続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「インドカレーハウス サニー・タージ」【上大岡】

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◆「インドカレーハウス サニー・タージ」【上大岡】

 ◎「Aセット(チキンカレー、ナン、マンゴーラッシー)」八四〇円

 …最近は、明け方に隣家の換気扇の排気口から油の臭いが吹き込んで来たり、
  厠から親仁の汚らしい鼻をかむ音や屁の音も聞こえて来るが、涼しい気配なので未だ許せる…。
  此処数日、心の臓が痛かったりで、余り熟睡も出来ず、死期を案じたりしなくも無い。
  納戸に大量に有る、奥床しい桃色映像は如何し様かとか、考えただけで恐ろしい…。
  其れはさて置き、今日も今日とて、身支度を整えて仕事と言う名の戦場へ行く。
  昨日と違い、今日はJRさんがやる気を見せた様で、遅延も無く、無事に湘南新宿ラインに乗車。
  ガッタンゴットンと揺られ、やっとの思いで横濱駅に辿り着く。
  既に陽射しも強さを増し、容赦無く照り付け、ヂリヂリと暑い。
  同僚の方と二人して、汗を滲ませつつ、黙々と仕事に没頭する。
  十三時に成り、仕事も切りが付いた所で、腕白ブラザーズの二人は昼御飯を摂りに出る。
  上大岡と言えば、専ら、此方で印度人でなくても、日本人でも吃驚するカレーが好きだ。
  同僚の方の了解を貰い、焼ける様な陽射しの中を出掛ける。
  店内に入り、一番奥のテーブル席に案内され、「ヨッコラセーノ、セーノ、セーノセ」と腰掛け、
  僕はと言えば、此方では頂く物は決まっている。
  カレーは「チキン」、「野菜」、「豆」の三種類の中から選択出来、
  勿論、宗教上の理由で肉しか食べられないので「チキン」で御願いし、
  米粒とナンが選択出来、此れ又、勿論、ナンで御願いする。
  そして、飲料は「マンゴーラッシー」で御願いし、程無くして、此方は出て来るのが早い。
  目を見張るのは、器から遥かに大きく食み出しているナンの大きさ。
  丸で、老婆の垂れた乳房の様で、白く、大きく伸ばして焼き上げられている。
  或る意味、パイオツカイデーだ…。
  先ずは、嫌いな物を先に遣っ付けたい性分なので、生野菜から片付ける。
  そして、漸く、カレーに取り掛かる事が出来る。
  熱熱のナンを千切れば、火傷しそうで、焦げ目が付いて香ばしさが感じられる。
  赤々とした鶏肉のカレーに浸して頬張ると、ナンはふっくら、フカフカとして実に旨い。
  柔らかさも有り、カリッとした所も有り、此の大きさも旨さを感じさせて呉れる。
  矢張り、此方のナンは秀逸な様に感じる。
  カレーはと言うと、此れ又、旨いと言うしか無い。
  鶏肉がゴロゴロ入り、其の旨味が十分に染み出たカレーは、ピリッとした辛味が有り、
  赤茄子が入っているのか、やや酸味も感じられ、生クリームが味を円やかにして呉れる。
  此のカレーの量も十分に有ると言うが心丈夫で良い。
  如何かすると、何度かナンを浸すと無くなってしまいそうな量の店も有る中、
  安心して、残りのカレーの量を心配する事無く頂けるのが嬉しい。
  鶏肉は繊維に沿ってホロッと解れる様な食感で、嬉しくなってしまう。
  うん、此れは印度人でなくても吃驚だ。
  食後はマンゴーラッシーの甘さで、カレーの辛さを和らげ、午後の業務に向かう。