◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
…今週の最終日も、吃驚する位に汗をかき、此の灼熱の暑さは勘弁願いたい。
死んだ方が余程ましな気がするのは僕だけだろうか…。
浦和、大宮での仕事を汗だくで終え、ぐったりと打ちひしがれる様に帰る。
今週の〆は、此方に伺おうと決めていた。
先週は食中りで食が細ってしょぼくれていたので、二週間振りの御無沙汰。
店に入り、此処最近の懸案である蟋蟀似の客が居ないのを確認し、
ホッと胸を撫で下ろし、テーブル席に腰掛ける…。
店内のテレヴィヂョンでは讀賣巨人軍対東北楽天ゴールデンイーグルスとの対戦が点いており、
ゆっくりとするには最高の環境に嬉しくなってしまう。
死んだ方が余程ましな気がするのは僕だけだろうか…。
浦和、大宮での仕事を汗だくで終え、ぐったりと打ちひしがれる様に帰る。
今週の〆は、此方に伺おうと決めていた。
先週は食中りで食が細ってしょぼくれていたので、二週間振りの御無沙汰。
店に入り、此処最近の懸案である蟋蟀似の客が居ないのを確認し、
ホッと胸を撫で下ろし、テーブル席に腰掛ける…。
店内のテレヴィヂョンでは讀賣巨人軍対東北楽天ゴールデンイーグルスとの対戦が点いており、
ゆっくりとするには最高の環境に嬉しくなってしまう。
◎「生ビール(中)」五〇〇円
…先ずはチンカチンカに冷えた冷やっこいルービーを発注。
此れに会う為に一週間頑張って労働したんだもの。
取っ手を持つのも冷たい位に真っ白に凍ったジョッキをしっかりと掴み、
喉元目掛けて、黄金色のシャーベット状の液体は流し込む。
嗚呼、何て旨いんだ!
爽快感が身体を突き抜け、此れが風呂上がりだったら尚良いだろう…。
…先ずはチンカチンカに冷えた冷やっこいルービーを発注。
此れに会う為に一週間頑張って労働したんだもの。
取っ手を持つのも冷たい位に真っ白に凍ったジョッキをしっかりと掴み、
喉元目掛けて、黄金色のシャーベット状の液体は流し込む。
嗚呼、何て旨いんだ!
爽快感が身体を突き抜け、此れが風呂上がりだったら尚良いだろう…。
◎「鶏の唐揚げ」五五〇円
…蟋蟀似の客も居ない事だし、今宵はじっくりと呑もうと決め、
定食ではなく、鶏の唐揚げを単品で発注し、麦酒の摘みとする。
こんがり狐色に揚がった鶏の唐揚げを、此方で頂くのは豪い久し振りだ。
如何せん、魅惑的なメニューが豊富なので、中々、順番が廻って来ない。
女将さんが持って来て呉れ、序に我が儘でマヨネーズを別皿で御願いする。
マヨネーズを塗して齧り付くと、表面はサクッと、カリッと香ばしく、
更に歯を押し当てると、肉汁がジュワーっと溢れ出し、肉質はプリップリ。
全盛期の淡口選手の尻の振り方位、プリップリ…。
味付けも大変宜しいので、一気に食べてしまうのが惜しく、ゆっくりと味わいつつ、
麦酒との相性も抜群で、此りゃ最高だわぃと喜びに浸っていると、背後で店の扉が開く。
嫌な雰囲気を察知し、恐る恐る振り返ると、出たーっ!蟋蟀!
然し、店内は満席で、蟋蟀の座る余地は無い。
すると、何と、四人掛けの席に座っている僕のテーブルに来て、事も有ろうか相席に…。
何も僕だって、何もしていない人間を目の敵にしたりしない。
義理を欠く様な、不道徳な行いを過去にしたので、其れは絶対に許さない。
其の蟋蟀が僕の斜向かいに座り、隣りのテーブルの顔馴染みの禿頭の男と話している。
男の御喋りは大嫌いなので、余計に気分が悪くなる。
御蔭で、知りたくもないのに蟋蟀が昭和二十八年一〇月生まれと言う情報迄仕入れてしまう。
此れじゃ、折角の旨い鶏の唐揚げが台無しだ…。
◎「夏野菜のカレー」八〇〇円
…鶏の唐揚げには何の罪も無いので、しっかりと美味しく頂き、後は食事を頂く。
今日の御薦めを記した黒板には「あんかけもやし丼」と「夏野菜のカレー」とな。
萌やしは蟋蟀みたいなので止し、呑んだ〆にカレーも乙だろうと「夏野菜のカレー」を発注。
野菜と言うのが気に成るが、旬の物を頂くのであれば、此の際、已む無しと諦める。
具は茄子、赤茄子、ピーマン、ニュー玉葱、玉蜀黍と但し書きがしてある。
そして、盆に載せられ、遠目から見ても具がゴロゴロ入った具沢山と分かるカレーの登場。
御飯よりも具の方が多いのではないかと思う程、食べ応え十分のカレーだ。
匙を手に取り、一口掬って頬張ってみる。
カレーは此方の定番の「牛すじカレー」を基にしていると見え、牛筋のプルプルが入っている。
全体的には赤茄子の爽やかな酸味が効いており、中濃ソースの材料の様な具が多い所為か、
何とは無しに中濃ソースを掛けた様な味わいがし、味が濃くて良い。
そして、少し食べ始めた所で、女将さんがじゃが芋と玉蜀黍を別皿で持って来て呉れる。
玉蜀黍と記されている割りには入っていないなと思っていた所だった。
此れ等を全部カレーに投入し、明朝、雪隠で再会しそうな程の量だ…。
蒸かしたじゃが芋のホクホク感と、玉蜀黍の甘味が加わる。
何だか、具沢山のカレーを食べていると、「ジャワカレー」の岩城滉一気分だ…。
旨いカレーを頂きつつ、野球中継は我が讀賣巨人軍が勝ち越し、良い気分で居ると、
事も有ろうか、勝手にチャンネルを変える不道徳な年配客が居る。
僕が来た時からずっと点いており、恐らくは其の前から点いていただろう状態で、
且つ、店内には僕を始め、座敷席のゆとり世代の男子大学生も観ていると言うのに、
何の断りも無く勝手に変え、変えるのならば店内の全員一人一人に意思を確認してからにしろ!
先日の蟋蟀然り、身勝手で利己主義で、周囲に気を遣わない、遣えない人間が多過ぎる。
其れは良い歳をした大人だろうが、年端も行かない子供だろうが同じだ。
不道徳な人間は絶対に許せず、幾ら子供でも、其れは親が親として堕落したからで、
躾も碌に出来ない癖に、子供を作る行為だけが好きな挙句に出来てしまったのは言語道断。
外に出ると、余計な事でストレスを感じるので嫌だ。
益々、住み難い世の中に成った事を憂い、家に帰って野球中継を観る事にする…。
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※2011年6月3日時点の情報です。
ID:0000302098
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