続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「メガガンジャ」【川越】

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◆「メガガンジャ」【川越】


 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …光陰矢の如しで、週末も瞬く間に過ぎ去り、今日から社会復帰。
  と言っても、普通に土曜日、日曜日と休んだに過ぎないのだが…。
  まあ、其れ位の忍耐を要する朝と言う事で、眠いし、寒いし、布団から動かざる事、山の如しだ。
  震える様な室内で身支度を整え、起床から十五分で家を飛び出す。
  駄目な独り者の典型だ…。
  埼京線に揺られ、今日は目立った遅延も無く、予定通りに池袋に着く。
  遣れば出来るじゃんか、JRさんよ。
  朝から残務を熟したり、打ち合わせをしたりで、忙しなく時間が過ぎて行く。
  午後から坂戸に出掛ける前に、池袋の「麺場 七人の侍」でつけ麺を啜ったのだが、
  携帯電話を持たずに出てしまった為、写真が撮れず、其の記事は生憎、割愛…。
  午後から坂戸に移動し、仕事を熟し、十九時前に蹴りを付け、家路を辿る。
  昼間の食事の記事が書けないと成ると、今日は何も記さないのも寂しいので、
  帰りの乗換駅の川越駅近辺に在ると言う情報を掴んでいた、此方を探して訪れてみる。
  川越で一番の有名店と言えば「頑者」で、其の系列店として「二郎」系の店が出来たと言う。
  此の「ひかり食品」系列では、「頑者」、「ラーメン ひかり/光」は訪れた事が有り、
  「UNDER GROUND RAMEN」と、「新横浜ラーメン博物館」の「頑者」は未訪。
  「頑者」の作り出す「二郎」系とは、一体どんな物なのだろうと期待を胸に勇んで出向く。
  「クレアモール」に入り、暫くして細い脇道に入ると、此方は在る。
  長い行列を覚悟したが、店外に行列は無く、店内には空席が有り、物凄い拍子抜け…。
  店内に入り、先ずは券売機で食券を購入し、「ラーメン」の釦を押して購入し、席に着く。
  昨年の秋に開店したばかりだが、既に床はヌルヌル、ツルツルして非常に滑り易い状態で、
  其の点からして「二郎」系っぽさが出ている…。
  其の後、立て続けに客が襲来し、店外に待ちが発生し、一足違いで難を逃れる。
  そうこうしていると、トッピングを訊かれる段に成る。
  「ヤサイ」、「アブラ」、「ニンニク」、「カラメ」の「全部で!」と御願いする。
  そして、期待に胸を躍らせる一杯が、目の前にドンと置かれ、席へと下ろす。
  見た感じは正しく「二郎」其の物で、荒々しく、野性味溢れる暴力的な食べ物だ。
  此方は蓮華の備えが無いので、丼を持ち、慎重に傾けつつスープを啜る。
  一口啜った印象としては、「カラメ」にした割りには甘辛さは感じられず、
  あっさり系の軽い感じで、衝撃が走る様な感覚は無く、仄かに甘味に包まれている感じ。
  其の昔、狂った様に毎週通い詰めた、「ラーメン富士丸 北浦和店」の味を思い出した。
  お次は、立ちはだかる野菜の山を遣っ付けねば成らない。
  茹で加減はクタッとした感じで、此の食感も「ラーメン 富士丸」に似ている様な気がする。
  刻み大蒜の味わいも正にそうで、同じ「テーオー」の大蒜を使用しているのだろうか…。
  そして、期待は麺だ。
  「頑者」系列と言えば、自家製麺を売りにしており、此方の麺が「二郎」系と組み合わさるなんて。
  箸で手繰ってみると、丸で武蔵野饂飩を髣髴とさせる極太麺で、強力な縮れが効いている。
  いざ、啜ると言うより喰らい付いてみると、ムッチリ、モチモチとした弾力と、
  歯を押し返さんばかりの強靭な腰が効いており、此れは食べ応え十分。
  噛むと、口の中でアウンアウン言ってしまいそうで、単に極太と言う言葉では片付けられない。
  縄の様な麺、否、ワイヤーの様な麺で、「ジャンクガレッジ」の「浅草開花楼」製の特注麺も吃驚。
  返す返すも、此の麺の感じも、「ラーメン 富士丸」の印象が重なってしまう…。
  豚はと言えば、バラ肉を巻いた分厚い物が一つ入り、味は「ラーメン ひかり」の叉焼
  味付けは薄めだが、スープに浸していると、トロッとして来て旨い。
  「二郎」系には珍しく、予め麺麻が入っている。
  総じて、麺は特筆すべき、強烈な印象を残して呉れたが、スープの翳が薄い様に感じられる。
  一口目でガツンと来る様な衝撃を期待していただけに残念な印象は否めない。
  今度来るとしたら、「まかない」かな…。