続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「餃子家 ふくろう家族」【大宮】

◆「餃子家 ふくろう家族」【大宮】

 …昨日。
  金曜日の晩に「居酒屋 やず」から酔い痴れて帰り、冷房を点け、長椅子で横に成り、
  其の儘、見事な迄に轟沈し、気付けば明け方四時過ぎ…。
  コンタクトレンズを外し、寝床に移動して寝入るも、七時前に父親から、
  「九時過ぎに電話する」と言う内容の電子メールで叩き起こされ、
  だったら九時迄、そっと静かに寝かせて置いて呉れよと思いつつ、其の後はまんじりとも出来ず。
  仕方無く、風呂に入り、「電氣ブラン」が抜け切らない身体の儘、ボーっと過ごす。
  性急な性格の長野県人は、人の迷惑を顧みず、思い立ったら直ぐに行動するので困る…。
  一〇時過ぎに身支度を整えて家を出、大宮の街へと出掛ける。
  武蔵野國一之宮・氷川神社へ出向き、所用を済ませ、蒸し暑い中、参道を歩く。
  余りの暑さで、ズボンの「*」に近い場所が、汗で濡れ、何だか、漏らしちゃった小父さんと言うか、
  一寸御洒落なホームレスの様な感じで、尻を隠す様にして歩く駄目な大人…。
  時刻は既に正午で、大宮駅近辺で昼御飯を摂る事にする。
  一の宮通りから、何と無く大宮区役所方向の道に折れ、「カレーハウス CoCo壱番屋」と、
  宮原の「和匠喜酒 かもん」の跡地に支店を出した、「タイ料理 マリタイ」と悩む。
  すると不意に、大宮に長く住んでいるので、其の存在は知っているものの、
  一度も入った事の無い餃子屋が目に留まり、単なる気紛れで、意を決して入ってみる。
  と言うより、此の暑さなので、餃子を摘みに麦酒が呑みたかったに過ぎない…。

 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …店内に入ると、節電の影響からか、普段からかは分からないが薄暗く、些か不安に成る。
  奥の方のテーブル席に陣取り、店内及び、メニューを眺め回す。
  見た感じ、街の中華屋と言ったメニュー構成だが、「餃子家」と冠しているので、
  餃子を売りにしているらしいが、店内は妙な脱力感に包まれている。
  其れより何より、こうも暑いので、此の日の口開けにと麦酒を発注。
  陽射しはないが、身体に纏わり付く様な、「重たい」暑さとでも言おうか、身体には堪える。
  昼日中から、こうして麦酒を遣れるのは、此の上無い幸せだと思う。

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 ◎「餃子・半チャーハン・しょうゆらーめんセット」九八〇円
 …麦酒だけでは何なので、主役の餃子を発注がてら、一緒に食事も発注してしまおう。
  流石、街の中華屋風な雰囲気なので、セット物は充実している。
  餃子、炒飯、ラーメンと、味に関して、決して多大な期待をしてはいけない感じが好きだ。
  僕は別段、美食家ではないので、普通に美味しく頂ければ良いのだ。
  全てが全て、目玉が飛び出る程に美味しくなくて良く、極普通に、何の問題も無く、
  至って普通に万人が食べられる料理、店、味が有って然るべきだと思っている。
  麦酒を呷って、身体の冷却作業を実施していると、盆に載せられて運ばれて来る。
  うん、こう言う感じの料理は、人間の日常生活に於いて不可欠だ。
  何の変哲も無い餃子、何の変哲も無い炒飯、何の変哲も無い醤油ラーメン。
  此れが良いのだ、こうでなくては駄目なのだ…。
  小皿に酢を多目、醤油少々、辣油は垂らさず、餃子のタレを完成させ、餃子を頬張る。
  餃子は五個で、大きさは「ぎょうざの満洲」と「餃子の王将」の中間位の大きさ。
  味に関しては勿論、想像通りの簡素な美味しさで、普通に頂ける。
  頬張った際の肉汁に関しては、「居酒屋 やず」の冷凍餃子の方に軍配が上がる。
  然し、麦酒の摘みとしては十分に成立するので、何ら問題は無い。
  炒飯も、予想を裏切らない味わい。
  米粒のパラパラ感は中々に出ているが、少々、油っぽさは否めないか。
  味付けは、個人的にはもっと化学調味料の味がした方が、身体に悪そうで好み。
  そしてトリは、見事な迄な街の中華屋の中華蕎麦と言った趣きのラーメン。
  そう、皆様の御想像通りのあの味だ。
  麺は縮れが効いており、餃子を摘みに麦酒を呑んで、放置プレイをしていると、
  どんどんプースーを吸収し、麺が太くなって行くのが分かる…。
  具は叉焼、麺麻、葱で、旧き良き時代の中華蕎麦と言った感じ。
  此れだけ炭水化物を摂取すれば、腹は十分に膨らみ、夜は一〇八〇円すると言うが、
  昼間なので一〇〇円引きと言うのを考えれば、其れなりには満足出来よう。