続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「和食&ラーメン 北斗」【たんちょう釧路空港】

◆「和食&ラーメン 北斗」【たんちょう釧路空港

 …水曜日からの二泊三日の釧路での仕事は、至って順調に恙無く進捗し、
  十四時半には終了し、九人して帰路を辿る準備を整える。
  然し、帰りの飛行機は二〇時十五分発と、時間迄は相当時間が残っている。
  宿に預けた荷物を受け取り、各々、パーソナルコンピューターで仕事をしたり、
  観光に出掛けたり、思い思いに時間を過ごし、一先ず、十五時四十五分発のバスで、
  少しでも東京に近付くべく、たんちょう釧路空港へと早くも移動する。
  四十五分で飛行場に到着するも、当然、荷物も預けられず、待合所で残務を熟したり、
  土産物を購入したり、雪隠に行ったり、出来得る限りの時間潰しをする。
  十八時を過ぎて荷物を預けて身軽に成り、暫しボーっとした後、
  十九時に晩御飯を摂って帰ろうと、飛行場内に在る飲食店に三人して入る。
  海鮮物の丼と、御当地・釧路ラーメンを提供する店に決定する…。

 ◎「サッポロクラシック」五八〇円
 …十九時を過ぎたので、三日間の労を労う意味でも飲酒して良かろうと、
  北海道と言えばサッポロビールを置いている所が多く、此方は「サッポロクラシック」。
  先々週の札幌出張の際も感じたが、「サッポロクラシック」率が可也高い気がする。
  残念乍らジョッキではないが、麦酒には変わり無いので許してやる。
  肌理の細かい白い泡が綺麗で、一週間の疲労を呑み干す様に、黄金色のプリン体を呷る。
  釧路は冬の寒さだが、室内は暑い位なので、冷たい麦酒が美味しく感じられる。
  真冬に暖房の効いた室内でアイスクリームを頂くのと同じ良さが有る。

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 ◎「鮭たゝき丼」一一五〇円
 …店頭に掲げられた海鮮丼の中で、値段と見た目の旨さの均衡が取れていたのが此れ。
  「鮭たゝき丼」との事で、普段、寿司屋でも鮭は滅多に頂かないが、
  何と無く、物凄く旨そうな写真に惹かれ、三人揃って発注する。
  麦酒を呷り、仕事の愚痴を肴に出来上がりを待つ。
  こうして口に出すだけで、不思議と発散出来るものだ…。
  そして、未だ麦酒を三分の一しか呑んでいない所へ、早々に丼が運ばれて来る。
  尤も、店内には他に客も少ないので致し方有るまい。
  丼には、御飯の白が見えない程、一面に鮭が敷き詰められている。
  「鮭たゝき丼」と言うだけあり、表面は軽く炙られており、僅かに焦げ目が付いている。
  其れにしても、もう少し貧相な物を想像していたが、此れならば価格相応だろう。
  山葵醤油を溶き、ドバッとぶっ掛け、掻っ込む準備を整える。
  鮮やかな橙色の鮭を摘んで頂くと、炙った香ばしさがフワッと感じられ、
  身は、炙って余計な脂を落とした為か、執拗さは無く、ネットリとした鮭特有の味わいが、
  口内一杯に拡がる様で、此れは麦酒の摘みとしても、丼物としても良く合う。
  ともすると、脂が強過ぎて、脂臭味が出てしまい、目も当てられない鮭が有るが、
  決して、高級感溢れる感じではないが、普通に美味しく、釧路最後の食事としては十分だ。
  釧路を訪れた初日の昼御飯は「港の味道楽 虎いち」で「サーモン刺身定食」に始まり、
  「鮭たゝき丼」に終わり、奇しくも、普段は鮭を食べない癖に、初っ端と〆が鮭とは。
  一〇〇円回転寿司店で、何かに洗脳されたかの様に、狂った様に鮭を喰い散らかす餓鬼が居るが、
  強ち、其の気持ちが分からなくも無く、久し振りに頂くと旨さが再認識出来るのだろう。

 此の後、たんちょう釧路空港二〇時十五分発、東京国際空港行き、
 翼の折れたエンジェルこと、日本航空一一四八便に乗車し、冬の気配が残る釧路を後にする…。   

和食北斗 [ その他 ] - Yahoo!グルメ



住所: 北海道釧路市鶴丘2
営業時間、定休日:
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※2011年4月23日時点の情報です。
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