日曜日。
先月の十三日、あの忌まわしい大震災の二日後に予定されていた財津和夫氏のリサイタルに、
二〇〇八年六月十四日、二〇〇九年六月十三日に続き、三度目の御誘いを受けていたが、
勿論の事、延期を余儀なくされ、其の振り替え公演が四月十七日に設定され、
臆面も無く、尻尾を振る犬の様に、喜び勇んで御言葉に甘えて出掛ける。
事前に、前回、二〇〇九年六月十三日のセットリストをi-Podのプレイリストに作成し、
予習も万全に当日に臨み、席は何と、前から六列目、「か列30番」の好位置。
寄席もすっかり御無沙汰と成った昨今、久し振りに生の生きた舞台を観るのは興奮する…。
先月の十三日、あの忌まわしい大震災の二日後に予定されていた財津和夫氏のリサイタルに、
二〇〇八年六月十四日、二〇〇九年六月十三日に続き、三度目の御誘いを受けていたが、
勿論の事、延期を余儀なくされ、其の振り替え公演が四月十七日に設定され、
臆面も無く、尻尾を振る犬の様に、喜び勇んで御言葉に甘えて出掛ける。
事前に、前回、二〇〇九年六月十三日のセットリストをi-Podのプレイリストに作成し、
予習も万全に当日に臨み、席は何と、前から六列目、「か列30番」の好位置。
寄席もすっかり御無沙汰と成った昨今、久し振りに生の生きた舞台を観るのは興奮する…。
●「財津和夫ライブ&トーク」須坂市文化会館メセナホール(二〇一一年四月十七日)
1.I Wanna Hold Your Hand
2.愛の力
3.白いシャツの君
4.サイドシート
5.My Dear
6.私から年老いたあなた方へ
7.そしてまたあなたへ
8.「ストーヴ」
9.ぼくがつくった愛のうた
10.Naked Heart
11.この世の端でも
12.WAKE UP
13.心を開いて
14.急行の停まる街
15.ふたつめのクリスマス
16.愛はちっとも難しくない
17.切手のないおくりもの
18.心の旅
19.青春の影
20.サボテンの花
EC1.虹とスニーカーの頃
EC2.夢中さ君に
1.I Wanna Hold Your Hand
2.愛の力
3.白いシャツの君
4.サイドシート
5.My Dear
6.私から年老いたあなた方へ
7.そしてまたあなたへ
8.「ストーヴ」
9.ぼくがつくった愛のうた
10.Naked Heart
11.この世の端でも
12.WAKE UP
13.心を開いて
14.急行の停まる街
15.ふたつめのクリスマス
16.愛はちっとも難しくない
17.切手のないおくりもの
18.心の旅
19.青春の影
20.サボテンの花
EC1.虹とスニーカーの頃
EC2.夢中さ君に
恒例の映像を使用した演出や、財津氏の「枯れた」話術が今回も健在。
すっかり歳を取った事を自虐的に話し、会場の中高年には受けが良い。
九曲目迄の前半が大人し目に編曲されるも、前回、前回と比べると、バックバンドが多く入っている。
然し、グッと聴かせると言った感じで、全盛期の様な張りの有る、伸びやかな声ではなくなったが、
還暦を過ぎ、説得力を孕んだ何とも染み入る感じで中々だ。
大幅にセットリストも入れ替わり、驚きは一曲目、ビートルズから入るとは。
勿論、テンポも落とし、バラード調で歌い上げる。
シングル曲ではない、アルバム収録曲が続き、久し振りに聴いたが良いものだ。
そして、バックの面々が引っ込み、財津氏独りでキーボードの弾き語りの八、九曲目。
此れで毎回泣かされる…。
今回も人知れず、暗闇を良い事に号泣してみる。
周りの小母様も、ハンカチーフを手に涙している方も居られる。
一〇分間の休憩を挟んだ後、一〇曲目からはバンド編成で賑賑しく始まる。
ドラムとベースは前回、前々回からの面々で、一見、ハードロック風だが、
此のベテランの二人がどっしりとしているので、安心感が有る。
流石、皆、名うての演奏家で、原曲にも忠実に対応している。
財津氏のソロデヴュー第一弾シングル「WAKE UP」当たりから盛り上がり始め、
「心を開いて」はチューリップ初期の名曲で懐かしい!
そして、「皆さん、此の歌知ってますか?」と言って歌い出したは良いものの、音程を外したのは、
「みんなのうた」で御馴染み、「切手のないおくりもの」。
場内大合唱と成り、何かの自己啓発セミナーの様に成る…。
其の後の立て続けのヒット曲攻勢が凄かった。
アンコール一曲目は初のセットリスト入りの「虹とスニーカーの頃」。
最後は矢張り「夢中さ君に」で、「財津さん!」と言う茶色い掛け声が飛び交う。
歌詞の「大きな地震が起きた時の為に 二人乗りの気球を作ろう」と言うのが図らずも、
今回の大震災で延期と成った公演で聴くと言うのは因縁めいている…。
又しても、心に潤いが齎された感じで、心の洗濯が出来、此れから少し頑張れそうだ。
すっかり歳を取った事を自虐的に話し、会場の中高年には受けが良い。
九曲目迄の前半が大人し目に編曲されるも、前回、前回と比べると、バックバンドが多く入っている。
然し、グッと聴かせると言った感じで、全盛期の様な張りの有る、伸びやかな声ではなくなったが、
還暦を過ぎ、説得力を孕んだ何とも染み入る感じで中々だ。
大幅にセットリストも入れ替わり、驚きは一曲目、ビートルズから入るとは。
勿論、テンポも落とし、バラード調で歌い上げる。
シングル曲ではない、アルバム収録曲が続き、久し振りに聴いたが良いものだ。
そして、バックの面々が引っ込み、財津氏独りでキーボードの弾き語りの八、九曲目。
此れで毎回泣かされる…。
今回も人知れず、暗闇を良い事に号泣してみる。
周りの小母様も、ハンカチーフを手に涙している方も居られる。
一〇分間の休憩を挟んだ後、一〇曲目からはバンド編成で賑賑しく始まる。
ドラムとベースは前回、前々回からの面々で、一見、ハードロック風だが、
此のベテランの二人がどっしりとしているので、安心感が有る。
流石、皆、名うての演奏家で、原曲にも忠実に対応している。
財津氏のソロデヴュー第一弾シングル「WAKE UP」当たりから盛り上がり始め、
「心を開いて」はチューリップ初期の名曲で懐かしい!
そして、「皆さん、此の歌知ってますか?」と言って歌い出したは良いものの、音程を外したのは、
「みんなのうた」で御馴染み、「切手のないおくりもの」。
場内大合唱と成り、何かの自己啓発セミナーの様に成る…。
其の後の立て続けのヒット曲攻勢が凄かった。
アンコール一曲目は初のセットリスト入りの「虹とスニーカーの頃」。
最後は矢張り「夢中さ君に」で、「財津さん!」と言う茶色い掛け声が飛び交う。
歌詞の「大きな地震が起きた時の為に 二人乗りの気球を作ろう」と言うのが図らずも、
今回の大震災で延期と成った公演で聴くと言うのは因縁めいている…。
又しても、心に潤いが齎された感じで、心の洗濯が出来、此れから少し頑張れそうだ。