続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「生ラムジンギスカン 十勝平野」【北浦和】


 …昨晩。
  日中は久し振りにキネマを観ようと思い立ち、「相棒 劇場版Ⅱ」を観る。
  まあ、内容をバラすつもりは無いが、話が完結した終わり方ではなく、
  面白かったのだが、テレヴィヂョンのスペシャルドラマでの放送で良かったのでは…と思わなくも無い。
  其れは兎も角、観終わり、一旦帰宅してゆっくりした後は、打ち上げへと出掛ける。
  何の打ち上げかは不明だが、強いて言えば、座ってジッとキネマを観た打ち上げとでも言おうか…。
  行き付けの宮原の馴染みの店が閉店ガラガラと相成り、最早、宮原で寛げる店は略無い。
  と言う事で、遠征に出掛ける。
  以前より、一度行ってみたいと思っていた店で、昨年、「ぶらり途中下車の旅」に於いて、
  居酒屋探訪の分野で敬愛するなぎら健壱氏が訪れた、北浦和に在るギスカンの店。
  なぎら健壱氏が訪れなくても、電車の線路脇の為、嫌でも目立っており、気には成っていた。
  過去、此れもなぎら健壱氏行き付けの店と言う事で訪れた浅草の「羊肉料理専門店 らむや」で、
  一度だけギスカンを頂いた事の有る程度だが、妙に惹かれ、思い立って出掛ける。
  北浦和駅西口に降り立ち、線路沿いを歩く事二分。
  橙色の目立つ看板の店で、電車の車窓から見ていた場所にこうして対峙してみると不思議だ。
  さて、初訪問の緊張感を持ちつつ、中に入ろう…。
 
 ◎「北海道生ビール」五五〇円
 …テーブル席は満席で、其れなりに繁盛しており、カウンター席に通される。
  腰を落ち着かせ、先ずは、麦酒が無いと始まらない。
  北海道料理だけあり、「サッポロ黒ラベル」と、「北海道生ビール」と言うのが有り、
  値段も一緒で、折角なので、「北海道生ビール」を発注してみる。
  残念乍ら、ジョッキじゃないが、まあ、麦酒には変わりないので許そう。
  キネマを観た疲れを癒すべく、麦酒をグイッと呷る。
  北海道限定発売の「サッポロクラシック」と言う銘柄らしい。
  正直、酒の味に関しては無頓着で、極端な話、酔えれば良いので関係無い。
  外は寒いが、暖かい室内で冷たい物を呑むのは好きだ。

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 ◎「上ラム肉」九八〇円*二人前
 …目の前の七輪に点火され、ギスカンを頂く準備が整えられる前に発注を済ます。
  テレヴィヂョンでもなぎら健壱氏が薦められて頂いていたのが此の「上ラム肉」。
  此方の羊肉は、氷蘭産の物で、帯広の卸業者から仕入れているとの事。
  氷蘭産の羊肉の流通量は全体の五パーセント程で、苔や海藻を食べている為、臭みが少ないのが特徴。
  又、極寒の地で育つ為、感染病などが少なく安全性が高いそうだ。
  生後一年未満の羊肉だそうだが、此れも食物連鎖の掟なので致し方有るまい。
  そんな触れ込みを聞くと期待が持て、更に、出される際に教授される。
  吃驚する事に、生で頂ける程の羊肉なので、片面五秒ずつ焼いた程度で食べるのが良いらしい。
  いざ、言われた通りに、片面五秒、裏面五秒焼き、早速、頂いてみる。
  タレは二種類有り、赤葡萄酒を元にした物と、バジル風味の物が有り、先ずは赤葡萄酒の物から。
  恐る恐る頬張ってみると、物を頂いて、旨さで感動したのは久し振り。
  中は半生レア状態でほんのり冷たいが、脂身の無い肉質だが、非常に柔らかく、
  其れで居て、適度な噛み応えが有り、癖は全く、微塵も無く、非常に旨い!
  牛肉や豚肉よりも癖が無く、何なんだろう此れは…と、旨さに驚いてしまう。
  此れが何の肉か伏せられて出されたら分からないだろうなと思う。
  赤葡萄酒のタレは甘味と辛味が有って美味しく、バジル風味の物は酸味がやや有り、さっぱり目。
  食事で感動したのは何時以来だろうか…。

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 ◎「ラムユッケ」六八〇円
 …麦酒の摘みの刺身代わりに、羊肉のユッケを発注。
  此の生でも頂けるギスカンの肉を頂いてみれば、外れは無いのが分かる。
  鶉の玉子の卵黄を落とし、タレを掛けて混ぜて頂く。
  牛肉とは違って、もっとさっぱりとして、癖も無く、不思議な肉だ。
  卵黄が円やかな味わいを演出して呉れ、タレも甘目で良い。

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 ◎「ラムロース肉」九八〇円
 …今度は脂身が有る羊肉を発注してみる。
  見た感じ、鴨ロース肉の様に、綺麗に白い脂身が付着している。
  流石に此れは生では無理の様で、脂身が透き通る位に焼き上げる様にと教授される。
  其の通りに焼き、頂いてみる。
  「上ラム肉」よりは多少は癖が有るが、其れでも全然臭味は無い。
  しっかりとした弾力の有る肉質で、噛むと脂が染み出して来る感じ。
  さっぱりとした「上ラム肉」との対比が面白い。

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 ◎「モンゴリアンライス」八八〇円
 …御替わりの「上ラム肉」や、じゃが芋を焼いたりし、ギスカンを堪能した後は、
  此れ又、テレヴィヂョンでなぎら健壱氏が薦められて食べていたのが此れ。
  「モンゴリアンライス」と言う代物で、〆の御飯物として頂く。
  元・仏蘭西料理のシェフだった店長が考案した物らしく、赤茄子ソースで羊の脛肉を煮込み、
  洎夫藍御飯を合わせた物で、此の手の腕白飯には妙に惹かれる。
  此れ又、脛肉は骨からホロッと解れ、丸で鶏肉の様な感じさえ受ける。
  此れに爽やかな酸味の有る赤茄子ソースが絶妙に混ざり合い、〆にはピッタリ。
  御茶漬けの様にサラサラと掻っ込めてしまい、予想以上に簡単に平らげられてしまう。

 麦酒二杯、烏龍ハイ二杯を頂き、衣服に臭いを付着させ、羊肉を満喫し、寒い中を帰る…。
 此れは絶対、再訪の価値有り。
  
十勝平野北浦和店 [ 焼肉、ホルモン ] - Yahoo!グルメ



住所: 埼玉県さいたま市浦和区常盤9丁目16-13
営業時間、定休日:
最寄り駅: 北浦和
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※2011年1月23日時点の情報です。
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