続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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 ◎「濃厚煮干しつけ麺(特盛)」七八〇円+「半肉増し」一五〇円

 …昨晩はid190氏と高田馬場でさんざっぱら呑み喰いし、電車を乗り過ごす事も無く、
  無事に帰宅したものの、長椅子でボーっとしている内に眠くなってしまい、
  風呂に入る気力も無くなり、体力の限界…と、千代の富士を気取って其の儘、轟沈…。
  何とかコンタクトレンズだけは外し、寝床に移動して寝たものの、
  焼き鳥の煙に塗れた身体の為、布団は少なからず煙臭く成ったに違いない…。
  淫夢を見たりしつつ、目覚めれば一〇時過ぎ。
  久し振りに休日に遅く迄寝ていた罪悪感に駆られて起床する。
  風呂に入って、染み付いた焼き鳥の煙を洗い流し、小ざっぱりとしてみる。
  其の後は、未だに決まらない引っ越し後の家具の配置を見直すべく、
  コンパクトディスクの棚を和室に移動したり、風呂上がりにも拘らず汗だくに…。
  そうこうしている内に、あっと言う間に正午を過ぎる。
  昼御飯の心配をしなくては成らないのだが、何も考えずに決めれば「ジャンクガレッジ」。
  一目散に飛んで行きたい程だが、余りに満腹に成ってしまうので、晩御飯に障るので困る。
  晩は勿論、言わずもがなの「鮨処 いっしん」だ…。
  と言う訳で、三週連続で最寄りのラーメン店の此方へ。
  歩いて出掛けられる距離に、安心出来る味のラーメン店が有ると言うのは、実に心丈夫だ。
  今日も夏日なので、半袖で歩いて出掛ければ、店頭に行列は無し。
  店内に入ると、券売機の前で先客二名が間誤付いており、性急な性格なので苛苛する。
  程無くして、券売機と対峙し、前回は「味噌ラーメン」を頂き、新しい味を堪能したので、
  基本に立ち返り、「濃厚煮干しつけ麺」に回帰し、「半肉増し」の釦も一緒に押す。
  そして、食券回収を促されたので厨房内を覗くと、此方の開店当初から暫く、
  此方を切り盛りしていた店主の方が久し振りに居り、何時もの柔和な笑顔で、
  「御久し振りです、何時も如何も」と挨拶を呉れ、僕の事を覚えていて呉れた様だ。
  程無くして席も空き、奥から二番目にすっぽり納まる。
  冷水を呷り、歩いて火照った身体を冷却し、出来上がりを待つのだが、
  頃合いが悪かったのか、配膳を待っている客が七人居り、十五分程で提供される。
  まあ、行列で待たされた訳ではないので、何ら苦も無い。
  「完全国産小麦麺」を謳う麺は、極太で、色はやや黄色を帯びており、
  箸で手繰ると、手に確りとした重量感が有り、力強さが感じられる。
  此れを、御馴染みのドロッドロの濃厚な汚泥の様なつけ汁にドブンと浸す。
  見た目は一見、滑子の味噌汁の様だが、そうではない…。
  勢い良く啜れば、煮干しの風味が柔らかくふわりと香り、鼻腔を駆け抜けて行く。
  此のとろみは滑らかで円やかな味わいで、遠くの方で一味唐辛子のピリッとした辛味が感じられるが、
  鶏ガラを中心とした豚骨等の動物系の出汁が遺憾無く、存分に出ている。
  旨いからと言って、麺をつけ汁にたっぷり浸し過ぎてしまうと、最後迄持たなくなるので、
  加減をしつつ浸し、配分を計算し乍ら啜るのが秘訣だ。
  今日の麺はモチモチ感が強めに出ている感じで、つけ汁もネットリと絡んで旨い。
  具の叉焼は、しっかりと味が染み、表面に香ばしさが感じられて秀逸だ。
  麺麻は、此処最近は普通の麺麻だったが、今回は元の通り、枕木の角材の様な極太の物に。
  サックリとして歯触りが良く、此れならば「メンマ増し」にすれば良かったと激しく後悔…。
  〆は勿論、スープ割りなんぞはせず、原液の儘、高血圧も何の其の、ヅヅヅと飲み干す。
  食後は言う迄も無いが、夏なので汗だくで、滴り落ちる汗を拭いつつ、挨拶をして後にする。