続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 宝来」【釧路】

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◆「ラーメン 宝来」【釧路】

 ◎「日替わり定食(鮪納豆丼)」七〇〇円

 …ロークシ滞在二日目の晩は、初日の昼間に出掛けた「港の味道楽 虎いち」に御邪魔し、
  前回のロークシの際にも堪能した「カキのガンガン焼き」、即ち焼き牡蠣やザンギ、
  色々な物を平らげ、八人で三万円超えの会計も、大満足で夜を終える。
  今朝も宿の朝食を頂き、柳葉魚フライ、筋子、塩辛、なめ茸、納豆と、
  御飯のおかずに最適な物が取り揃えられており、御飯は二膳頂戴する。
  余談だが、こう言った取り放題の朝食で、野菜を取った例が無い…。
  今日は三日間の中でも暖かく、風は冷たいものの、底冷えする様な感じではない。
  幾ら暑がりの僕でも、其処迄涼しくなくて宜しい…。
  仕事はと言えば、近年稀に見る捗捗しさで、気分的にも可也楽だ。
  朝一から、少しでも早く、完璧な状態で仕事を終える様に努める。
  今日は何時もより少し早目に、十二時半頃、昼御飯を摂りに出掛ける。
  とは言え、昨日に引き続き、朝御飯をしっかりと頂き過ぎた所為で、全く以って空腹感は無い。
  然し、晩御飯迄、間が空くので、頂ける時にちゃんと頂いておくのが鉄則。
  例によって、飲食店の選択肢が非常に乏しい為、彼是と思案して昼食難民に陥るのは避けたいので、
  耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、前日にも訪れた此方へ三人して転がり込む。
  外観からして、普段であれば絶対に入らない様な雰囲気が漂っており、
  港町の場末のラーメン屋と言った感じで、店の扉を開けるのに躊躇ってしまう…。
  店頭の黒板には日替わり定食が記されており、ラーメン屋なのに「鮪納豆丼」の文字。
  一応、北海道第四のラーメン、釧路ラーメンを提供する「麺遊会」の会員らしい。
  店に入り、威勢の良さそうな小母ちゃんが今日も居り、出迎えて呉れる。
  席に着き、折角なので御当地の釧路ラーメンを頂こうと、さっき迄は固く誓っていたのに、
  如何も、ラーメンの味を期待させない雰囲気と言うか、本能的に回避したのか、
  件の日替わり定食の「鮪納豆丼」に何と無く惹かれ、其れを発注してしまう。
  まあ、七〇〇円と言う価格で此れが頂けるならば、十分に許せるであろう。
  そして、十五分から二〇分程待ち、盆に載せられた「鮪納豆丼」が遣って来る。
  想像では、御飯の上に鮪と納豆が別々に盛り付けられているものと決め付けていたが、
  予め、醤油ダレと一緒に絡めて混ぜ合わされており、此れは此れで、混ぜる手間が省けて良い。
  丼を抱え、此の手の料理は勢い良く、豪快に掻っ込まないと駄目だ。
  ヅルヅルと粘っこい音を立てる納豆は、善く寿司で使用される碾き割り納豆ではなく、
  普通の粒の大きさの納豆で、僕は此の方が好みだ。
  鮪はブツ切りの物がゴロゴロ入り、納豆の粘り気、葱、醤油味とが渾然一体と成って絡み合い、
  御飯との相性も勿論抜群で、腕白中年はこう言う物が堪らなく好き。
  気取らずに、ガツガツと喰らう食べ物と言うのは、如何してこんなに惹き付けられるのだろうか。
  昨日の「豚丼」から考えたら、此の「鮪納豆丼」は良く、在り来たりの物だが美味しく感じられる。
  午後のもう一頑張りの栄養分と成りそうだ…。