続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「平禄寿司」【勾当台公園】


 …昨日から仕事で仙台に入り、二日目の仕事を終了する。
  滞り勝ちな事も多々有るが、現状、出来得る事を熟し、二日目を終える。
  四人して広瀬通の宿に戻り、今晩は各自自由行動と言う事に成る。
  昨晩は、仙台市内の別働隊と合流し、しこたま酒を呷ったが、今夜は独りぼっち…。
  何を頂こうかと逡巡し、牛タンは昨日の昼に頂いてしまったので、
  魚が良かろうと、回転寿司に決定し、昨晩、「三越」の近くで見付けた此方に伺う。

 ◎「アサヒスーパードライジョッキ」五一四円
 …店に着くと、丁度、中華人民共和国人風情の一行が会計を済ませており、
  席も片付けられていない様で暫し待たされ、席に腰掛ける。
  先ずは、取りも直さずルービーをしっかりと発注。
  店内は嵐が過ぎ去った後なので閑散としているのだが、一向に運ばれる気配が無い。
  痺れを切らして催促をすると、見事に忘れていた様で、完璧な放置プレイ。
  此の時点で、可也の大幅減点と成り、もう穿った見方しか出来なくなる。
  労働後の麦酒は確かに、頗る旨い。
  然し、もっと早く、忘れられずに出て来たならば、もっと旨い筈…。

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 ◎「鮮魚三貫」二三一円
 …麦酒が来ない間、廻る皿を取って、待ち構えていたのが此れ。
  「オーロラサーモン」、「生かつお」、「活〆ぶり」の三貫盛り。
  余りに麦酒が出て来ないものだから、随分と乾涸び掛けてしまっている…。
  先ずは、手前の鰹から頂く。
  今年は「鮨処 いっしん」でも初鰹は頂いておらず、其れも此れも、原子力発電所の影響だろう…。
  此方の鰹は可も無く不可も無く、当たり障りの無い、普通の旨さ。
  真ん中の鰤はと言えば、今冬、金沢で寒鰤を頂いてしまったので、其れには太刀打ち出来る訳が無い。
  「オーロラサーモン」はと言えば、名前は大仰だが、何て事の無い、普通に美味しく頂ける鮭。

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 ◎「びんちょうまぐろ大とろ」一六八円
 …お次は、此の手のチェーンの回転寿司店を訪れると、必ず頂くのが鬢長鮪。
  チェーン店では花形メニューだ。
  廻っていないので発注し、出て来た物は随分と薄っぺらな鬢長鮪。
  風が吹いたら、煽られて飛んで行ってしまいそうだ…。
  解凍して間も無いと見え、冷たさが有り、其れは良いのだが、食べ出が無い。
  脂が載って、鬢長鮪らしさは多少は出ているが、寂しさが漂う…。

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 ◎「アボカドサーモン」一三六円
 …続いても、チェーンの回転寿司店では欠かせない鮭を、ちょいと捻って、
  果物嫌いの僕が好んで頂く数少ない果物の一つ、アボカドと組み合わせた此れを発注。
  鮭を細かくした物とアボカドが軍艦に乗り、マヨネーズが掛けられている。
  鮭のコッテリとした濃厚な味わいと、マヨネーズのコクは非常に良いのだが、
  アボカドが熟れていないので、固さと青臭さが有るのが残念。

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 ◎「ねぎとろ」一三六円
 …今度も、チェーンの回転寿司店ではド定番の葱トロ軍艦を発注。
  普段、「鮨処 いっしん」では決して頂かないが、此の手の店に御邪魔すれば、
  郷に入っては郷に従えで、ちゃんと「鉄板」メニューを頂く様にしている。
  と言うより、そうした方が無難だからだ…。
  此方の葱トロも普通に美味しく頂ける味で、裏を返せば、此れがチェーンの良さでもある。

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 ◎「すじこ」一三六円
 …此の分では、長居は出来そうにない、否、長居したくない雰囲気なので、〆に向かう。
  何だろう、店内は空気が澱み、活気が薄れ、遣っ付け仕事感がヒシヒシと伝わって来るのが辛い。
  筋子はと言うと、勿論、「鮨処 いっしん」の物と比べる方が間違っている。
  スーパーマーケットで購入する筋子の様な味わいで、一三六円じゃ致し方有るまい。
  其れ以上を求める方が濃くと言うものだ…。

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 ◎「うずら納豆」一〇五円*二皿
 …もう、〆にする。
  取り敢えず、麦酒は二杯頂き、一番期待を裏切らなかったのが麦酒…。
  〆は、納豆と鶉の玉子と言う堪らない組み合わせで、此れは何処で頂いても当たり外れは先ず無い。
  醤油をドバッと掛け、宛ら、玉子納豆掛け御飯の様な感じで、粘粘、ヅルヅルした感じが好き。
  チェーン店とは言え、海有り県なので期待を寄せたが、味もそうだが、
  店の雰囲気や造りに関しては、改善の余地は多々有る様に感じられる。
  何度も言うが、決して不味い訳ではなく、普通に美味しく頂けるので良いが、
  其れに付随する、飲食店の要素に苦言を呈したい…。