◎「中華そば」六五〇円+「生玉子」五〇円
…週末も瞬く間に過ぎ去り、現実逃避も終焉を迎える。
月曜日の朝は如何してこんなにも身体が重く、起き上がるのが辛いのだろうか。
断末魔の様な感じで、いっそ此の儘、永眠したいとさえ思う…。
其れでも、這ってでも仕事に向かわねば成らない。
埼京線、東京臨海高速鉄道りんかい線で大井町へと出掛ける。
折りしも年末に差し掛かり、もう、煩雑な仕事が多々待ち構えており、
本当、此の時期だけ、地球は一日三〇時間で営業して呉れないかしら…。
幾ら時間が有ったって足りゃしない。
此の暑さで汗を止め処無く噴出させ乍ら、黙々と仕事を遣っ付けて行く。
「あ゛ー」と言う呻きにも似た声を発しつつ、十三時に取り敢えず型を付け、
昼御飯を摂りに、僅かばかりの休憩を取る。
大井町と言えば「キッチン ブルドック」に行きたいのは山々だが、
混雑にぶつかったら時間が勿体無いので、サッと済ませられるラーメンにする。
勿論、行列が無い事が大前提だが…。
大井町で好きなラーメンと言えば、和歌山ラーメンの此方。
六月二十二日に数年振りに訪れ、久し振りの味を堪能した。
和歌山ラーメンは非常に好きで、「新横浜ラーメン博物館」の「井出商店」、西台の「戎」等は勿論、
一番好きなカップラーメンは「行列のできる店のラーメン 和歌山」。
店の数メートル手前から、プ~ンと漂う獣臭にも似た豚骨臭が風に乗って鼻腔を刺激する。
矢張り、豚骨ラーメンはこうでないと困る。
変に臭味を消した物なんぞ、旨くも何とも無い。
店内はガラガラで、直ぐにラーメンが出て来そうで安心する。
券売機で「中華そば」と「生玉子」の食券を購入し、席に着き、食券を手渡す。
玉子は予め入れてしまって良いか訊かれたので、勿論、そう御願いする。
麺が細いので出て来るのも早く、五分強で丼が登場。
豚骨の芳しい香りが立ち昇り、昨晩は晩御飯を抜いたので、胃袋が今か今かと待ち構えている。
蓮華で茶褐色をした豚骨スープを啜ると、醤油ダレの酸味が感じられ、
豚骨のコッテリとして、円やかな味わいが何とも胃袋に染みる。
豚骨をゼラチン質が溶け込む位迄煮込み、ドロドロに乳化したスープに醤油を合わせ、
味を調節して行くと言う製法が取られている様で、地元・和歌山では少数派の系統らしい。
麺は細麺で、低加水のボソボソ、ザラッとした感じが良く、スルスルと入って行く。
此れを生玉子の白身に絡ませ乍ら、ドゥルドゥルして啜るのが此れ又、何とも素敵。
叉焼はやや固さが有るが、スープに浸していると蕩ける感じに成って来る。
具は他に麺麻と九条葱。
最後は玉子の黄身を口に入れ、スープを一緒に流し込んだ所で黄身を割り、
スープと黄身が混ざり合うのが最高に好き…。
スープは全て飲み干し、胃袋に油膜を張り、午後の業務へと戻る。
月曜日の朝は如何してこんなにも身体が重く、起き上がるのが辛いのだろうか。
断末魔の様な感じで、いっそ此の儘、永眠したいとさえ思う…。
其れでも、這ってでも仕事に向かわねば成らない。
埼京線、東京臨海高速鉄道りんかい線で大井町へと出掛ける。
折りしも年末に差し掛かり、もう、煩雑な仕事が多々待ち構えており、
本当、此の時期だけ、地球は一日三〇時間で営業して呉れないかしら…。
幾ら時間が有ったって足りゃしない。
此の暑さで汗を止め処無く噴出させ乍ら、黙々と仕事を遣っ付けて行く。
「あ゛ー」と言う呻きにも似た声を発しつつ、十三時に取り敢えず型を付け、
昼御飯を摂りに、僅かばかりの休憩を取る。
大井町と言えば「キッチン ブルドック」に行きたいのは山々だが、
混雑にぶつかったら時間が勿体無いので、サッと済ませられるラーメンにする。
勿論、行列が無い事が大前提だが…。
大井町で好きなラーメンと言えば、和歌山ラーメンの此方。
六月二十二日に数年振りに訪れ、久し振りの味を堪能した。
和歌山ラーメンは非常に好きで、「新横浜ラーメン博物館」の「井出商店」、西台の「戎」等は勿論、
一番好きなカップラーメンは「行列のできる店のラーメン 和歌山」。
店の数メートル手前から、プ~ンと漂う獣臭にも似た豚骨臭が風に乗って鼻腔を刺激する。
矢張り、豚骨ラーメンはこうでないと困る。
変に臭味を消した物なんぞ、旨くも何とも無い。
店内はガラガラで、直ぐにラーメンが出て来そうで安心する。
券売機で「中華そば」と「生玉子」の食券を購入し、席に着き、食券を手渡す。
玉子は予め入れてしまって良いか訊かれたので、勿論、そう御願いする。
麺が細いので出て来るのも早く、五分強で丼が登場。
豚骨の芳しい香りが立ち昇り、昨晩は晩御飯を抜いたので、胃袋が今か今かと待ち構えている。
蓮華で茶褐色をした豚骨スープを啜ると、醤油ダレの酸味が感じられ、
豚骨のコッテリとして、円やかな味わいが何とも胃袋に染みる。
豚骨をゼラチン質が溶け込む位迄煮込み、ドロドロに乳化したスープに醤油を合わせ、
味を調節して行くと言う製法が取られている様で、地元・和歌山では少数派の系統らしい。
麺は細麺で、低加水のボソボソ、ザラッとした感じが良く、スルスルと入って行く。
此れを生玉子の白身に絡ませ乍ら、ドゥルドゥルして啜るのが此れ又、何とも素敵。
叉焼はやや固さが有るが、スープに浸していると蕩ける感じに成って来る。
具は他に麺麻と九条葱。
最後は玉子の黄身を口に入れ、スープを一緒に流し込んだ所で黄身を割り、
スープと黄身が混ざり合うのが最高に好き…。
スープは全て飲み干し、胃袋に油膜を張り、午後の業務へと戻る。