◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
…昨日。
待ちに待った週末の休日だが、相変わらず、気分を害した儘で憂さは晴れない。
然し、朝は八時過ぎには起床し、家中のカーテンを開け放つ。
引っ越しして来て丁度一ヶ月経つが、築十七年と設備は旧いが、日当たりは良く、
特に居間は南向きなので、ジュディ・オング宜しく、南に向いている窓を開けて光を取り込むと、
何だか清清しく、目の前の畑で農作業をしている人が見えると、長閑が心が和む。
天気も好く、溜まった洗濯物を遣っ付けて干せば、直ぐに乾きそうな陽気。
十一時半に成り、徐に身支度を整え、外出する。
昼御飯を摂りに、少し家から遠くなった此方を目指して歩き出す。
未だ季節は夏なので、半袖で家を出れば、道行く人々が、僕を奇異な目で見る。
「だって、暑いんだから仕方無いじゃないか!半袖で、何か御前達に迷惑掛けているのか!」と、
心の中で文句を吐き乍ら、歩く事、二十二分。
勝って知ったる此方へ、三週間振りの訪問と相成る。
待ちに待った週末の休日だが、相変わらず、気分を害した儘で憂さは晴れない。
然し、朝は八時過ぎには起床し、家中のカーテンを開け放つ。
引っ越しして来て丁度一ヶ月経つが、築十七年と設備は旧いが、日当たりは良く、
特に居間は南向きなので、ジュディ・オング宜しく、南に向いている窓を開けて光を取り込むと、
何だか清清しく、目の前の畑で農作業をしている人が見えると、長閑が心が和む。
天気も好く、溜まった洗濯物を遣っ付けて干せば、直ぐに乾きそうな陽気。
十一時半に成り、徐に身支度を整え、外出する。
昼御飯を摂りに、少し家から遠くなった此方を目指して歩き出す。
未だ季節は夏なので、半袖で家を出れば、道行く人々が、僕を奇異な目で見る。
「だって、暑いんだから仕方無いじゃないか!半袖で、何か御前達に迷惑掛けているのか!」と、
心の中で文句を吐き乍ら、歩く事、二十二分。
勝って知ったる此方へ、三週間振りの訪問と相成る。
◎「生ビール(中)」五〇〇円
…地元の小学校のPTAのおっさん連中の間を潜り抜け、一番奥のテーブル席に陣取る。
自動車で来れば訳無いものを、態々、二十二分も掛けて歩いて来たには訳が有る。
そう、休日の最高の贅沢である昼酒を、チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーで愉しむ為だ。
偶の休み位、少し呑んだって良いじゃないのさ。
と言っても、毎晩、何だかんだで呑んでいるのは忘れた振りをし、ジョッキを傾ける。
歩いて汗をかいた後には、此の冷たさは最高の御褒美で、暑気払いには持って来い。
嗚呼、幸せだナァ~。
御通しは、子供の頃は全く食べられず、大人に成ってから好物に成った搾菜。
…地元の小学校のPTAのおっさん連中の間を潜り抜け、一番奥のテーブル席に陣取る。
自動車で来れば訳無いものを、態々、二十二分も掛けて歩いて来たには訳が有る。
そう、休日の最高の贅沢である昼酒を、チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーで愉しむ為だ。
偶の休み位、少し呑んだって良いじゃないのさ。
と言っても、毎晩、何だかんだで呑んでいるのは忘れた振りをし、ジョッキを傾ける。
歩いて汗をかいた後には、此の冷たさは最高の御褒美で、暑気払いには持って来い。
嗚呼、幸せだナァ~。
御通しは、子供の頃は全く食べられず、大人に成ってから好物に成った搾菜。
◎「むつ煮魚定食」八〇〇円+「とろろ」二〇〇円
…昼間の時間帯は、天敵の蟋蟀が居ないので、心置き無くゆったりとして酒が呑め、
麦酒も二杯目に突入し、気分も良い心持ちで、些か酩酊する。
さて、そろそろ食事を発注せねば成るまいなと、黒板の御薦めメニューと睨めっこ。
世間様は何でも、南瓜祭りの真っ最中の様で、僕は其の手の祭りに参加した事は無いが、
其れに因んだ「かぼちゃのメンチ定食」と言うのも有るが、南瓜が駄目なので回避。
他には、「むつ煮魚定食」と、「青森産とろろセット」と言うのが有り、此の二つで大いに悩む。
其れこそ、発熱しそうな位に…。
悩みに悩んだ結果、「むつ煮魚定食」に、単品でとろろを付けて頂こうと女将さんに発注。
運良く発注が通り、出来上がりを心待ちにする。
そして、盆に乗せられて配膳されるのは、至高の定食と言って良かろう。
キラキラと煮汁に脂が浮いたムツの煮魚は、此方では何度も頂いているが堪らない。
それに、僕の大好物である所のとろろが組み合わさるだなんて、一寸、奥さん!
早速、独り者にはとんと縁の無い煮魚から頂いてみようかしら。
箸でいとも簡単に解れる身は、柔らかさの中に、むっちりとした食感を秘めている。
此れがムツの良さだが、其れにしても脂が載って、蕩ける程に旨い。
煮汁の甘辛さも絶妙で、「甘からず、辛からず、旨からず」と言うダチョウ倶楽部のギャグは使えず、
思わず身悶えしそうな程に美味しく、慌てて御飯を掻っ込みたくなる。
うん、煮魚の中で、ムツは可也好きだ。
さてさて、とろろはと言うと、醤油をたっぷりと入れ、真っ白が一気に茶色く変色する。
御飯の中心部に窪みを作り、其処にセメントを流し込むが如く掛ける。
此れを汚らしい音を立てつつ、豪快に掻っ込むからこそ旨いのだ。
ちまちまと音も立てずに食べるなんて、其れならばいっその事、食べない方がましだ。
此れがとろろを食べる時の作法だろうに。
ムツととろろと言う堪らない組み合わせを美味しく頂き、日頃の憂さを発散する。
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※2011年6月3日時点の情報です。
ID:0000302098
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