続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「元祖 田舎っぺ」【北上尾】

◆「元祖 田舎っぺ」【北上尾】

 …梅雨に逆戻りの蒸し暑く、ハッキリしない陽気にうんざり気味。
  梅雨明けの発表が妙に早いと思ったのだ、全く…。
  こんな陽気の中、今日は、先月の仙台出張の日曜出勤の代休を宛がい、経費を意識した活動をしてみる。
  昨晩は「居酒屋 やず」で酩酊して帰り、風呂に入り、購入したコンパクトディスクを聴き乍ら、
  冷房の風を直撃した状態で半裸で寝入り、夜中の三時半に目覚めると言う駄目さ加減。
  寝床に移り、朝は八時半に起床し、諸般の事情で越谷に出掛ける。
  彼是と野暮用を済ませ、昼御飯はツルッと喉の通りの良い物が良かろうと、
  個人的に、武蔵野饂飩に於いては一番だと思っている此方へと出掛ける。
  「熊谷北店」、「北本店」には御邪魔した事が有るが、此の「北上尾店」は初訪店。
  十三時前に到着すると賑わっているが、何とか席が空いており、すんなり入店出来る…。

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 ◎「名物きんぴら」二一〇円
 …どっかと腰を落ち着けた所で、饂飩は「肉ねぎ汁 重ね盛りうどん」を発注し、
  其れと一緒に発注したのが、此方では欠かせない金平牛蒡。
  野菜嫌いで有名な僕だが、此方の金平牛蒡は別格。
  極太の牛蒡と人参が、風味豊かな胡麻油で炒められ、ピリ辛の味付けが施されている。
  此れを摘みに麦酒を呷りたい程。
  シャキシャキとした繊維質の歯触りが良く、通じが付きそう…。
  正月に実家に帰り、祖母の拵えた金平牛蒡は全く以って頂かないが、
  此方の金平牛蒡は金を払っている手前、しっかりと、存分に味わう。

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 ◎「肉ねぎ汁 重ね盛りうどん」九四五円
 …金平牛蒡の味を堪能していると、一〇分強で饂飩が遣って来る。
  「重ね盛りうどん」は「もりうどん」二枚分と言う事で、二段重ねで饂飩が盛られている。
  「もりうどん」で四五〇グラム有ると言うから、九〇〇グラムは有る事に成る。
  此方の系列で頂くのは、二〇〇九年十二月十八日以来、一年半振り。
  饂飩は一本一本が太いので、箸で一本手繰るだけで十分。
  手打ちの為、不揃いな太さの饂飩を手繰り、醤油味の肉葱汁に浸して啜る。
  具は豚バラ肉と長葱がたっぷりと入り、汁に旨味が染み出しているのが容易に想像が付く。
  つけ汁は甘辛く、其れで居て、豚バラ肉の脂身の甘味や、葱の風味が加わり、相変わらず旨い。
  然し、味が少し薄く感じられるのは、塩分控え目に変えたのか、将又、僕の舌が馬鹿なのか…。
  何れにしても、つゆを吸った豚バラ肉はプルプルで美味しい事は間違い無い。
  饂飩はと言うと、口の中でアウンアウン言ってしまいそうな太さと存在感で、
  モッチリとした強烈な弾力と、シコシコとした強靭な腰を兼ね備えた逸品。
  久し振りに頂くと矢張り旨く、武蔵野饂飩を語る上で、此方は外せないだろう。
  九〇〇グラム有る饂飩だが、ラーメン、つけ麺で九〇〇グラムを食べろと言われたら無理だが、
  御案内の通り、一本が太くて重みが有るので、見た目の量的には其れ程でもない。
  そうは言っても、胃袋にズシリと来る重量感は流石で、腹持ちも良い。
  晩の二〇時を廻っても、一向に空腹感が無いのだから…。
  〆は、つゆを饂飩の茹で汁で割り、蕎麦湯感覚で頂戴し、満腹感を増大させてみる。