続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 永楽」【大井町】

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 ◎「ワンタンメン」七五〇円

 …毎朝、布団から抜け出るのが容易じゃない程に寒く、蓑虫の様に毛布に包まっているのだが、
  身支度を整え、いざ玄関を出てみると、大して寒くないと言うのが最近。
  と言う事は、僕の部屋は外気温よりも寒いのか、と言う事にも成り、其れは其れで癪だ。
  エアーコンディショナーと炬燵しか暖房設備が無く、何れも朝は点けないので、
  室内に居乍らも、吐息が白くなるんじゃないかと言う程…。
  駅迄の道程を歩けば良い運動で、電車に乗り込めば少々蒸し暑い位。
  今日はそんな埼京線に揺られ、大井町へと出掛ける。
  年始気分もすっかり落ち着き、年末年始の慌しさが無くなったのが救いだ。
  今日も朝からすべき仕事を熟し、十三時に昼休憩を取り、食事に出る。
  上司の要望で、毎度御馴染みの此方のラーメン店へ足を運ぶ。
  今年最初のラーメンと相成った一月五日以来、二週間振りの訪問。
  店に着くと、一階席が空いているにも拘らず、毎度毎度、二階へと通される。
  妙に傾斜のきつい階段を上り、テーブル席に腰掛ける。
  さて、此方では何時も決まって「ラーメン」を頂くのだが、何だか物足りなさが有る。
  味は最高に旨いのだが、量的な部分で…。
  かと言って、一三〇〇円もする「チャーシューメン」を発注出来るのは高級官僚だけだし、
  「もやしそば」は餡掛けが熱く、猫舌の汗っかきには拷問だし。
  と言う事で、前回、不意に発見したのが「ワンタンメン」。
  値段も七五〇円と、二度の食事を一度に詰めなくても頂ける範囲の御値段。
  期待を込めて、此方で初めて「ワンタンメン」を発注してみる。
  そして、一〇分後、日本生まれでは無さそうな女性店員がぶっきら棒に運んで来て呉れる。
  見た目は何時もの「ラーメン」同様に、至ってロイクー。
  其処に雲呑が幾つか入っているのが見て取れる。
  先ずは、此のロイクーなプースーを味わうべく、蓮華で一口啜る。
  すっかり御馴染みの揚げ葱がたっぷりと浮かんでおり、香ばしさが堪らない。
  油っぽさが際立っていると言う事は無く、良い風味付けに成っている。
  スープ自体は醤油味で、円やかで優しい味わいと言った所で、物足りなさを感じる方も居ろうが、
  何度か通って食べ続けていると、妙に癖に成る様な感覚が有る。
  萌やしを遣っ付け、雲呑は取り敢えず後に取って置いて、お次は麺を啜る。
  表面がツルツルとした平麺で、茹で加減、腰や弾力が如何のこうのと言う議論は別にして、
  スルスルと入ってしまい、随分と柔らか目だが、此れは此れで良いのだ。
  此のスープに此の麺だから良いので、全体最適と言った所だ。
  そして、主役の雲呑はと言えば、口に入れれば、皮がドゥルルンと音を立て、
  中の餡は肉が多く、結構な食べ出が有るではないか。
  幾つ入っているかを数える様な真似はしなかったが、五つ位は入っていたかしら。
  如何も、雲呑や餃子、焼売、春巻きと言った類の物は好きだ。
  味付け玉子と叉焼は、例によって松崎しげる色に染まっており、味も染みていて旨い。
  此れを摘みに麦酒を遣ったら、何と素敵な事でしょう。
  そんな夢が叶う筈も無く、スープを全て飲み干し、汗をかいて、いそいそと午後の業務へと戻る。
  
永楽 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ



住所: 東京都品川区東大井5丁目3-2
営業時間、定休日:
最寄り駅: 大井町
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※2011年1月19日時点の情報です。
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