続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「中華定食 点心拉満」【高田馬場】


 …昨晩。
  約五ヶ月振りの再会を祝して、「鳥やす本店」で旧交を温めたid190氏と僕は、
  河岸を替えるべく店を出て、高田馬場の街を徘徊する。
  何にしようかと話し乍ら歩き、鰐を食べに行こうかと決まり掛けた頃、
  不意に僕が、数日前、無性に青椒肉絲が食べたくなった事を思い出すと、
  意気投合して予定を変更して、氏が何度か訪れた事の有る中華料理店へ。
  形式張った中華料理店と言うよりは、街の中華料理店にチェーン店要素が加わった様な感じで、
  「中華定食」と謳っており、ラーメンを始め、一通りの物は揃っていそうだ。

 ◎「麦とホップ 中ジョッキ」三〇〇円
 …昼間から数えて、此の日、八杯目と成る酒は麦酒で。
  と言っても、壁には堂々と「麦とホップ」のポスターが貼られている。
  麦酒じゃなく、其の他雑酒に分類される物だが、中には、発泡酒や其の他雑酒を、
  麦酒だと偽って提供する飲食店が多い中、正々堂々としており、潔ささえ感じる。
  味はと言うと、勿論、麦酒と比べると味は劣るが、もう酔っ払っているので如何でも良い…。

イメージ 1
 ◎「生姜焼き」
 …僕が、生姜焼き、青椒肉絲、鶏の唐揚げは定食の王様だと賞した所、
  夫々、メニューに全て揃っているので、一気に単品で発注してみる。
  値段は酔っ払っていた所為か、控えるのを失念してしまったので悪しからず…。
  最初に出て来たのは豚の生姜焼き。
  生姜焼きは御飯のおかずだけでなく、確りと酒の摘みとしても成立する。
  ちゃんと、脇にマヨネーズが添えられているのも有り難い。
  味付けは甘目で、僕の好きな味付けだ。
  只、生姜の味だけが突出した辛い物は余り好みではなく、適度な甘味が無いと駄目だ。
  玉葱はショリショリした歯触りで、良い味を醸し出している。
  マヨネーズを塗して頂けば円やかになり、此のコッテリ感が堪らない。

イメージ 2
 ◎「ピーマンと肉の細切り炒め」
 …御目当ての青椒肉絲は、此方では「ピーマンと肉の細切り炒め」と命名されている。
  ピーマンが主役の様な気がしないでもないが、嫌いではないので良い。
  強火でサッと炒めて拵えられた料理は、ピーマン、筍、豚肉が入っている。
  中華人民共和国料理の良い所は、たっぷりの油で炒められているので旨い。
  ピーマンと筍はシャキシャキとした歯触りで、此れに豚肉の旨味が加わる。
  味付けはやや甘辛い感じで、此れ又、御飯のおかずに持って来い。
  思わず、単品で白米を発注しそうに成ってしまう。
  醤油が立った、さっぱりとした味付けの物も有るが、前述の通り、甘味も無いと旨くない。

イメージ 3
 ◎「鶏の唐揚げ」
 …最後は、揚げ物の鶏の唐揚げの御出座し。
  唐揚げと言う料理は、店に拠って、又、作る人に拠ってこんなにも味が千差万別なのかと思う程。
  味付けも、衣の感じも夫々に違いが有って面白い。
  さて、此方のはと言うと、衣はサクサク感が強く、フリッターの様な趣きが無いでもない。
  一軒目で秀逸な焼き鳥を頂いてしまった後なので、鶏肉に関しては引けを取ってしまう気がする。
  然し、揚げ立てと言うのは、揚げ物を一番美味しく食べられる状態なので、
  口の中を火傷しそうになりつつ、頬張って酒で流し込む。
  皿の脇にはマヨネーズとケチャップが添えられており、味を変えて頂いてみる。

 此方では其の他雑酒を二杯頂戴して退店し、更に河岸を替えるべく動き出し、
 氏が前から気に成っていたと言う「ダイニングバー アレイズ」と言う店に潜入してみる。
 すると、其処では集団が南瓜祭りの変装大会を催しており、取り敢えず入ってみる。
 麦酒とハイボールを呑み乍ら、「昭和ナポリタン」を摘みに、店内には八〇年代歌謡曲が流れ、
 南瓜祭りの乱痴気騒ぎを余所に、二人して佳曲に酔い痴れてみる…。

~御負け~
 「ダイニングバー アレイズ」の「昭和ナポリタン」。
イメージ 4