続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「えぼし麺 菜良」【茅ヶ崎】

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◆「えぼし麺 菜良」【茅ヶ崎


 ◎「えぼし麺」六〇〇円

 …毎朝の寝起きの悪さに加え、此の所、花粉症で参っている。
  尤も、花粉症の所為で熟睡出来ないが為に、寝起きが悪いと言う負の連鎖に陥っているのだが…。
  此の時期、コンタクトレンズ装用者にとっては、目がショボショボとして明いても居られず、
  今週月曜日に「三丁目 にしや食堂」を訪れた折、そんな僕を見るに見兼ねて、
  女将さんが眼鏡にした方が良いと助言を呉れ、其れに倣い、昨日から眼鏡生活をしている。
  四年も前に拵えた眼鏡の為、乱視が既に進行している御蔭で、今一見え辛いが、
  目玉が痒い時に目薬を点眼出来るのはせめてもの救いだ…。
  そんな花粉症を拗らせた身体で、今日は朝一で茅ヶ崎へ出掛ける。
  珍しく、電車の遅延も無く、遣れば出来るのに遣らないJRさんには困りものだ…。
  今日は余り忙しくは成らないだろうと高を括って行ったら、膝から崩れ落ちる様な状況で、
  俄かにすべき仕事が山積してしまい、せっせとせっせと精を出して労働する。
  十三時に成り、腹の虫も喚き散らし始めたので、昼御飯を摂る事にする。
  茅ヶ崎と言えば此方。
  偶にゃ、大蒜を摂取して花粉症の殺菌、消毒をせにゃならん。
  効果の程は分からないが、取り敢えず、何かには効くだろう。
  そう、白血球の少ない僕は、良質の白血球を増産せねば成らないので、其れに一役買うであろう。
  茅ヶ崎駅の地味な方の出口に渡り、路地を入り、此方を目指す。
  定休日で振られる事が多いが、今日は水曜日、ちゃんと営業している筈だ。
  ほら、しっかりと「営業中」の大きな木札が店頭に出ている。
  木戸を引いて中に入ると、運良く、一席だけ空きが有り、事無きを得る。
  着席すると直ぐに注文訊きが遣って来るので、早く決定せねば成らない。
  と言っても、頂く物は決定しているので、「えぼし麺」を発注し、
  トッピングは、前回の一月二〇日は、タレ多目にして、随分とスッキリとし過ぎてしまったので、
  今回は野菜、大蒜、脂に留め、新人らしい青年に御願いする。
  其の青年、入ったばかりなのか、要領を得ていない様で、彼是指導されて奮闘している。
  そして、一〇分程で「えぼし麺」を其の青年が運んで来て呉れる。
  野菜多目で御願いしたにも拘らず、如何見ても盛りが普通で、運の無さを発揮してみる。
  まあ、無料なので贅沢は言えないので我慢しよう…。
  気を取り直して、蓮華を手に取り、先ずはスープから啜る。
  前回はタレ多目の為、甘辛さが強烈で、スッキリ、キリっとした感じに成ってしまったが、
  今回は適度に甘辛く、豚骨の感じも出ており、「二郎」系の中では軽い仕上がりだが、
  円やかさも感じられ、矢張り、タレ多目にはしなくて正解か。
  盛りの少ない野菜の上には、大量の背脂が淡雪の様に降り注ぎ、そんなに脂は要らないから、
  其の分、野菜をしっかり盛って呉れと言いたいが、愚痴は止そう…。
  野菜は適度にシャキシャキ、クタクタっとして、此の背脂がしんなりとさせているのだろう。
  麺は極太の縮れの効いた物で、自家製麺らしく、不揃いな感じが良い食感を生んでいる。
  内蒙古産のかん水を使用した極太自家製麺で、茹で時間に五、六分要すると謳っている。
  強靭な腰を堪能すると言うよりは、モッチリとした弾力を愉しむと言った趣き。
  徐々に刻み大蒜がスープに溶け出し、麺を持ち上げる際に一緒に絡んで来て、
  刺激的な味わいに変貌し、何かの殺菌に役立ちそうで良い。
  豚はと言えば、何時もは全体的に少々固目で、余り好きな部類ではないが、
  今日のは赤身の部位はホロッと解れ、脂身はプルンと柔らかく、味も染みていて美味。
  久し振りの大蒜摂取に、何とか、午後からの煩雑な業務へのやる気に繋がる…。