…昨晩はギスカンを頂いて帰宅した後、酔っ払って長椅子で轟沈し、
風呂にも入らず、夜中に寝床に潜り込むと言う、相変わらず駄目な暮らし振り…。
一体、何時に成ったら此の悪癖は直るのだろうか。
朝は八時に起床し、風呂に入り、朝御飯を食べ、溜まった洗濯物を遣っ付ける。
何だかんだ、テレテレとしていると、あっと言う間に昼。
月日が経つのが早く感じられる様に成っただけでなく、時間の経過も矢鱈と早い。
道理で歳を取ったものだ…。
はて、昼御飯は如何したものかのうと悩んでみる。
ふと、先週も訪れた此方で、未食の「味噌ラーメン」が有った事を思い出して馳せ参じる。
すっかり、日進の街に馴染み、根付いた此方は、歴とした有名店と言って良かろう。
絶えず、其れなりに客が入っている印象が有る。
店に着けば、店内は略満席で、券売機の前で手間取っている先客が鬱陶しい。
其の客が着席した所で、何てこったい、満席で待ちだ。
僕の人生、こう言う事が多い気がするのは、決して気の所為ではなかろう…。
券売機で「味噌ラーメン」の釦を押し、釣銭釦を押す際、誤って他の釦に触れてしまった様で、
「辛味増し」の食券が吐き出されて出て来る。
又しても何てこったいと舌打ちをし、食券を手渡す際、誤って押してしまった旨を伝え、
返金して貰おうとすると、他の「味玉」等に変更出来るがと、店員が打診して来る。
商売上手だな…と感服し、僕は断る事が出来ないので、半ば仕方無く、「味玉」を付けて貰う。
二、三分で着席出来、冷水を呷り、出来上がりを待つと、一〇分強で丼到着。
元来、味噌ラーメンと言う物は、味噌の味で誤魔化しが効いてしまう感じがして、
余程の有名店や、旨いと言う評判の店以外では、余り率先して頂かないのだが、
通い慣れ、「濃厚煮干しつけ麺」や「魚介豚骨つけ麺」の旨さに一目置いているので、
此方の味噌味ならば大丈夫だろうと言う事で安心している。
想像としては、此方の「濃厚煮干しそば」や「中華そば」の様なあっさり系のプースーに、
味噌を合わせたサラッとした粘性の低い物を想像していたが、其れを良い意味で裏切られる。
ドロッドロの濃厚なスープは、丸でポタージュスープの様な粘性の強い物。
そして、上には真っ黒いマー油が垂らしてあり、「なんつッ亭」を髣髴とさせる。
さあ、先ずは蓮華を沈め、此のドロッドロのプースーから啜ろう。
蓮華にベットリとプースーが纏わり付き、其れだけで粘度の高さが窺える。
味はと言うと、意外や意外と言うか、考えてみれば当たり前なのだが、
此方の一番の売りである煮干しの香りがフワッと香り、味噌の味と上手く混ぜ合わされている。
言うなれば、「濃厚煮干しつけ麺」のつけ汁に味噌の味わいを付加した感じとでも言おうか。
さて、肝心の味噌はと言うと、「らーめんダイニング ど・みそ」と言う店の味噌を使用と謳っている。
其の味噌の味わいは、然程強くなく、「味噌風味」と言った程度に控え目な印象。
豚骨や鶏ガラで取った出汁に煮干しを加えた出汁の方が勝っている。
余りに味噌の味が強過ぎると、如何しても誤魔化されている様に思えてしまう為、
此れ位に抑えて、出汁の風味が活きている方が、個人的には安心感が有って頼もしい。
マー油のコクも良い味を醸し出している。
そして、柚子の皮が添えられており、其の風味も有り、ゴテゴテとし過ぎない味に纏められている。
麺は恐らく、「濃厚煮干しそば」や「中華そば」で使用される麺と同じ細麺。
麺を持ち上げると、此れ又、ベットリとプースーが否が応でも絡み付く。
表面はツルツルとしており、多加水麺と思しき喉越しの良い麺。
適度な腰と弾力も効いていて旨い。
具は叉焼、貝割れ大根、菠薐草、刻み玉葱、そして、追加した味付け玉子。
叉焼は毎度の事乍ら、しっかりとした濃い味の味付けが秀逸で非常に好み。
今回は赤身の部位が多めで、パサパサ感がやや感じられたが、濃厚なプースーに浸しておくと良い。
味付け玉子は松崎しげる色をしていてロイクー。
箸で持っただけで黄身の半熟度合いが分かり、齧れば予想通り、黄身がトロッと溢れ出し、
ネットリとして味も良く染みており、此れからは好んで追加したくなる出来栄え。
へどろの様な濃厚なプースーは確りと全て飲み干し、汗だくで店を出る。
