続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「なんつッ亭」【水戸】

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◆「なんつッ亭」【水戸】

 ◎「らーめん」七〇〇円+「のり」無料

 …今週は六連勤の為、一週間が矢鱈と永く感じられ、今日で未だ五日目。
  月曜日迄は、金曜日から三連休の予定だったが、急遽、出勤を命ぜられる。
  そうは言っても、仕事が有るだけ有り難い。
  今日も七時前に起床し、身支度を整え、二週間振りの水戸へ出掛ける。
  出張が無くなった今と成っては、偶さか、特別急行に乗車して出掛けられるのは気分転換に成る。
  特別急行と言っても、私鉄各線の課金されない電車ではなく、
  しっかりと料金を徴収するJRさんの特別急行だ…。
  埼玉県よりも放射性物質飛散量が多いであろう水戸に辿り着き、仕事に邁進。
  ベクレルだか、シーベルトだか、ヘクトパスカルだか知らないが、目に見えなきゃ分かるまい。
  病気を患って初めて、嗚呼、そうだったのかと知るしか無かろう…。
  そんな事を一々気に病んでいては仕事に成らないので、気にせず没頭する。
  十三時に成り、仕事も一段落した所で昼休憩を挟む事とする。
  水戸駅に直結した商業施設の中に、四店のラーメン店が鎬を削る一画が在り、
  一番最初は我が埼玉県代表の「支那そば 一本気」、前回は千駄木で大行列を作る人気店、
  「つけめん TETSU」の支店の「つけめんTETSU 壱の木戸」で頂き、
  今回は満を持して、「うまいぜベイビー」で有名なロイクーなラーメンの此方と決めて出掛ける。
  本店は神奈川県は秦野市渋沢に在り、嘗て、何度と無く訪れたお気に入りの店。
  最後に訪れたのは、二〇〇九年六月一日以来と言うから、二年と四ヶ月半振り。
  四店舗夫々、店員が店頭に出て、客の呼び込みに躍起に成っており、
  其の中でも、此方の店員は一番若くて綺麗で、日本三大ブスの産地として名高い水戸とは思えない程。
  券売機で「らーめん」の食券を購入すると、其のゆとり世代の別嬪ちゃんが、
  無料のトッピングが付けられると言うカードを渡して呉れ、直ぐにカウンター席に通される。
  食券と其のカードを手渡すと、「玉子」、「のり」、「一口めし」、「餃子3個」、
  其の何れかが無料で付くと言うので、何とは無しに海苔で御願いする。
  一〇分程で出て来たのは、プースーがロイクーなのではなく、海苔でロイクーなラーメン。
  海苔が覆い被さる様に載せられているので、プースーのロイクー加減が見えやしない…。
  先ずは、二年四ヶ月半振りと言う空白期間、ブランク永井を埋めるべく、プースーを蓮華で啜る。
  余りの懐かしさに、思わず唸ってしまいそうな其のロイクーなプースーの拘りは、
  骨の中の髄が出易い様に全て割り、二十四時間圧力を掛けてグッと煮詰め、
  更には、途中の灰汁抜きには余念が無く、濁りやえぐみを出さない様に心掛けていると言う。
  スープは幾つもの寸胴に火が掛けられており、色々な段階のスープを混ぜ合わせるらしい。
  此のプースーにロイクーの素であるマー油が入る。
  七種類の揚げ方で揚げた大蒜に胡麻油を混ぜ合わせて作り、苦味の中に香ばしさが感じられ、
  七つの風味がしっかりと封じ込められている言い、其の味わいは格別だ。
  クリーミーで円やかで、癖の無い豚骨スープに、香ばしい風味が効いている。
  麺は真っ直ぐな中細麺で、独自の小麦粉を使用し、粉の温度、かん水の温度、室内の温度と、
  日に依って異なるので、調整し乍ら毎日打たれると言い、粉の風味が感じられ、
  適度なボソボソ加減が残り、ツルツルし過ぎないのが良く、腰も弾力も有って旨い。
  叉焼は中々の大判の物で、ややパサパサ感が有るが、ロイクーなプースに浸して柔らかくする。
  創業以来注ぎ足していると言う秘伝のタレの染み込んだ味付けは及第点。
  そして、海苔はプースーを吸うとコッテリ感を帯びるので好きだ。
  磯の香りがしつつも、豚骨のコッテリとした味も併せ持ち、何とも言えない風味だ。
  勿論、プースーは全て飲み干し、豚と鶏の供養とする。
  「ぼくの空」と言う名前のラーメンも有る様なので、次回も此処かな…。