続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「東部湯の丸サービスエリア上り線」【東御】

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◆「東部湯の丸サービスエリア上り線」【東御】

 ◎「小二郎ラーメン」七八〇円

 …日曜日。
  須坂での財津和夫氏の素敵なリサイタルに酔い痴れ、生で好きな歌を聴き、
  感動が冷め遣らないが、如何せん、日曜日の晩に未だ長野県に居る。
  翌日からは一週間が始まり、仕事が待ち受けており、サザエさん症候群ならぬ、
  財津さん症候群に陥りそうだが、自動車を走らせ、帰らなければ成らない。
  二〇時前に須坂を出、須坂長野東インターチェンジから上信越自動車道に入る。
  車内では勿論、当日、財津氏が生で歌った曲を再生し、復習してみる。
  何せ、高等学校一年生か二年生の頃から、二〇年弱ずっと心酔しており、
  僕の身体の成分の数パーセントはチューリップで出来ていると言って良かろう…。
  財津氏の歌声の余韻に浸るのも良いが、そろそろ、晩御飯を摂らないと翌日に障る。
  横川サーヴィスエリア迄は時間が掛かりそうなので、燃料を入れがてら、
  其の手前の東部湯の丸サーヴィスエリアで晩御飯をちゃっちゃと済ます事にする。
  券売機で食券を購入する軽食の区画は、日曜日の夜にも拘らず、結構混雑している。
  何にしようかとメニューを眺め、半ば、「もつ煮定食」に決まり掛けた其の刹那、
  「小二郎ラーメン」と言う、胡散臭い、何とも引っ掛かるメニューを発見。
  数日前、書店で「二郎」系のラーメンだけを記載した書物を立ち読みしていた折、
  東部湯の丸サーヴィスエリアでも「二郎」系を出していると言う記事を読んだのを、
  其の時に漸く思い出すと言う、脳味噌の老化具合をまざまざと見せ付けられる…。
  図らずも、瓢箪から駒の様に、まさかこんな場所で「二郎」系が頂けるとは思いも寄らず、
  其の釦を押して食券を購入し、番号が呼ばれるのを硬い椅子に座って待つ。
  そして一〇分弱で、丸で病院で薬を渡されるかの様に呼ばれ、取りに立つ。
  サーヴィスエリアで「二郎」系と言う組み合わせに半信半疑で居ると、
  目の前には其れらしく模倣したラーメンが、盆に載せられて待ち構えている。
  席に戻り、其れをまじまじと見詰めると、萌やしの山の上には魚粉が振り掛けられている。
  蓮華を手に取り、妙に白濁したスープを啜ってみる。
  味はと言えば、「二郎」系とは似ても似付かない味わいで、カネシ醤油らしい甘辛さではなく、
  恐らくは此方で提供している「とんこつラーメン」と略同じと見え、其れで随分と白いのだ。
  表面には背脂が浮き、油膜が張り、コッテリ感だけは出ている。
  次は野菜の山を遣っ付けるが、野菜と言っても、萌やしのみだ。
  然も、卓上に醤油ダレが有るじゃなし、萌やしはシャキシャキ感が強い所為で、
  スープの味が染み込み難く、魚粉の風味が感じられるだけで、バリバリ喰らい付くには少々辛い。
  更には、此の萌やしの量が矢鱈と多く、スープの表面の下の方にも入り込んでいる。
  麺はと言えば、市販の生ラーメンの様な麺で、ツルツルとした、腰は余り感じられない物。
  麺は思ったよりも少ないのか、若しくは萌やしが多過ぎるのか、
  ラーメンを食べているんだか、萌やしを食べているんだか分からない…。
  豚は角煮の様な物が一個入り、此れがブリブリとして固さが有り、丸で駄目。
  八角の香りが強く、今に成って気付いたが、僕は此の八角が苦手らしい…。
  此のラーメンに関しては、高速道路のサーヴィスエリアでも「二郎」系が食べられる様に成った、
  と言う時代の変化に価値は有るが、味に関しては改善の余地は多々有ろう。
  
東部湯の丸サービスエリア上り線 [ 洋食 ] - Yahoo!グルメ



住所: 長野県東御市祢津2075-5
営業時間、定休日:
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※2011年4月19日時点の情報です。
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