◆「鮨処 いっしん」【日進】
…昨晩。
昨日の日中は一体、何を遣っていたのだろうと、今、思い出すのが容易じゃないのは、
脳味噌がツーアルのマーハイに成ってしまったのかと危惧する面と、
思い返せない程、何もしていないと言う情け無い面とが綯い交ぜになる心持ちだ…。
そうだ、日中は転寝をし、駄ブログを更新し、心の師・大滝詠一師匠が出演のレディオを聴き、
「笑点」、「サザエさん」を観、サザエさん症候群を患ったんだった…。
そして、十九時半に家を出、毎度の此方へと出掛ける。
昨日の日中は一体、何を遣っていたのだろうと、今、思い出すのが容易じゃないのは、
脳味噌がツーアルのマーハイに成ってしまったのかと危惧する面と、
思い返せない程、何もしていないと言う情け無い面とが綯い交ぜになる心持ちだ…。
そうだ、日中は転寝をし、駄ブログを更新し、心の師・大滝詠一師匠が出演のレディオを聴き、
「笑点」、「サザエさん」を観、サザエさん症候群を患ったんだった…。
そして、十九時半に家を出、毎度の此方へと出掛ける。
◎「生ビール（中）」五八〇円
…店に入ると、中々の盛況で、四組十二人が犇めき合っており、入口直ぐのカウンター席に、
ひっそりと腰を下ろし、ママさんが持って来て呉れる麦酒を先ずは頂く。
此の日の口開けと成る麦酒は、矢張り、何時頂いても旨い。
爽快感を伴った苦味が心地好く、サザエさん症候群の特効薬と言えよう。
其れにしても、「アガリ下さい」、「サビ多めで」、「オアイソ御願いします」と、
通を気取っているんだか、其れが格好言いと勘違いしているんだか知らないが、
御職人の符丁を平気で使う客を見ると、閉口してしまう。
マスターが「御茶」と言っているのに…。
…店に入ると、中々の盛況で、四組十二人が犇めき合っており、入口直ぐのカウンター席に、
ひっそりと腰を下ろし、ママさんが持って来て呉れる麦酒を先ずは頂く。
此の日の口開けと成る麦酒は、矢張り、何時頂いても旨い。
爽快感を伴った苦味が心地好く、サザエさん症候群の特効薬と言えよう。
其れにしても、「アガリ下さい」、「サビ多めで」、「オアイソ御願いします」と、
通を気取っているんだか、其れが格好言いと勘違いしているんだか知らないが、
御職人の符丁を平気で使う客を見ると、閉口してしまう。
マスターが「御茶」と言っているのに…。
◎「新子」二三〇円
…此の所、小鰭は今が旬を迎える新子で出されており、今回は予め、「新子」と記されている。
こう記してしまうと、普段、小鰭なんぞ食べない客が、興味本位で食べ始め、
其の旨さに気付き、狂った様に同じ物を食べ続ける無粋な真似をされやしないか恐怖だ…。
三枚付け一貫と、二枚付け一貫と、大きさが異なる物を握って出して呉れる。
小鰭よりも小さい分、柔らかく、若くて青い感じが何とも言えず、唯一、夏の良さと言えよう。
◎「鰺」二三〇円
…生憎、此方の代名詞と言うべき〆鯖が売り切れてしまったと言う不運に見舞われる。
前述の様に、何処ぞの客が、此の旨さに驚き、家族ぐるみで何皿も喰い散らかしたに違いない…。
鰺はと言えば、鰯と並んで此の時期、最高の旨さを味わわせて呉れる。
口に入れるなり、トロンとした脂の載った舌触りで、身は適度に弾力が有ってプリップリ。
◎「生サンマ」二三〇円
…鰺の旨さを堪能し、麦酒を呷って、サザエさん症候群と闘病していると、
マスターが、此れ又、今が旬の秋刀魚を握って出して呉れる。
先週は三二〇円だったが、今回は二三〇円と、価格も安定して来た様子。
先週に続いて北海道産と言い、脂が載って、濃厚な味わいが愉しめ、秋の訪れを切に願う。
◎「やりいか」三二〇円
…壁に貼り出されたメニューを眺めると、久し振りに槍烏賊の入荷が有る様だ。
此方では、普通の「いか」は常時置かれているが、槍烏賊、墨烏賊は偶の入荷と成る。
サックリとした、噛み切り易い歯触りで、噛めばネットリとした甘味が拡がる。
此の深い甘味は、少し寝かせた烏賊でないと、こう言う旨さは味わえない。
◎「まぐろ」二三〇円
…烏賊の白を味わった後は、目出度い所で、鮪の赤を発注。
今回のは、本鮪だとマスターも自信を持って握って出して呉れる。
来い赤色が頼もしく見え、適度にネットリとした味わい、赤身特有の酸味、仄かな脂の載り、
其れ等が丁度良い均衡を保ちつつ、日本人の心・鮪の旨さを支えて呉れている。
◎「ぼたんえび」二三〇円
…此処最近はすっかりサーヴィス品として、三二〇円の所、二三〇円で提供されているので、
此の牡丹海老を頂かないと損だと言う強迫観念に駆られ、必ず頂く様にしている…。
そうは言っても、プリン体フェチは甲殻類は大好きで、プリッとした弾力と、
舌に纏わり付く様なネットリした深い、濃厚な味わいが堪らなく素敵だ。
◎「すじ子」三二〇円
…時計の針は、二十一時を指し示す時間のタイムだ。
そろそろ、退散する準備に入り、先ずは御決まりの、粒を指環にして贈りたい位の筋子…。
姫鱒の筋子と侮る勿れ、しっかりとした力強いプチプチ感は心丈夫で、
濃密な味わいが口一杯に拡がり、思わず、足の親指も礼を言っている。
◎「煮穴子」三二〇円
…〆は、此の駄ブログの稀有な読者の方なら御存知の穴子。
今回の穴子は、通常よりも小さい「メソ」との事。
添えられた山葵を載せて頂き、ふっくら、ふんわりとした口当たりは何時もと変わらず、
身も蕩けてしまいそうな程に柔らかい仕上がりで、正に、此方の珠玉の逸品と言って良い。
此の日は麦酒四杯を頂戴し、良い心持ちで帰宅する…。
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住所： 埼玉県さいたま市北区日進町2丁目1616-5
営業時間：11:30～14:30、17:00～21:30、定休日：水曜日
最寄り駅： 日進(埼玉県)
Yahoo!グルメでこの店舗のクチコミを見る
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※2011年6月13日時点の情報です。
ID:0000301944
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