風呂にも入らず、夜中に寝床に潜り込むと言う、相変わらず駄目な暮らし振り…。
一体、何時に成ったら此の悪癖は直るのだろうか。
朝は八時に起床し、風呂に入り、朝御飯を食べ、溜まった洗濯物を遣っ付ける。
何だかんだ、テレテレとしていると、あっと言う間に昼。
月日が経つのが早く感じられる様に成っただけでなく、時間の経過も矢鱈と早い。
道理で歳を取ったものだ…。
はて、昼御飯は如何したものかのうと悩んでみる。
ふと、先週も訪れた此方で、未食の「味噌ラーメン」が有った事を思い出して馳せ参じる。
すっかり、日進の街に馴染み、根付いた此方は、歴とした有名店と言って良かろう。
絶えず、其れなりに客が入っている印象が有る。
店に着けば、店内は略満席で、券売機の前で手間取っている先客が鬱陶しい。
其の客が着席した所で、何てこったい、満席で待ちだ。
僕の人生、こう言う事が多い気がするのは、決して気の所為ではなかろう…。
券売機で「味噌ラーメン」の釦を押し、釣銭釦を押す際、誤って他の釦に触れてしまった様で、
「辛味増し」の食券が吐き出されて出て来る。
又しても何てこったいと舌打ちをし、食券を手渡す際、誤って押してしまった旨を伝え、
返金して貰おうとすると、他の「味玉」等に変更出来るがと、店員が打診して来る。
商売上手だな…と感服し、僕は断る事が出来ないので、半ば仕方無く、「味玉」を付けて貰う。
二、三分で着席出来、冷水を呷り、出来上がりを待つと、一〇分強で丼到着。
元来、味噌ラーメンと言う物は、味噌の味で誤魔化しが効いてしまう感じがして、
余程の有名店や、旨いと言う評判の店以外では、余り率先して頂かないのだが、
通い慣れ、「濃厚煮干しつけ麺」や「魚介豚骨つけ麺」の旨さに一目置いているので、
此方の味噌味ならば大丈夫だろうと言う事で安心している。
想像としては、此方の「濃厚煮干しそば」や「中華そば」の様なあっさり系のプースーに、
味噌を合わせたサラッとした粘性の低い物を想像していたが、其れを良い意味で裏切られる。
ドロッドロの濃厚なスープは、丸でポタージュスープの様な粘性の強い物。
そして、上には真っ黒いマー油が垂らしてあり、「なんつッ亭」を髣髴とさせる。
さあ、先ずは蓮華を沈め、此のドロッドロのプースーから啜ろう。
蓮華にベットリとプースーが纏わり付き、其れだけで粘度の高さが窺える。
味はと言うと、意外や意外と言うか、考えてみれば当たり前なのだが、
此方の一番の売りである煮干しの香りがフワッと香り、味噌の味と上手く混ぜ合わされている。
言うなれば、「濃厚煮干しつけ麺」のつけ汁に味噌の味わいを付加した感じとでも言おうか。
さて、肝心の味噌はと言うと、「らーめんダイニング ど・みそ」と言う店の味噌を使用と謳っている。
其の味噌の味わいは、然程強くなく、「味噌風味」と言った程度に控え目な印象。
豚骨や鶏ガラで取った出汁に煮干しを加えた出汁の方が勝っている。
余りに味噌の味が強過ぎると、如何しても誤魔化されている様に思えてしまう為、
此れ位に抑えて、出汁の風味が活きている方が、個人的には安心感が有って頼もしい。
マー油のコクも良い味を醸し出している。
そして、柚子の皮が添えられており、其の風味も有り、ゴテゴテとし過ぎない味に纏められている。
麺は恐らく、「濃厚煮干しそば」や「中華そば」で使用される麺と同じ細麺。
麺を持ち上げると、此れ又、ベットリとプースーが否が応でも絡み付く。
表面はツルツルとしており、多加水麺と思しき喉越しの良い麺。
適度な腰と弾力も効いていて旨い。
具は叉焼、貝割れ大根、菠薐草、刻み玉葱、そして、追加した味付け玉子。
叉焼は毎度の事乍ら、しっかりとした濃い味の味付けが秀逸で非常に好み。
今回は赤身の部位が多めで、パサパサ感がやや感じられたが、濃厚なプースーに浸しておくと良い。
味付け玉子は松崎しげる色をしていてロイクー。
箸で持っただけで黄身の半熟度合いが分かり、齧れば予想通り、黄身がトロッと溢れ出し、
ネットリとして味も良く染みており、此れからは好んで追加したくなる出来栄え。
へどろの様な濃厚なプースーは確りと全て飲み干し、汗だくで店を出る。
