続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「イタリア厨房 Bois Toscana」【西大宮】


 …昨日。
  毎週、週末の休日だけを愉しみに生きている。
  週末と成れば、毎朝の寝起きの悪さも軽減され、時間に追われる事も無いのでゆっくり出来る。
  諸般の事情で九時に越谷に出掛け、十一時前に戻り、忙しなく過ごし、
  何とは無しに滅多に点けないテレヴィヂョンを観ていると、「王様のブラチン」もとい、
  「王様のブランチ」と言う番組で、旨そうなザーピーが出て来たのを観、
  俄然、一気にザーピーを食べたいと言う気持ちが沸沸と起こり、昼御飯は伊太利亜料理店に決定。
  何時も普通に通っている場所に在る伊太利亜料理店が、行列必至の人気店と知り、
  行列覚悟で着いたのは正午前だが、既に七組の待ちが発生しており、外の日向で待つ。
  勿論、花粉症が始まっているので、嚔と鼻水は出っ放しだが、何か…。
  そんな中で三〇分程待ち、漸く入店を許される。

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 ◎「ミモザサラダ」八一九円
 …口に出すと舌を噛みそうな、見慣れない片仮名の並んだメニューを眺め、
  折角、並んで迄入ったので、一週間分の野菜を摂取しようと、葉っぱを発注してみる。
  比較的、伊太利亜料理と大韓民国料理の味付けの野菜は好きだ。
  名前の響きだけで発注したは良いものの、どんな物かは分からない。
  出て来た代物を見ると、玉子のサンドイッチの具が乗っている。
  「大辞泉」では、「茹で卵の卵黄を裏漉し、或いは微塵切りにして、サラダの上に飾った物で、
  卵黄の黄色をミモザの花に見立てた名称」としてあるが、第一、ミモザの花が分からない…。
  レタスと其の他諸々の葉っぱ、赤ピーマン、黄ピーマン、赤茄子、オリーブの実が入り、
  味付けは酸味が効いたテレレが掛かっている様子。

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 ◎「マルゲリータ」一三四四円
 …さて、主役のザーピーはと言えば、専ら僕はマルゲリが好きだ。
  あれや此れやと具が乗り過ぎておらず、至って簡素な感じが良く、チーズも旨い。
  此方のザーピーの特徴として、「石釜と薪で焼き上げるパリパリもちもちの情熱ピッツァ」らしい。
  僕は「パスタ」、「ピッツァ」と言う小洒落た言い方が口に出すのも恥ずかしい位に嫌なので、
  ゲッティーはゲッティー、ザーピーはザーピーで良いと思うのだが…。
  さて、其の自慢のザーピーはと言えば、優に直径三〇センチメートルは有ろうと言う大きさ。
  此れを、ザーピーを切るコロコロで八等分し、早速、念願のザーピーに有り付く。
  赤茄子のソースの酸味が効いており、爽やかな酸味が心地好い。
  そして、モッツァレラチーズはあっさりとし乍らも円やかな味わいで、此れが良い。
  生地は薄く、表面はカリッと、パリパリした食感だが、中はモッチリとして、弾力が有る。
  卓上に置かれた辛い油を掛けて頂くと、一味変わって良い。
  まあ、値段的には決して安くないが、値段に見合った味と言う所か。

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 ◎「フレッシュバジルとモッツァレラチーズのカプレーゼ風」一二三九円
 …ザーピーを頂いたならば、ゲッティーも頂かない訳には行かない。
  あっちを立てれば、こっちら立たずと言うのでは申し訳無い…。
  店に着いた途端、店外に漂って来た大蒜の良い匂いに惹かれたので、赤茄子ソースの物が良い。
  訳の分からない片仮名が羅列されているので、何が何だか分からない儘、此れを発注。
  「カプレーゼ風」と言われても、肝心の「カプレーゼ」が分からないのだから話に成らない。
  と言う訳で、「大辞泉」に拠ると、「薄切りにしたトマトとモッツァレラにバジリコの葉をあしらい、
  オリーブオイルを掛けたサラダ」との事で、兎に角、赤茄子とチーズに葉っぱと油を掛けた物らしい…。
  当のゲッティーは、何とも言えない大蒜の良い香りが漂い、食欲を刺激する。
  此れ又、赤茄子のテレレがたっぷりと麺に絡み、酸味が心地好い。
  モッツァレラチーズがゴロゴロと入って糸を引き、酸味を和らげて呉れている。
  偶さか、伊太利亜料理を頂くと言うのは良いもので、伊達男にでも成った気分だ…。

~御負け~
 此の後、我が街に在る鉄道博物館に遅れ馳せ乍ら初めて行ってみる。
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