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◆「むさし野うどん 山屋」【坂戸】
「むさし野うどん 山屋」【坂戸】
◎「肉汁うどん」六〇〇円+「大盛り」一〇〇円
…今日は朝一で川越線、東武東上線を乗り継ぎ、坂戸へと向かう。
久し振りに下り電車で仕事に出掛けると、人の少なさにホッとする。
其の分、矢鱈とゆとり世代の弊害である学生は多いが…。
其れは兎も角、朝から齷齪と、すべき仕事を熟すべく身体を動かす。
十三時半には何とか目処が立ち、次の大宮へと移動を開始する。
其の道すがら、九月二十九日に一度だけ訪れた「麺や 唯桜」で「二郎」の亜流を頂こうと、
ずっと決めていたので立ち寄ると、何てこったい、七~八人が並んでいる。
然も、絶対に「二郎」なんて食べ物を一度も見た事も聞いた事も無いであろう、
僕の母親程の年齢の婦人迄、何を血迷ったか並んでいる。
丸で、小学校に迷い込んだ犬の様で、浮いていると言うか、似つかわしくない。
然し、此の行列に並んでいる暇も勇気も無く、渋渋諦める。
さて、困ったわぃ。
坂戸駅周辺の様子を思い浮かべるに、食指が動きそうな店は分からない。
と言う事で、今から七~八年前に一度だけ訪れた武蔵野饂飩の店を訪れる事にする。
店構えはプレハブ造りで、豪華な「イナバ物置」の様な感じ。
店内を覗き込むと客は一人も居らず、聊か不安を覚えるが、贅沢は言っていられない。
勇気を振り絞って引き戸を開けて入ると、少し間を置いて、奥の方から店主の声がする。
窓側のカウンター席に腰掛けると、店主が焙じ茶を持って来て呉れる。
其の間にメニューをザッと眺めていたので発注を済ませる。
前回は「とろろ汁うどん」を頂き、然したる感動も得られなかったので、
今回は武蔵野饂飩の真髄、「肉汁うどん」を一.五倍の麺の量の大盛りで発注してみる。
其れにしても、十四時近い時間とは言え、誰も客が居ないと言うのは心許無い…。
思ったよりも待たされ、十五分弱で「肉汁うどん」が運ばれて来る。
麺は白く、やや太目と言った感じで、上には、紐革の様な太さの麺の切れ端も載っている。
御負けなのだろうか…。
肉汁に薬味の擂り胡麻と、何かを混ぜ込んだ様な葱を投入し、饂飩を手繰って啜る。
饂飩の表面はややざらつきが有り、ボソボソ感が有り、口に入れた瞬間の印象は悪くない。
そして噛んでみると、腰は感じられず、モッチリとした食感が強く出ており、
ともすると、歯にくっ付きそうなベトベト感にも通ずる感触がする。
まあ、水団に近いとでも言おうか。
もっと、腰の効いた、力強い、歯を押し返す様な饂飩を期待したが外れた。
粉の風味はするのだが…。
肉汁はやや醤油の酸味が感じられ、さっぱりとした感じ。
先程の薬味の葱には、柚子胡椒の様な物が混ぜ合わされていた様で、柚子の風味が香る。
そして、肝心の豚肉はと言えば、薄く、量も少なく、硬さが目立ち、残念の極み。
総じて、決して不味くは無いのだが、又、敢えて来るかと言えば…。
「田舎っぺ」や「藤店うどん」等の名店には及ばないか。
久し振りに下り電車で仕事に出掛けると、人の少なさにホッとする。
其の分、矢鱈とゆとり世代の弊害である学生は多いが…。
其れは兎も角、朝から齷齪と、すべき仕事を熟すべく身体を動かす。
十三時半には何とか目処が立ち、次の大宮へと移動を開始する。
其の道すがら、九月二十九日に一度だけ訪れた「麺や 唯桜」で「二郎」の亜流を頂こうと、
ずっと決めていたので立ち寄ると、何てこったい、七~八人が並んでいる。
然も、絶対に「二郎」なんて食べ物を一度も見た事も聞いた事も無いであろう、
僕の母親程の年齢の婦人迄、何を血迷ったか並んでいる。
丸で、小学校に迷い込んだ犬の様で、浮いていると言うか、似つかわしくない。
然し、此の行列に並んでいる暇も勇気も無く、渋渋諦める。
さて、困ったわぃ。
坂戸駅周辺の様子を思い浮かべるに、食指が動きそうな店は分からない。
と言う事で、今から七~八年前に一度だけ訪れた武蔵野饂飩の店を訪れる事にする。
店構えはプレハブ造りで、豪華な「イナバ物置」の様な感じ。
店内を覗き込むと客は一人も居らず、聊か不安を覚えるが、贅沢は言っていられない。
勇気を振り絞って引き戸を開けて入ると、少し間を置いて、奥の方から店主の声がする。
窓側のカウンター席に腰掛けると、店主が焙じ茶を持って来て呉れる。
其の間にメニューをザッと眺めていたので発注を済ませる。
前回は「とろろ汁うどん」を頂き、然したる感動も得られなかったので、
今回は武蔵野饂飩の真髄、「肉汁うどん」を一.五倍の麺の量の大盛りで発注してみる。
其れにしても、十四時近い時間とは言え、誰も客が居ないと言うのは心許無い…。
思ったよりも待たされ、十五分弱で「肉汁うどん」が運ばれて来る。
麺は白く、やや太目と言った感じで、上には、紐革の様な太さの麺の切れ端も載っている。
御負けなのだろうか…。
肉汁に薬味の擂り胡麻と、何かを混ぜ込んだ様な葱を投入し、饂飩を手繰って啜る。
饂飩の表面はややざらつきが有り、ボソボソ感が有り、口に入れた瞬間の印象は悪くない。
そして噛んでみると、腰は感じられず、モッチリとした食感が強く出ており、
ともすると、歯にくっ付きそうなベトベト感にも通ずる感触がする。
まあ、水団に近いとでも言おうか。
もっと、腰の効いた、力強い、歯を押し返す様な饂飩を期待したが外れた。
粉の風味はするのだが…。
肉汁はやや醤油の酸味が感じられ、さっぱりとした感じ。
先程の薬味の葱には、柚子胡椒の様な物が混ぜ合わされていた様で、柚子の風味が香る。
そして、肝心の豚肉はと言えば、薄く、量も少なく、硬さが目立ち、残念の極み。
総じて、決して不味くは無いのだが、又、敢えて来るかと言えば…。
「田舎っぺ」や「藤店うどん」等の名店には及ばないか。