続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン ひかり」【川越】

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◆「ラーメン ひかり」【川越】

 ◎「野菜つけめん」八〇〇円

 …昨日。
  金曜日の晩に「居酒屋 やず」で「電氣ブラン」を堪能して酩酊して帰り、
  暑さで冷房を点け、其の儘、寝入ってしまい、夜中に起きて床に移動して眠る。
  最近、呑んだ後は何時もこうだ…。
  朝は八時過ぎに起床し、溜まった洗濯物を片付けるべく、洗濯機を廻して外出。
  昼前に戻り、洗濯物を曇天の下に、乾かないだろうと予想しつつも干す。
  あっと言う間に正午に成り、腹の虫も喚き散らし始めたので、再び出掛ける事にする。
  何と無く、ラーメン、つけ麺気分で、其処で直ぐ様に浮かんだのが此方。
  川越の名店「頑者」系列で、川越市の外れの工業団地の中にひっそり佇む。
  肥やしの臭いが漂う田園地帯を抜け、工場の点在する一画へ。
  此方を訪れるのは五月二十一日以来、三ヶ月振りの御無沙汰。
  運良く駐車場に空きが有り、急いで停めるも、運悪く、四人の集団に先を越される。
  要領を得ていない中年の婦人が居り、券売機の前で、何を食べれば良いのかと、
  他の同僚らしき男性連中にワーワーと話し掛けており、後ろに僕が待っている事など御構い無し。
  券売機の前で一分弱も狼狽された後、漸く、僕の番と相成り、速やかに食券を購入し、
  其の四人連れの集団の後ろに渋渋並び、店内に案内されるの待つ。
  勿論、此方で頂くのは「野菜つけめん」と決めている。
  四人連れが先に入った後、五分程でカウンター席に通される。
  食券の回収、客入れを行っているのは、「頑者」店主の弟にして、此方の店主御本人。
  如何やら、実際の調理は他に任せ、野菜を炒めたり、裏方に廻って、後任を育成している様子。
  大きな中華鍋に大量の野菜を炒め合わせ、角切り叉焼も投入し、つけ汁の具を拵えているのが見える。
  冷水を飲み乍ら、十五分程で待望の「野菜つけめん」が眼前に現れる。
  何時見ても、此の迫力は凄まじく、「二郎」系に優るとも劣らない荒々しさだ。
  彼是、此の「野菜つけめん」に出会ってから、一〇年近い年月が経とうとしている…。
  相変わらず、つけ汁は野菜が此れでもかと言う程に入っているので、
  此れに麺を手繰って浸すのが容易じゃない位で、腕白中年の心をグッと掴んで離さない。
  麺は勿論、「ひかり食品」の自家製麺と思しき、黄色を帯びた太目の平打ち麺。
  此れを手繰り、醤油豚骨のつけ汁に、野菜の隙間を縫って、捻じ込む様にして浸す。
  啜ると、表面はややざらつきが有り、適度な腰、モチモチした弾力が印象的。
  極太で、丸や四角の断面の麺が席巻する昨今だが、こう言った平麺は珍しくて良い。
  つけ汁は醤油豚骨と言えども、濃厚でコッテリと言う感じではなく、
  炒め野菜から醸し出される甘味、旨味が勝っており、意外にも執拗さは無いのが特徴。
  炒め野菜の味付けで使用されている、黒胡椒のピリッとした辛味が心地好い。
  又、炒めた野菜が大量に入っているので、プースーが冷め難いと言うのが有り難い。
  そして、麺と一緒に、汁気を存分に吸った炒め萌やし、キャベツを頂くと、何とも幸せ。
  具沢山どころの話ではなく、寧ろ、炒め野菜の方が主役ではないかと言う程だ。
  シャキシャキとクタクタの、僕の一番好きな火の通り加減で、ガッツリと、大口を開けて頬張る。
  具は他に、ホロッと解れ、しっかりとした歯応えの刻み叉焼がゴロゴロ入り、
  忘れられ勝ちだが、丼の底からは麺麻がひっそりと発掘される。
  言わずもがなだが、つけ汁の具が無くなる前に、麺の方が先に無くなってしまう…。
  最後はスープ割りなんて柔な真似はせず、しっかりと原液を味わい、全て飲み干す。
  黒胡椒のヒリリとした爽やかな辛さが、じんわりと汗を滲ませる。
  
ラーメンひかり [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ



住所: 埼玉県川越市大字鹿飼1426-6
営業時間、定休日:
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※2011年5月22日時点の情報です。
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