続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「そば処 味奈登庵」【大船】

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◆「そば処 味奈登庵」【大船】


 ◎「富士山もりそば」五〇〇円

 …金曜日。
  十二月に入り、忙しなさが増し、眩暈がしそうな感じ…。
  其処へ来て、腰痛を発症し、思う様に動けずに悶絶している。
  此の日は終日、大船での仕事の為、湘南新宿ラインに揺られて出掛ける。
  例によって、しょっちゅう遅れるJRさんには参ってしまう…。
  仕事の方は、腰痛に顔を歪め乍ら、段ボール箱の上げ下ろしも一苦労。
  一々、「痛い!」と声に出し、痛みを和らげようとする…。
  十三時に成り、昼御飯を摂る事にする。
  休まないと腰にも影響が出る…。
  毎月、月の途中で家計簿を付けるのを断念してしまう程、赤字続きで、
  其の上、今月は忘年会やら何やらで出費が多い為、月初から緊縮財政を断行。
  其の為、安く、腹一杯食べられる事が重要に成って来る。
  と言う訳で、其れに持って来いなのが此方。
  何せ、たった五〇〇円で、其の名の通り、山盛りの蕎麦が啜れるのだから…。
  六月二十四日以来、約五ヶ月振りに訪れてみる。
  先会計の為、「富士山もりそば」をレジで発注。
  普段は他に天麩羅を発注するのだが、今月はそんな贅沢もして居られないので、グッと堪える。
  六番の番号札を受け取り、壁際のカウンター席に、腰を庇う様にして腰掛ける。
  水を飲み、一〇分弱で「六番で御待ちの御客様~」と、病院で薬を貰う様に呼ばれる。
  受け取り口に行くと、こんもりと高く聳えた盛り蕎麦と御対面。
  盆を持つと、ズシリと重さを感じる。
  席に着き、蕎麦つゆに薬味の葱を投入し、蕎麦の山が崩れない様に慎重に手繰る。
  そして、肝心なのが、蕎麦つゆに浸け過ぎると、後半に足りなくなるので、
  手繰った蕎麦の半分程しか蕎麦つゆには浸さない様に心掛ける。
  最初、蕎麦つゆに浸されていない所が口に入る為、モソモソした感じがするが、
  続けて啜ると、蕎麦つゆに浸された所に至り、スルスルと滑らかに収まって行く。
  何とも喉越しが良く、此の日は暑かったので、非常に心地好い。
  快調に啜り続けられそうだ。
  蕎麦は、小田原と横浜に在る製粉所から仕入れた厳選された蕎麦粉を使用し、
  専用の麺機にミリ単位の独自の加工、調整を施し、最適な風味、食感、喉越しに拘っていると言う。
  蕎麦つゆは、長年の経験によって造り出した独自の厳選された無添加の特選醤油を使用との事。
  もう少し濃い味でも良い気がするが、如何せん、高血圧患者なので…。
  食べ進めるに連れ、蕎麦を手繰る右手が疲れ、休み休みでないと容易じゃない。
  手繰るのに手が疲労するのは、「二郎」系でも良く有る事だ…。
  後半、大体飽きて来るのだが、今回は然程の飽きも無く、蕎麦つゆも結構残り、
  最後は蕎麦湯で落ち着く事が出来るも、腹ははち切れんばかりに膨らんでいる。
  此れじゃ、動くのが容易じゃないわな…。
  
味奈登庵大船店 [ うどん、そば、丼 ] - Yahoo!グルメ



住所: 神奈川県横浜市栄区笠間2丁目2-1
営業時間、定休日:
最寄り駅: 大船
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※2010年12月5日時点の情報です。
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