続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「居酒屋 27」【大和】

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◆「居酒屋 27」【大和】

 ◎「豚肉ねぎ炒め」七〇〇円

 …今週は月曜日の旗日から、大和での仕事の為、毎日通っている。
  如何せん、朝が早くて大変だ。
  六時前には起床し、引っ越して来て以来続けている朝食作りを実践している。
  食麺麭を焼き、ハムとチーズを敷き、其の上に目玉焼きを乗せ、紅茶と一緒に頂く。
  眠い目を擦り乍ら、覚束無い手付きでフライパンを操る姿は、如何も様に成らない…。
  押し込む様に食べ、身支度を整え、満員電車に揺られ、新宿経由で大和へ向かう。
  仕事の進捗も先ず先ずで、切羽詰っている感じも余り無いので、幾分は気が楽だ。
  そうは言っても、気を緩める事無く、自分の持ち場をしっかりと熟す。
  十三時に成り、待ちに待った昼休憩と成り、四人して食事に出る。
  向かう先は、昨年二月二日以来、一年八ヶ月振り、四度目の訪店と成る此方。
  店名の通り、夜は居酒屋に成るのだろうが、昼間は食事を提供している。
  老夫婦が切り盛りし、今日は秋休みと言う孫が手伝いをすると言う家族経営。
  チェーンの居酒屋の昼営業とは違い、家庭的な温か味と、「緩さ」が感じられ、僕は好きだ。
  発注してから、出て来る迄に時間が掛かるのは難点だが、昼休みの時間内であれば良い。
  座敷席に上がり込み、メニューを物色する。
  「今日のメニュー」と記されているが、前回も内容は略同じだった様に記憶している。
  九種類の中から選択したのは、前回と同じく、「豚肉ねぎ炒め」。
  豚肉と葱と言う、何とも言えない簡素さが、素材の味を最大限引き出して呉れそうな感じがする。
  出来上がりを待つ間、只管に携帯電話を弄り、「ケータイ国盗り合戦」の新しい遊び、
  「チャンバラ」が愉しくて仕方無く、時間が有るので、捗るので助かる…。
  時計の針は既に十三時三十五分を示しており、少し不安に成った頃、漸く出来上がって来る。
  さあ、急いで平らげよう。
  久し振りの対面を果たし、腹ペコの腕白中年は、腹が減って仕方無い。
  具は、豚肉、葱、人参のみで、名前の通りだ。
  味付けは塩と黒胡椒のみで、此れ又、至って簡素。
  過度な味付けがされていないので、素材の甘味すら感じられる。
  葱はシャキシャキとし乍らも、焼き目が付いて香ばしく、そして何より、
  火の通った葱と言うのは、トロットロに成り、甘味が数段増し、薬味で頂く葱とは違った顔を見せる。
  別段、葱が大好物と言う訳ではないが、深谷出身としては嬉しくもある。
  塩気も心地好く、黒胡椒のピリッとした爽やかな辛味も刺激的で良い。
  こう成ると、寧ろ、豚肉は脇役の様な感じすらする。
  尤も、存在感を誇示する程、量が入っていないと言うのも有るが…。
  そして、此方の定食には生玉子が付くので、玉子掛け御飯にして頂く。
  「豚肉ねぎ炒め」とおかずに、玉子掛け御飯と言うのも、或る意味、贅沢だ。
  味噌汁は、僕の好物の滑子と言うのも有り難い。
  少々慌しく、掻っ込む様に平らげるが、肉体労働の合間の食事として十分美味しく頂く。

 因みに、其の他の今日のメニューは…、
 ・「ぶり照やき」七五〇円
 ・「さんま塩やき」七五〇円
 ・「ゴーヤ炒め」七五〇円
 ・「しょうがやき」七五〇円
 ・「やき魚(さんま開き、しゃけ)」七〇〇円
 ・「ほっけ」七五〇円
 ・「野菜炒め」七〇〇円
 ・「ほうれん草炒め」七〇〇円