続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「麺処 花田」【池袋】

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
◆「麺処 花田」【池袋】


 ◎「味噌つけ麺」八九〇円

 …昨晩は諸般の事情で、帰りに新三郷に寄った後、南越谷で軽く飲酒し、
  週の真ん中だと言うのに、午前零時半頃に帰宅し、急いで就寝する。
  心身共に疲弊する此の時期、適度の飲酒も睡眠も、どちらも疲れを取るには大事だ…。
  麦酒五杯程で留めて置いたので、朝起きても酒が残っている事は無く、
  毎朝の寝起きの悪さと大して変わらず、多少は気晴らしに成ったかしら。
  今朝も蒸し暑い満員電車に揺られ、埼京線で池袋へと出掛ける。
  今日は珍しく、大して遅延する事も無く、許容範囲内で池袋駅へと滑り込む。
  遣れば出来るじゃん、JRさんよ…。
  朝から残務を熟し、十二時半過ぎに昼御飯を摂りに、寒空の下、池袋の街を彷徨う。
  と言っても、行く先は決まっているのだが…。
  十一月二十四日以来と言う御無沙汰の、個人的に今、池袋で一番好きなラーメン店へ。
  最近は旨いと言うのが知られてしまって来ている所為で、少し並ぶのが難点だが、
  今日も御多分に洩れず、先客五名の待ち。
  今時は、ゆとり教育の高等学校生が生意気にも学校の帰りにラーメンを啜ろうとしている。
  どうせ、親の金で啜るんだろうに。
  自分で稼ぐ様に成ってから来いと、心の中で叫んでみる…。
  何時もの食券を購入し、高等学校生に混じって行列に並ぶ。
  一〇分程で列の先頭に辿り着き、食券を回収される際、「野菜で」と何時も通りに告げる。
  程無くして、一番奥の席に通され、出来上がりを今か今かと待ち構える。
  昨日、久方振りに書店で、ラーメンに関するブック的な本を手に取って捲ったが、
  此方もしっかりと取り上げられており、混雑する理由が分かる。
  其の本に因ると、野方に在る「味噌麺処 花道」と言う店の出身と言う。
  厨房内には、背中に「ふた味違う うまさかみしめ 麺を喰らう」と印字されたシャツを着た、
  猛者の様な男性店員四人が、縫う様に動き回って労働している。
  そして、寒さで冷えた身体を温めるべく、熱熱のつけ麺が出来上がって来る。
  相変わらず、つけ汁からは芳しい味噌の風味が立ち昇っている。
  麺を手繰り、其の濃厚な味噌味のつけ汁に、埋め込む様にして浸して啜る。
  とろみの有るつけ汁は、厳選されたげんこつ、鶏ガラ、もみじを合わせて煮込んだ後、
  豚足、背脂を入れたスープに細かく切った玉葱、人参、長葱、じゃが芋、出汁昆布を加え、
  野菜を潰し乍ら六時間以上煮込み、スープを一日冷やして完成すると言う手の込んだ物。
  此のとろみ成分は、出汁が十分に出ている証の様に感じられる。
  味噌の強い味だけで誤魔化さず、素材の味が活きているのが窺える。
  そして、こんもりと盛られた野菜の山が何とも良い。
  昨今は、野菜の食感を活かす為に、野菜だけ別に炒めて最後に盛り付ける味噌ラーメンが多い中、
  此方はスープと一緒に炒めて煮込んでいるにも拘らず、全く食感が害われていない。
  シャキシャキとして、香ばしさが有って、野菜嫌いの僕でも好んで頂ける程。
  更に、褒めたいのが麺だ。
  茹で時間に十三分要すると言う太麺は、表面はツルツルとして口当たりが良く、
  噛めばモッチリ、モチモチとして、思わず笑ってしまう旨さ。
  水でしっかりと〆られた麺は冷たく、火傷する位に熱熱の野菜の山との温度差が心地好い。
  つけ汁の丼の底には叉焼、麺麻が沈んでおり、叉焼はつけ汁を吸って、トロットロ。
  〆は、残ったつけ汁を、丸で、労働後の麦酒を呷るかの様にがぶ飲みし、胃袋を温めて店を出る…。

麺処花田 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ



住所: 東京都豊島区東池袋1丁目23-8
営業時間、定休日:
最寄り駅: 池袋
Yahoo!グルメでこの店舗のクチコミを見る

※2010年12月16日時点の情報です。
ID:0007905798


https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/taakun_latitude88north/20010101/20010101000000.gif