◆「塩そば専門店 まるきゅうらあめん」【池袋】
◎「塩玉そば」八〇〇円
…今朝は電車の遅延を報せる携帯電話の電子メール着信音で叩き起こされる事も無かったが、
朝の冷え込みの所為か、布団から這い出すのが辛く、モゾモゾしてみる…。
今週の最終日、何とか頑張って労働しますかね…。
今朝は珍しく、目立った遅延も無く、略定刻通りに池袋駅に到着する。
朝から、昨日終わらなかった仕事を熟し、顰め顔でパーソナルなコンピューターと睨めっこ。
目を瞬かせ、コンタクトレンズで目が乾き乍らも仕事を熟す。
午後からの面談を前に、十二時半過ぎに昼御飯を済ませておく。
昨日、「麺処 花田」に行ってしまったので、今日は全くの当て所無し。
あわよくば、今日も「麺処 花田」に行ければと内心目論見つつ、店へと行くと、
何てこったい、一〇人近い行列が出来ており、潔く諦める。
こう成ったら、「伝説のすた丼屋」にしようかと歩き始めるも、急遽、思い出す。
一度は行ってみようと、何度か試みるも、毎回、行列が出来ていて断念し続けた此方へ。
店の前には行列は無く、意を決し、店外に設えられた券売機と対峙する。
此方は塩ラーメン専門と言うのは知っているが、手書きの貼り紙に「裏そば」と言うのが有る。
今日は「塩油そば」と「カレー油そば」と言い、即決で、「カレー油そば」に惹かれる。
其の食券を購入するべく、券売機を眺め回しても、其れらしい釦は見当たらない。
何なんだ、一体…。
恐らくは、同じ価格の八〇〇円の食券を購入し、手渡す際に告げれば良いのだとは思うが、
万が一、違った時に恥を掻くのは御免なので、普通に「塩玉そば」と言うのにしてみる。
店は異様に狭く、端っこの席が空いているのだが、如何考えても入口からは辿り着けそうもなく、
すると、妙齢の女店員さんから、脇の調理場の入口から入る様にと促される。
過去、七、八〇〇軒のラーメン店を訪れていようが、厨房の入口から入ったのは初めて…。
狭いカウンター席に尻を捻じ込む様にして腰掛け、食券を渡し、冷水を飲んでジッと待つ。
店内には、店主のｉ－Ｐｏｄtと思しき機械から、「バレンタインデイ・キッス」。
会員番号八番だ…。
其れは兎も角、麺が細いので、出て来る迄に、そう時間は掛からない。
目の前に差し出された丼には、其れは其れは綺麗に透き通ったスープのラーメン。
元来。此の手の御上品な、さっぱり系の味は好まないのだが、有名店の味は頂いておかねば成るまい。
蓮華で先ずは、一口スープを啜ってみる。
僕の舌が馬鹿に成ったのか、随分と味が薄く感じられる。
ひょっとすると、味付けをし忘れ、白湯を啜っているのかと錯覚してしまう…。
此方の塩ラーメンへの拘りはと言えば、スープさえしっかりしていれば、
塩を其の儘合わせても旨いと言う考えから、塩ダレは使用せず、蒙古産の岩塩と、
アンデス産岩塩を使用し、研究を重ねた最高の配合で合わせていると言う。
スープは、大山地鶏と香味野菜のあっさりしたとした味が基本と成っている。
大山地鶏を二時間、灰汁が出切る迄煮込むと言う。
此の黄金色のスープは、丁寧に灰汁取りし、此の後、香味野菜等を入れ、
野菜の旨味を出し、弱火で二〇時間煮込んだと言うから、手が込んでいる。
最初は随分と薄口に感じられたが、徐々に舌が慣れ、中盤からは味わえる様になって来る。
すっきりとした味わいの中に、塩の持つ甘味がじんわりと感じられ、偶には良い。
麺は極細麺で、北海道産の小麦粉を石臼で時間を掛けてゆっくりと挽く事に因り、
熱を掛けずに小麦粉本来の風味が引き立ち、其処に、一般では流通していないと言う、
一流製粉会社に因る新開発の小麦粉を混ぜ合わせ、歯応えの有る特注麺に成ったと言う。
水は小麦に浸透し易い軟水を使用し、小麦と相性の良い赤穂の塩を使用との事。
喉越しが良く、ツルツル、スルスルと入って来て、心地好さが有る。
そして、具はと言えば、叉焼は炙られている。
炙り叉焼が其れ程に好きではなく、普通の物が良い人間にしたら、一瞬、戸惑ってみる。
然し、スープには動物性の油を使用していない為、叉焼を炙る事に因り出る脂が、
スープの味を引き立てる効果が有ると言うが、スープがあっさり、さっぱりしている分、
炙り叉焼は香ばしさや風味が強く、妙に合う気がする。
普通のラーメンに於いては諄い感じだが、あっさり系には良い。
味付け玉子は、齧ると中から黄身がドピュっと飛び出す位の半熟加減。
味は其れ程に染み込んでいないが、玉子だけ、妙に味が濃くても可笑しいだろう…。
スープは全て飲み干し、しっかりと塩気を摂る。
何せ、高血圧患者なのでね…。
朝の冷え込みの所為か、布団から這い出すのが辛く、モゾモゾしてみる…。
