続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「こだわりとんかつ かつ敏」【東大宮】

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 ◎「かきフライとロースかつ定食」一三四四円

 …土曜日。
  すっかり伴天連正月も終わりを迎えた感が有り、丸で、遠足帰りの小学生の様。
  一年で最も好きな季節、行事が終焉を迎える寂しさったら無い…。
  二十四日の晩は、しっかりと「ケンタッキーフライドチキン」を喰い齧り、
  葡萄酒を呷り、伴天連正月のミュージックを流してのリッツパーテー。
  切支丹でもないのに、如何してこうも、伴天連正月は心躍るのだろうか…。
  其れから一夜明け、二十五日とも成れば、随分と気分は盛り下がってしまう。
  去り行く伴天連正月を惜しみつつ、外に出た序に晩御飯を摂り出掛ける。
  前の晩に一頻り鶏肉に喰らい付いたので、此の日は何と無く、豚肉気分。
  ハンバーグと悩んだ結果、久し振りに日本人の心、豚カツを頂いてみる事にする。
  道中の豚カツ屋を検索した結果、東大宮に在る此方が引っ掛かる。
  我が埼玉県を代表する外食産業「がってん寿司」と同系列の豚カツ店チェーン。
  店に着いたのは二十一時頃で、店内は空席が目立ち、伴天連正月の晩らしさが漂う。
  今年は二十五日が土曜日なので、大体の木っ端アベックは此の日に乳繰り合っているのだろう…。
  清清しい気分で入店し、席に着き、メニューをじっくりと眺める。
  冬季限定で牡蠣フライを提供している様で、貝フェチの食指が動く。
  普段は生牡蠣専門だが、偶には揚げ物も良かろうと、心がグッと引き寄せられる。
  そして、牡蠣フライに豚カツが付いた物が有り、豚カツと言えば、何が有ろうとロースなので、
  「かきフライとロースかつ定食」と言うのを発注する。
  其の際、味噌汁と豚汁が選択出来ると言うので、勿論、豚汁で御願いする…。
  過ぎ去ってしまう伴天連正月を惜しみ、物憂げな感じで、当たり鉢で胡麻を擂っていると、
  一〇分程で久方振りの対面となる豚カツ登場。
  高級な食べ物なので、中々頂く機会は限られるが、実に魅惑的な食べ物だ。
  胡麻を擂った当たり鉢に、卓上の甘口ソースと辛口ソースを混ぜ合わせて投入すれば準備完了。
  豚カツと牡蠣フライに檸檬を搾り、後は心置き無く、日本の心を堪能するのみ。
  豚カツは順番通り、端っこから頂く主義なので、其の通り、胡麻の入ったソースに浸けて齧る。
  端っこなので、脂身の部位で、ジュワーっと肉汁が溢れ出す感覚が堪らない。
  殊、豚カツと鰻に関しては、久し振りに頂くと、此れ程に旨い物は無いと唸ってしまう。
  赤身の部位は非常に柔らかく、パサパサ感や固さと言った物とは一切無縁。
  胡麻のコクを含んだ甘辛い濃厚ソースが絡み合い、最高の旨さを醸し出している。
  嗚呼、何て豚カツは旨いのだろうか…。
  お次は、真夏の広島旅行で頂いて以来の牡蠣フライを頂戴する。
  此方の牡蠣は、宮城県牡鹿半島の女川産の「三陸すえひろかき」と言うブランド牡蠣を使用との事。
  牡蠣の養殖に必要なプランクトンが豊富な海域で、安全性を売りにしているらしい。
  別皿のタルタルソースを付けて齧り付くと、ぷっくりと膨らんだ牡蠣は、
  プリップリの食感で、牡蠣独特の風味が感じられ、冬の味覚らしさが感じられる。
  生牡蠣も良いが、火の通った牡蠣も中々如何して、遣るではないか。
  揚げ物は、白身魚が駄目なので、割かし敬遠し勝ちだが、こうして頂くと頗る旨い。
  尚且つ、御飯、豚汁、キャベツの御替わりが自由と言うから参ってしまうよ、小父さんは…。
  豚汁と言いつつも、豚肉ではなくて鶏肉なのは御愛嬌だが、御飯の御替わりは嬉しい。
  小盛りなので二回御替わりを頂戴し、しっかりと養分を充填して御馳走様…。

かつ敏東大宮店 [ かつ、串揚げ ] - Yahoo!グルメ



住所: 埼玉県さいたま市見沼区東大宮7丁目47-2
営業時間、定休日:
最寄り駅: 東大宮
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※2010年12月27日時点の情報です。
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