◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
…猥雑で雑多な街・新宿で仕事を終え、新宿駅に向かう。
夕方、携帯電話に何度も電車の遅延を報せる電子的書簡が送信されて来ていたが、
未だに解消されていない様で、ＪＲさん御得意の大幅な遅延が発生している状況に、
暑さも相俟って、尋常ではない程の怒りを覚える。
第一、人身事故が起こったのは京浜東北線なのに、如何して湘南新宿ライン迄、
仲良く御付き合いして遅延する必要が、一体、何処に有ると言うのだ。
京浜東北線と並行して走っているからと言う理由だろうが、何で他を巻き込むのか。
他の路線に影響が出ない様にする技術なり、方式は無いのか。
国鉄時代から、何十年と鉄道事業を行っている割りには、其の辺が一向に改善されない。
電車は停まっていいるのだから、乗客は大人しく待っていれば良いと言う空気が伝わって来る。
何度も記すが、親方日の丸体質が抜けず、未だに殿様商売をしており、何処かの電力会社と一緒で、
其の内、運賃を値上げして、社員の給料を上げると言う暴挙に出る様な気がする…。
御蔭で無駄に乗り換えをさせられ、三〇分も遅れて辿り着く。
暑気払いと、怒りを収めるべく、恐る恐る此方へ出掛ける。
夕方、携帯電話に何度も電車の遅延を報せる電子的書簡が送信されて来ていたが、
未だに解消されていない様で、ＪＲさん御得意の大幅な遅延が発生している状況に、
暑さも相俟って、尋常ではない程の怒りを覚える。
第一、人身事故が起こったのは京浜東北線なのに、如何して湘南新宿ライン迄、
仲良く御付き合いして遅延する必要が、一体、何処に有ると言うのだ。
京浜東北線と並行して走っているからと言う理由だろうが、何で他を巻き込むのか。
他の路線に影響が出ない様にする技術なり、方式は無いのか。
国鉄時代から、何十年と鉄道事業を行っている割りには、其の辺が一向に改善されない。
電車は停まっていいるのだから、乗客は大人しく待っていれば良いと言う空気が伝わって来る。
何度も記すが、親方日の丸体質が抜けず、未だに殿様商売をしており、何処かの電力会社と一緒で、
其の内、運賃を値上げして、社員の給料を上げると言う暴挙に出る様な気がする…。
御蔭で無駄に乗り換えをさせられ、三〇分も遅れて辿り着く。
暑気払いと、怒りを収めるべく、恐る恐る此方へ出掛ける。
◎「生ビール（中）」五〇〇円
…店に着き、外から店内を覗き込むと言うのが最近の御決まりで、丸で、
日本放送協会の集金人の様な事をし乍ら、運良く、天敵が居ない事が確認出来たので入店。
席に着き、取りも直さずルービーを発注。
此の暑さ、ＪＲさんの怠慢、そして、天敵が居ない状況で呑める清清しさに乾杯。
真っ白に凍ったジョッキに注がれた、チンカチンカに冷えたルービーは格別。
一日の疲労を一気に吹き飛ばして呉れる様な爽快感で、嫌な事も忘れさせて呉れる。
喉元、食道を、冷たいプリン体が転げ落ちて行くのが感じられ、堪らない旨さ。
…店に着き、外から店内を覗き込むと言うのが最近の御決まりで、丸で、
日本放送協会の集金人の様な事をし乍ら、運良く、天敵が居ない事が確認出来たので入店。
席に着き、取りも直さずルービーを発注。
此の暑さ、ＪＲさんの怠慢、そして、天敵が居ない状況で呑める清清しさに乾杯。
真っ白に凍ったジョッキに注がれた、チンカチンカに冷えたルービーは格別。
一日の疲労を一気に吹き飛ばして呉れる様な爽快感で、嫌な事も忘れさせて呉れる。
喉元、食道を、冷たいプリン体が転げ落ちて行くのが感じられ、堪らない旨さ。
◎「春まき定食」六五〇円
…麦酒も二杯目に取り掛かり、未だ、奴さんの来る気配は無し。
扉が開く度、こちとら気が気じゃない…。
背後から刺す様な殺気を感じるのに怯えつつ、麦酒を呷る。
さて、そろそろ、食事を本気で考える時間のタイムだ。
今日の御薦めはと言うと、黒板には「秋なす牛すじ煮込カレー」、「さんまフライ」、
「さんまの梅肉はさみ揚げ」、そして、「春まき定食」としてある。
スーナーの入った、シーウーのジースーのレーカーも惹かれる。
魚の揚げ物は、トラウマと、宗教上の理由で食べられないので、泣く泣く回避。
「秋に巻いた」と添え書きされている「春まき定食」、うん、此れだ。
子供の頃、此れはトラウマには成らずに済んだが、春巻きも余り好きではなかった。
安っぽい冷凍食品でも喰わされたのか、良い印象が持てずに居たが、
毛も生え揃って、大人に成った頃から、如何言う訳だか、普通に食べられる様に成り、
今では好きな部類に入り、中華人民共和国料理店に行けば、可也の確率で発注する。
味覚と言うのは、歳をすると分からないものだ…。
盛り付けは三本と言う事で、一本を半分に斜めに切った状態で、竹槍の様に六切れが横たわる。
そう言えば、中学生の頃、「横田が横たわる」と言う駄洒落を考えたナァ…。
そんな如何でも良い事は置いといて、春巻きに取り掛かると言う重要な任務が僕には有る。
先に千切りキャベツとゲッティーサラダを遣っ付け、皿を神聖な状態にしてから頂く。
卓上の醤油をドバドバとぶっ掛け、添えられた辛子を塗して齧り付く。
パリッと、サクッと、何とまあ香ばしい音がし、「湖池屋」の「スコーン」の様だ。
あれは「カリッと」だったけな。
中からは餡がトロリと出て来て、麦酒を慌てて呑みたくなる。
春巻きの中には何が入っているのか知らないが、兎に角、素敵な美味しいものが沢山詰まっている。
別皿のマヨネーズを付けて頂くも一興。
マヨネーズは何にでも合う、魔法の白い調味料だ。
のりピーも、魔法の白い粉に手を出さず、魔法の白い調味料で我慢しておけば良かったのに…。
春巻きと御飯の相性も頗る良く、モリモリと頬張ってしまう。
嗚呼、こう言う定食は落ち着くなぁ。
今日は麦酒二杯を頂戴し、何と、奇跡が起こり、奴さんが現れないと言う幸運にも恵まれる。
良し、狙いは火曜日だな…。
良し、狙いは火曜日だな…。
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※2011年6月3日時点の情報です。
ID:0000302098
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