続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 凛」【渋谷】

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◆「ラーメン 凛」【渋谷】

 ◎「カレーチーズ」一〇〇〇円

 …こうも毎日暑いと生きていたくない。
  暑いと言うのは何一つ良い事が無い、否、有る筈が無い…。
  夏と言う季節が存在する意味が分からないし、第一、頭が可笑しく成りそうだ。
  此の暑さの所為で、何か事件が起きても何ら不思議ではない。
  暑い中、背広を着込み、満員電車に詰め込まれる。
  何とか窓付近を確保し、窓を開け、外気を取り込み、少しでも涼を求める…。
  満員電車を降りたら既にクタクタで、決死の思いで池袋駅に降り立つ。
  朝から会議やら、残務やら、余計に汗が噴き出し、拭うのが容易じゃない…。
  午後からは都内を巡る業務の為、取り敢えず、渋谷へ向かう。
  此れが毎週木曜日の御決まりだ。
  そして、此方に御邪魔するのも御決まり。
  「のスた」系列の此方は、今回で四度目の訪店。
  過去、「ポン酢」、「みそ」、「しょうゆ(スープ無し)」を頂いている。
  四度目の今回は、前回に続いてプースー無しの新メニュー「塩ラー油」とも迷ったが、
  ラーメンの「カレーチーズ」にしようと、店に着く前に決定する。
  神南小学校下の交差点から坂道を上がり、路地に入り、到着。
  入口と軒先が開け放たれ、プンオーな雰囲気で、造りは小洒落たバーの居抜きだろう。
  店に入ると略満席に近く、運良く空いていたカウンター席に通される。
  直ぐ様、「カレーチーズ」を発注し、前払いし、大蒜を入れて貰う様に御願いする。
  其の後は、冷水を只管に呷る。
  一人に付き、ピッチャー一つが宛がわれているので、心置き無く、存分に飲み続ける。
  夏は一日に一体、何リットルの水分を摂るのか分かりゃしない。
  止め処無く、次から次へと噴き出して来る汗が、憎くて憎くて仕方が無い…。
  程無くして、暑がりの中年の前に、熱いラーメンが運ばれて来る。
  暑いんだから、喰わなきゃ良いのにと、自分でも本気で思う…。
  野菜の上にはカレールウが掛けられており、見た感じ、チーズの姿は見えない。
  卓上の割り箸と蓮華を取り、先ずはプースーから啜る。
  カレーは野菜の上にのみ掛けられ、プースーは普通の醤油味だろうと予測して啜ると、
  プースー自体がカレー味で、カレー味のタレを使用し、豚骨スープで割っているのだろう。
  非常に円やかで、辛いのが駄目な僕でも安心して頂けるが、スパイシーさも其れなりに備わっている。
  野菜の山を遣っ付けつつ、カレールウを溶かし乍ら食べ進める。
  野菜の茹で加減は相変わらず良く、シャキシャキとクタクタの中間で好みだ。
  麺は、店内の製麺機で打たれる自家製麺で、カウンター内には日清製粉のオーションの袋が山積み。
  緩い縮れの効いた太麺は、平打ちで平らと言うか潰れた断面。
  モソモソ、ボソボソとした口当たりで、モッチリした弾力と、適度な腰も有り、麺に味わいが有る。
  麺を食べ進めると、全体的に円やかさが増して来る。
  麺を手繰ると、何と無く糸が引いているのが見え、そうか、チーズは中に忍ばされているのだ。
  コクが増し、カレーの辛味も緩和され、ズーチー好きとしては堪らない。
  勿論、此れには大蒜も良く合う。
  野菜の山に埋もれた煮豚は、プルンプルンのトロットロでホロトロ感たっぷり。
  味付けは薄目だが、噛んだ時の食感が心地好く、「煮豚の角切りと高菜のごはん」が気に成る。
  食後は蒸し風呂から出たばかりの様な、酷い醜い状態で、汗は殆ど豚骨スープで自分が嫌だ…。