今週の最終日、何とか頑張って労働しますかね…。
今朝は珍しく、目立った遅延も無く、略定刻通りに池袋駅に到着する。
朝から、昨日終わらなかった仕事を熟し、顰め顔でパーソナルなコンピューターと睨めっこ。
目を瞬かせ、コンタクトレンズで目が乾き乍らも仕事を熟す。
午後からの面談を前に、十二時半過ぎに昼御飯を済ませておく。
昨日、「麺処 花田」に行ってしまったので、今日は全くの当て所無し。
あわよくば、今日も「麺処 花田」に行ければと内心目論見つつ、店へと行くと、
何てこったい、一〇人近い行列が出来ており、潔く諦める。
こう成ったら、「伝説のすた丼屋」にしようかと歩き始めるも、急遽、思い出す。
一度は行ってみようと、何度か試みるも、毎回、行列が出来ていて断念し続けた此方へ。
店の前には行列は無く、意を決し、店外に設えられた券売機と対峙する。
此方は塩ラーメン専門と言うのは知っているが、手書きの貼り紙に「裏そば」と言うのが有る。
今日は「塩油そば」と「カレー油そば」と言い、即決で、「カレー油そば」に惹かれる。
其の食券を購入するべく、券売機を眺め回しても、其れらしい釦は見当たらない。
何なんだ、一体…。
恐らくは、同じ価格の八〇〇円の食券を購入し、手渡す際に告げれば良いのだとは思うが、
万が一、違った時に恥を掻くのは御免なので、普通に「塩玉そば」と言うのにしてみる。
店は異様に狭く、端っこの席が空いているのだが、如何考えても入口からは辿り着けそうもなく、
すると、妙齢の女店員さんから、脇の調理場の入口から入る様にと促される。
過去、七、八〇〇軒のラーメン店を訪れていようが、厨房の入口から入ったのは初めて…。
狭いカウンター席に尻を捻じ込む様にして腰掛け、食券を渡し、冷水を飲んでジッと待つ。
店内には、店主のｉ－Ｐｏｄtと思しき機械から、「バレンタインデイ・キッス」。
会員番号八番だ…。
其れは兎も角、麺が細いので、出て来る迄に、そう時間は掛からない。
目の前に差し出された丼には、其れは其れは綺麗に透き通ったスープのラーメン。
元来。此の手の御上品な、さっぱり系の味は好まないのだが、有名店の味は頂いておかねば成るまい。
蓮華で先ずは、一口スープを啜ってみる。
僕の舌が馬鹿に成ったのか、随分と味が薄く感じられる。
ひょっとすると、味付けをし忘れ、白湯を啜っているのかと錯覚してしまう…。
此方の塩ラーメンへの拘りはと言えば、スープさえしっかりしていれば、
塩を其の儘合わせても旨いと言う考えから、塩ダレは使用せず、蒙古産の岩塩と、
アンデス産岩塩を使用し、研究を重ねた最高の配合で合わせていると言う。
スープは、大山地鶏と香味野菜のあっさりしたとした味が基本と成っている。
大山地鶏を二時間、灰汁が出切る迄煮込むと言う。
此の黄金色のスープは、丁寧に灰汁取りし、此の後、香味野菜等を入れ、
野菜の旨味を出し、弱火で二〇時間煮込んだと言うから、手が込んでいる。
最初は随分と薄口に感じられたが、徐々に舌が慣れ、中盤からは味わえる様になって来る。
すっきりとした味わいの中に、塩の持つ甘味がじんわりと感じられ、偶には良い。
麺は極細麺で、北海道産の小麦粉を石臼で時間を掛けてゆっくりと挽く事に因り、
熱を掛けずに小麦粉本来の風味が引き立ち、其処に、一般では流通していないと言う、
一流製粉会社に因る新開発の小麦粉を混ぜ合わせ、歯応えの有る特注麺に成ったと言う。
水は小麦に浸透し易い軟水を使用し、小麦と相性の良い赤穂の塩を使用との事。
喉越しが良く、ツルツル、スルスルと入って来て、心地好さが有る。
そして、具はと言えば、叉焼は炙られている。
炙り叉焼が其れ程に好きではなく、普通の物が良い人間にしたら、一瞬、戸惑ってみる。
然し、スープには動物性の油を使用していない為、叉焼を炙る事に因り出る脂が、
スープの味を引き立てる効果が有ると言うが、スープがあっさり、さっぱりしている分、
炙り叉焼は香ばしさや風味が強く、妙に合う気がする。
普通のラーメンに於いては諄い感じだが、あっさり系には良い。
味付け玉子は、齧ると中から黄身がドピュっと飛び出す位の半熟加減。
味は其れ程に染み込んでいないが、玉子だけ、妙に味が濃くても可笑しいだろう…。
スープは全て飲み干し、しっかりと塩気を摂る。
何せ、高血圧患者なのでね…。
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※2011年1月28日時点の情報です。
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