけ味が違うのか、食べ比べてみようと手に取ってみる。
見た目からして一目瞭然で、脂の載りは控え目だが、此の手の回転寿司に於いて、
鬢長鮪は欠かせない食材である事を改めて実感する旨さだ…。
◎「シマアジ」二八〇円
…続いては、頻りに縞鰺が旨いと声を出している板前に洗脳される様に、縞鰺を発注。
然し、此の縞鰺が凄かった。
獲れ立てのコリコリとした物は好きではなく、少し寝かせ、脂を落ち着かせた様な感じで、
噛むと歯が減り込む様な食感で、噛み締めるとネットリとした奥深い、コクの有る旨さが拡がる。
「鮨処 いっしん」で頂いた物に引けを取らない旨さに吃驚してみる…。
◎「まぐろ」一二六円
…寿司の華、鮪も一応は頂いておく。
レーンに流れて来た鮪を観察し、日頃、「鮨処 いっしん」で頂く目撥鮪の様な見た目が、
何処と無く見て取れ、実際に頬張ってみると、予想よりはネットリとした鮪の旨味は控え目だが、
まあ此れも、値段からしたら及第点の味だ。
◎「金目鯛」二八〇円
…特選メニューの中から、高級魚の金目鯛も頂いておこう。
三浦半島に出掛けたなら兎も角、中々、こうして手頃な値段で金目鯛は頂けない。
皮の部位はコリッとした食感で、身はしっとりとして、上品な白身の味わい。
脂は然程載ってはいないが、物は試しなので、十分な旨さ。
◎「特選ビン長大トロ」二八〇円
…特選メニューが記された黒板に、「袖長マグロ大トロ」と記されているので、
又違った大トロが有るのかと発注してみると、何の事は無い、さっきのと一緒だ…。
魚屋の世界は分からないが、漢字では「鬢長」と記すのが正解なので紛らわしい。
相変わらず、脂の載りは最高で、口内が脂で一杯に成るのが幸せだ。
◎「月見納豆」一二六円
…偶には、普段、滅多に頂かない寿司を、こう言う所だからこそ頂いておく。
其の昔、中学校時分、家族で回転寿司店に行き、父親から「絵の描いてある皿は食べるな」と言われ、
其の中で見付けたのが、鶉の玉子と納豆が相盛りされている物。
玉子納豆掛け御飯が好きな僕にはぴったりで、安くて旨く、然も、健康的と言うから最良だ。
◎「ミンク鯨」二八〇円
…珍しい所で、鯨がメニューに有るので発注してみる。
学校給食に鯨が出た世代ではないので、鯨は珍しく、余り頂いた記憶が無い。
もっと歯応えの有る物を想像したが、柔らかく、癖も無く、簡単に消えて無くなってしまう。
非常に淡白で、馬刺しや牛の叩きの様な物を思い描いていたので、些か拍子抜け…。
◎「生すじ子」二八〇円
…此れ又、プリン体フェチには堪らない物が特選メニューに載っているので発注。
軍艦ではなく握りで出され、粒が大きく、自家製の筋子の醤油漬けと言う。
一口で頬張り、粒を潰さずに飲み込んでしまうなんて勿体無い事は断じて出来ないので、
舌、上顎等を使い、粒を全て弾けさせ、醤油出汁とプリン体で口内が溢れ返る。
もっと味付けが濃い方が好み。
◎「上生うに」二八〇円
…そして、〆はプリン体の王様・雲丹と決めていた。
普通の一二六円の雲丹も有るが、矢張り、「上」でないと〆られまい。
しっかりと味わおうと、思い切り頬張り、吟味する。
然し、予想よりも普通の雲丹っぽい感じで、明礬の味もしてしまっている気がする。
◎「月見納豆」一二六円
…二八〇円の雲丹に過度の期待を寄せるのが酷と言うものだ。
と言う事で、今一、締まらなかったので、最後は此れをもう一皿。
原点回帰とでも言おうか、昔懐かしく、且つ、簡素な物に最後は戻るのだろうか。
玉子と納豆の組み合わせは、何物にも替え難い旨さが有る。
瓶麦酒は二本頂戴し、ほろ酔い加減で表参道に出掛け、何時もの通り、
酔っ払った困った客…と言う様な視線で見られ、頭髪を小ざっぱりさせてみる…。
其れにしても、此方の寿司屋は、値段の割りには旨く、満足度が高い様に感じる。
酔っ払った困った客…と言う様な視線で見られ、頭髪を小ざっぱりさせてみる…。
其れにしても、此方の寿司屋は、値段の割りには旨く、満足度が高い様に感じる。
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※2010年10月24日時点の情報です。
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